らっきょうの食べ過ぎで腹痛・下痢・おなら!対処法・毎日食べる効果

らっきょうは塩漬けや醤油漬けなどにして食べる野菜ですが、食べ過ぎるとお腹が痛くなったり、下痢やおならの原因となることを知っていますか?その原因や、らっきょうによる効果について着目しました。今回は、

  • らっきょうの栄養成分と効果
  • 食べ過ぎた時に下痢や腹痛になる原因
  • らっきょうの賞味期限と保存方法

これらのテーマについて紹介いたします。

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らっきょうに含まれる栄養成分と効果

栄養素

らっきょうに含まれる食物繊維の含有量はトップクラス、刺激成分である硫化アリルも豊富に含み、薬理効果を持ちます。ビタミンCカリウム、ナイアシンなど様々な栄養成分が含まれています。

  • 食物繊維:食物繊維は、植物の細胞壁を構成する、人間の消化酵素では消化できない成分とされています。食物繊維は、植物しか作り出すことしか出来ず、水に溶けるか溶けないかで種類が分かれます。人間の腸内環境を整える免疫力改善等の働きがあります。
  • 硫化アリル:硫化アリルは、抗酸化作用や抗がん作用があるにんにくやねぎ類のツンとする香り成分です。抗菌作用も持ち体内に入った細菌の駆除効果だけではなく、血中のコレステロールの低下や肝臓の解毒補助を担う栄養素です。
  • ビタミンC:ビタミンCは、抗酸化効果が高く活性酸素を除去し、過酸化脂質の生成を押さえや動脈硬化含む血管疾患、免疫力を上げるため風邪の予防効果があります。コラーゲンの生成やメラニン生成を抑えるため美肌効果が高いのも大きな特徴です。また、脳を落ち着かせる働きの脳内物質の生成や、ホルモン合成にも関わっています。
  • カリウム:カリウムは、細胞の水分量及び、体内の水分の排出に関わるミネラルで、細胞の中に主に存在しています。ナトリウムとセットで、体内の水分量を調整し、体内にある過剰な水分の排出を促進させます。むくみや冷え性と言った不調の改善効果があります。
  • ナイアシン:ナイアシンは、糖代謝、脂質代謝の補酵素としての働きで、エネルギー生成のサポートします。ナイアシン一つで複数の代謝工程をサポートするのが大きな特徴です。他にも肝臓におけるアルコール代謝の二日酔いの原因になるアセトアルデヒドの分解を助けます。

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効果・効能

らっきょうに含まれているアリシンやビタミン類には体に様々な効果をもたらします。その効能には、このようなものがあります。

らっきょうの効能
  • 疲労回復
  • 血行改善
  • 冷えの改善
  • 整腸作用
  • がん予防
  • 美容効果・老化抑制
  • 抗菌・解毒作用
  • 免疫力アップ・風邪予防
  • コレステロールの上昇抑制
  • ダイエット効果

らっきょうによる効能はこれ以外にも、心筋梗塞や脳梗塞にも効果があると言われています。免疫力を上げる働きもあるため、風邪予防としてもおすすめの食材なのです。

らっきょうを毎日食べすぎると腹痛・下痢・おならに?!

体に嬉しい効果を複数持つらっきょうですが、食べ過ぎると副作用が起こる可能性もあります。らっきょうを食べ過ぎた場合の副作用やデメリットには、下記のようなものがあります。

らっきょうの副作用
  • 腹痛・下痢
  • おならが出る
  • 体臭がきつくなる
  • 吐き気
  • 眠れない
  • 胃痛・胃のむかつき
  • 頭痛

腹痛・下痢

らっきょうには辛味成分であるアリシンが含まれていますが、アリシンは腸内の悪玉菌だけではなく善玉菌まで殺してしまう作用があります。これによって腸内環境が悪くなり、腹痛や下痢などの症状を起こしてしまいます。

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胃痛・胃もたれ

アリシンは刺激の強い成分なので、食べ過ぎると胃の粘膜が弱ってしまう可能性も。胃がムカムカしたり吐き気がしたり、中には眠れなくなることもあります。

頭痛

意外な副作用ですが、らっきょうを食べることで頭痛を起こすこともあります。これは、硫化アリルが鼻の粘膜や神経、涙腺などを刺激することが原因だと言われています。

アレルギー

また、らっきょうによるアレルギーとなる人もいます。特に子どもが沢山食べてしまった時、そしてネギアレルギーやにんにくアレルギーを持っている方は、アレルギー症状が出やすいので気をつけましょう。

死亡するって本当?

“らっきょうの食べ過ぎで死亡する?”と言われることがありますが、らっきょうアレルギーによりアナフィラキシーショックを起こした場合、死亡する可能性もゼロではありません。

アナフィラキシーショックはらっきょう以外の食材によるアレルギーでも起こり得るもので、毎年40〜70人ほどが死亡していることがわかっていまおす。

食べ過ぎた時の対処法

らっきょうを食べ過ぎた場合、食後に牛乳を飲むと口臭予防に効果があります。体臭やおならなどの副作用に関しては、食後にカバーすることができないので注意しましょう。また、アレルギー症状が出てすぐに治らない場合は、医療機関を受診しましょう。

妊娠中(妊婦)でも食べられる?

妊娠中の食事には食べても良いもの・控えた方が良いものがありますが、“らっきょう”は妊婦さんにもオススメの野菜なんです!その理由には、らっきょうに含まれる栄養素の“食物繊維”“カリウム“、“ビタミンC”があります。

らっきょうの賞味期限はどれくらい?

らっきょう漬けは、長期保存が効く食べ物です。市販でも手作りでも、1年以上日持ちするのでストック作り置きとして重宝しますよ◎

どれくらい日持ちするのか、また長持ちさせる保存方法や傷んだ時の見分け方について、下記記事で詳しく紹介しています。あわせてチェックしてみましょう。

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まとめ

この記事をまとめると

  • らっきょうの副作用には、下痢・吐き気・体臭・口臭・アレルギーなどがある
  • らっきょうを食べ続けるとがん予防・疲労回復・免疫力アップなど健康維持に効果的
  • 食べ過ぎた後に対処できるのは口臭のみ!

らっきょうには様々な健康効果がありますが、食べ過ぎるとおならが出たり下痢や腹痛となることもあります。たくさん食べるのは避け、適量を守って健康効果をゲットしましょう。

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