ラーメンの麺の種類は?太さ•原料•水分量の違い、スープとの相性

人気が落ちることなく、様々なタイプが登場する度にブームが起こる「ラーメン」

“ラーメン激戦区”とも呼ばれるエリアには、全国からお目当てのラーメンを食べるために開店前から並んでいるなんて光景もテレビなどで良く観られるのではないでしょうか。

今回は「ラーメン」の麺に注目していきます。

  • ラーメンの麺の種類とは??太さや特徴を詳しく!
  • 麺の種類×おススメラーメンをご紹介!
  • ラーメンのスープ×麺の太さを徹底調査!
などラーメンマニアで無い方でも、違いをわかりやすくご紹介していますので是非参考にされてラーメンを頂いてくださいね。

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ラーメンの麺の種類  

皆さんはラーメン店などで頂く麺の違いについてご存知ですか?

麺は主に小麦粉を原材料に作られているものが多く、「かんすい」と呼ばれるアルカリ塩水溶液を加えて作られていることが多いです。

太さの違いは何通り?

ラーメン麺は大きく

6種類の太さ
に分類されることが多いです。

  • 極細麺(28番)・・・1.1mm程度で、博多ラーメンなどによく使用されている
  • 細麺(26番)・・・1.15mm程度で、博多ラーメンや熊本ラーメンによく使用されている
  • 中細麺(24番)・・・1.25mm程度で、東京ラーメンや旭川ラーメンによく使用されている
  • 中太麺(22番)・・・1.4mm程度で、札幌ラーメンなどによく使用されている
  • 太麺(18~16番)・・・1.7mm~1.875mm程度で、白河ラーメンやちゃんぽんなどによく使用されている
  • 極太麺(14~12番)・・・2.2mm~2.5mm程度で、佐野ラーメン・喜多方ラーメン・沖縄そばなどに使用されている

などの種類があります。麺の太さの分類には明確な基準はないため、お店によって多少の違いがあります。

低加水麺

低加水麺(ていかすいめん)とは

加水率が30%以下の麺
のことで

  • 麺の水分量が少なくスープを吸収しやすいため、スープとの絡みが良い
  • 小麦粉の味わいが強く感じられる
  • 麺が硬めなため、水分をよく吸い麺が伸びやすい
  • 水分量が少ないため、保存性も高い
  • 短時間で行う替え玉にも向く

などの特徴があります。

多加水麺

多加水麺(たかすいめん)とは

加水率が35%以上の麺
のことで

  • 麺の水分量が多いためスープを吸収しにくく、スープと絡みにくい
  • 小麦粉の味わいは強くなく、モチモチとした食感
  • 麺が程よく柔らかいため、麺が伸びにくい
  • 水分量が多いため、保存には不向き
  • スープがこってり・ドロドロなどのラーメンによく合う

などの特徴があります。 

たまご麺

たまご麺とは

と小麦粉・水・塩などで作られた麺
のことで

  • 卵のほのかな甘みや風味を感じられる
  • 製法によっては、のどごしの良いもの・なめらかさ・コシ・モチモチ感・プリプリ感などを感じられる
  • シンプルな味わいなため、定番麺として中華ラーメンや冷やし中華などでも使用されることがある

などの特徴があります。

全粒粉

全粒粉麺(ぜんりゅうふんめん)とは

全粒粉と呼ばれる小麦の表皮・胚芽・胚乳を全て粉にした麺
のことで

  • 栄養価が非常に高い
  • ツルツル・もちもちとした食感が強い
  • 他の麺に比べて低カロリー・低糖質・グルテン量も少ない

などの特徴があります。

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どの麺がどんなラーメンに合う?  

ここからは、4種の代表的なラーメン麺はどんなタイプのラーメンと相性が良いのかご紹介していきます。

低加水麺

加水量が少ないため

茹で上がりも固めの麺に仕上がる
低加水麺の場合は
豚骨・塩味・清湯(ちんたん)などの繊細な味わいのスープ
によく合うと言われています。

低加水麺
麺とスープをしっかり絡ませて頂くラーメンにピッタリ!

多加水麺

加水量が多いため

茹で上がり時の麺のツヤや、もっちりとした食感
が特徴の多加水麺の場合は
魚介系のつけ麺・味噌・濃厚系・醤油などの濃厚な味わいのスープ
によく合うと言われています。

多加水麺
スープがドロッと濃厚な味わいのラーメンにピッタリ!

たまご麺

たまご麺は

太さや縮れ具合など種類が豊富で、素朴な味わい
が最大の特徴なため
醤油・味噌・中華そば・冷やし中華などの定番のラーメン
によく合うと言われています。

たまご麺
定番のラーメンにピッタリ!子供から大人まで食べやすい!

全粒粉

全粒粉麺は

栄養価が高く、低カロリー・低糖質・低グルテンでツルツル・モチモチ食感
なため
つけ麺・サラダ麺・和風系・あっさり魚介系スープなど
によく合うと言われています。

全粒粉麺
つけ麺や和風系のラーメンにピッタリ!女性やダイエット中の方に人気!

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どのスープと麺の太さが合う?  

ここからはラーメンスープと麺の太さの相性について詳しく見ていきましょう。

豚骨スープの場合

豚骨ラーメンの場合

多くはスープに馴染みやすい細麺タイプを使用
されているようです。しかし「家系」と呼ばれる豚骨ラーメンは「中太麺」など、豚骨スープの味わいやスープの質感によって麺の太さを選ばれることが多いです。

醤油スープ  

醤油ラーメンの場合も

多くはスープに馴染みやすい細麺タイプを使用
されているようです。たまご麺や縮れ麺なども相性が良く、使用されていることが多いです。

味噌スープ

味噌ラーメンの場合

多くはスープを吸収しにくい中太麺タイプを使用
されているようです。たまご麺や縮れ麺なども相性が良く、使用されていることが多いです。

その他

極細麺 細麺 極太麺
担々麺や中華麺 塩ラーメン・中華そば つけ麺・まぜそば・沖縄そば

などに多く使用されています。是非好みの麺を見つけてみてくださいね!

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まとめ

この記事をまとめると

  • ラーメンの麺は小麦粉を原材料とし、かんすいを加えて作られている。太さは全部で6種あるとされている。
  • 低加水麺(ていかすいめん)とは加水率が30%以下の麺のことで、茹でても固めでスープに絡みやすい
  • 多加水麺(たかすいめん)とは加水率が35%以上の麺のことで、モチモチ食感でスープに絡まない
  • たまご麺とはと小麦粉・水・塩などで作られた麺のことで、シンプルな味わいで子供から大人まで食べやすい
  • 全粒粉麺(ぜんりゅうふんめん)とは全粒粉と呼ばれる小麦の表皮・胚芽・胚乳を全て粉にした麺のことで、栄養価が高く低カロリー・低糖質・低グルテン

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