お菓子作りで重要な役割を果たすメレンゲ。フワフワとした食感を生み出すのに必要で、主に焼き菓子などで使われます。「卵白に砂糖を入れて混ぜるだけ」と思いきや、中々ツノが立たず失敗してしまった…という方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は
- ツノが立たない主な原因
- 失敗しないメレンゲの作り方
- 失敗したメレンゲの有効活用方法
この3つを紹介していきます!メレンゲ作りで苦い経験をしたことのある方は是非、最後までご覧ください。
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目次
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ツノが立たない原因は?
「調べた通りの分量を入れたのに…」「しっかり泡立ててるのに…」なぜかツノが立たない。今から上げる3つの中に原因があるかもしれません。
ツノが立たない3つの主な原因
- 砂糖の入れ方
- 混ぜる回数が足りない
- 油分と水分が混ざっている
砂糖の入れ方
1つ目の原因は砂糖の入れ方です。
砂糖を一度にすべて入れていませんか?実は砂糖を分けて入れることが大切なんです!「どうせ全部入れるんだから1回で入れても問題ないでしょ」と思った方、待ってください!一度にすべての砂糖を入れてしまうと卵白が重くなり、うまく空気を含んでくれません。そのため砂糖を入れる際は、2~3回に分けて入れていきましょう。
混ぜる回数が足りない
2つ目の原因は純粋に混ぜる回数が足りない場合です。
ハンドミキサーがあれば簡単ですが、手動で混ぜようと思った場合、約15分間一定のリズムで混ぜ続ける必要があります…。「がんばって混ぜ続けるしかないのか…」そう感じたあなた!実は冷凍庫で卵白を30分ほど凍らせることで、瞬時に泡立てることができちゃいます!
詳しくは「失敗しないメレンゲの作り方」で紹介していきます。
油分と水分が混ざっている
最後の原因は油分や水分が混ざっている場合です。
お菓子作りでは水や、油分のあるものを使うことが多いです。しかしそれがボウルやハンドミキサーなどに付着していると、まったく泡立たなくなってしまいます。また黄身と卵白を分ける際に、黄身が入ってしまうと同様に泡立たなくなってしまいます。。
「ちょっとくらいなら大丈夫」と思わず、事前にしっかりと拭き取っておきましょう。
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失敗しないメレンゲの作り方
ここからは失敗しないメレンゲの作り方と、失敗した時の対処法を紹介していきます。何度やってもうまくいかない方は以下の手順をマネしてください。
レシピ
- 油分や水分はしっかりと拭き取る:少しでも油分や水分、黄身が混ざっているとメレンゲはうまくいきません。作り始める前にしっかり拭き取っておきましょう。
- 30分冷凍した卵白を泡立てる:卵白は冷やしているほど、混ぜた時にツノが立ちやすくなります。また古い卵もツノが立ちづらくなるため、なるべく新鮮なものを用意しましょう。
- 2~3回に分けて砂糖を加える:卵白が白っぽくなり泡立ってきたら、砂糖を加えていきましょう。砂糖を入れる→混ぜる→砂糖を入れる、を繰り返しツヤが増しツノが立ったら完成です。
失敗した時の対処法は?
泡立て器で15分ほどかき混ぜてもツノが立たない場合は、一度冷蔵庫で冷やしてみましょう。メレンゲを作る場合は、低温であることが大切です。30分ほど冷やしてから混ぜることで、もしかしたらツノが立つ可能性があります。
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失敗したメレンゲの有効活用
メレンゲ作りに失敗してしまい、冷蔵庫で冷やしても変わらなかった。そんな時、メレンゲを作り直した方が良いでしょう。「じゃあ失敗したメレンゲは捨てなきゃ…」と思っているそこのあなた!実は失敗したメレンゲでもお菓子を作ることができます!
ラングドシャを作る!
ラングドシャは薄くて真っ白なクッキーです。小麦粉とバターに砂糖と卵白を加え焼き上げるお菓子なので、失敗したメレンゲでも十分活用することができます!必要な材料とレシピを見ていきましょう。
材料
- 失敗したメレンゲ
- 薄力粉
- バター
この3点を同量ずつ用意しましょう(メレンゲの量が30gだった場合、薄力粉とバターも30gずつ用意)。
レシピ
- オーブンを170℃に予熱する
- 失敗したメレンゲにバターを加え、混ぜ合わせる。バターはあらかじめ湯せんで溶かしておくと、混ぜやすくなります
- 薄力粉をふるって加え、さっくりと混ぜ合わせる
- クッキングシートの上に生地をスプーンで丸く落とす。焼くと平べったく広がっていくので、間隔をあけて落としましょう。
- 13~15分ほど焼き、焼き色がついたら完成
サクサクっとした軽い食感が楽しめます。抹茶やココアパウダーを入れアレンジしてみるのも良いでしょう。
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まとめ
「メレンゲのツノが立たない原因と失敗しない作り方」について説明しました。
この記事をまとめると
- 砂糖は2~3回に分けて入れる
- 卵白は冷やしたものを使用する
- 油分や水分はあらかじめ拭き取っておく
以上の3点を意識して、メレンゲ作りをしてみましょう。お菓子作りは非常に繊細です。「こんな感じでいいや」と妥協せず、手順をしっかりと守り作っていきましょう。
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