皆さんはピーナッツはお好きですか?カリカリとした食感がとても美味しくてついつい食べ過ぎてしまいますよね。そんなピーナッツですが食べ過ぎると実は体にいろんな影響が出てしまうことがあるのです。今回の記事ではピーナッツの食べ過ぎで生じる影響について紹介していきますね。
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目次
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落花生(ピーナッツ)とは?
落花生とピーナッツって違うの?
ピーナッツと落花生は同じものなのですが、日本ではその状態によって落花生とピーナッツとを使い分けて使うのが一般的とされています。例えば植物としてみた場合は「落花生」といいます。殻付きの状態も落花生。ですが殻をとって実になったらピーナッツ、その実を加工したものもピーナッツ。こんな感じですね。なんとなく、なるほどー!と思いませんか?
ちなみに落花生、ピーナッツは他にも、「南京豆」「唐人豆」「異人豆」という名称で呼ばれているということをご存知ですか?さらに長崎ではローハッセン、山口県では俵豆、沖縄ではジーマーミという地方名があるのです。
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落花生(ピーナッツ)の栄養素は?
落花生100gあたりの栄養素含有量は以下の通りになります。
- エネルギー 585kcal
- タンパク質 26.5g
- 脂質(不飽和脂肪酸) 49.4g(39.19g)
- 炭水化物 19.6g
- ナイアシン 17.0mg
- ビタミンE 18.3mg
- カリウム 770mg
- マグネシウム 200mg
- リン 390mg
- 鉄 1.7mg
- 食物繊維 7.2g
ピーナッツにはカリウムやマグネシウム、鉄などのミネラル類、そして食物繊維がバランスよく含まれていますね!
ミネラルは体内で作ることができないため食事などから摂取する必要があるとされており、糖質・脂質・たんぱく質・ビタミンと並んで五大栄養素の一つにも数えられています。ミネラルは不足すると欠乏症などの問題が生じますが、一方で過剰に摂取することによっても問題が起こると言われています。「必須ミネラル」:ナトリウム、マグネシウム、リン、イオウ、塩素、カリウム、カルシウム、クロム、マンガン、鉄、コバルト、銅、亜鉛、セレン、モリブデン、ヨウ素※引用:トリムミズラボ
そして気を付けるべきは脂質が高いこと!他の食品と比べても、ピーナッツはとくに脂質が高いので脂質過多には注意しなければなりません。
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落花生(ピーナッツ)の食べすぎで起こる症状
下痢や腹痛、便秘が生じる
先ほど、ピーナッツには食物繊維が豊富に含まれているということをお伝えしました。食物繊維は便通を良くしてくれたり、腸内細菌の餌になってくれて腸内環境を改善する働きがあります。しかしそれは適度な量の食物繊維を摂った場合です。過度な食物繊維の摂りすぎは逆効果になり、下痢や腹痛を引き起こしてしまう危険性があります。
一方で不溶性食物繊維には、便のかさを増し、腸を刺激することで排便を促進する効果があります。しかし、もともと便秘状態で腸の動きが低下している人が不溶性食物繊維をとりすぎてしまうと、大きくかさが増した便をうまく排出できず、便秘がひどくなってしまうことがあります。
脂質による肌荒れ
ピーナッツの食べすぎは脂質過多になってしまう、という話を先ほど行いましたが脂質過多になると肌荒れなどの症状を引き起こしてしまいます。ピーナッツを食べてからのニキビや脂漏性湿疹などの肌荒れが出てきたら、それはピーナッツの食べ過ぎによる影響かもしれません。
肥満
ピーナッツは100gあたりのカロリー量が585kcalと、とても高カロリーの食品です。カロリーの摂り過ぎは言わずもがな、肥満につながります。ピーナッツは小さくて、食感も味も良いのでついパクパク食べてしまいがちですが、自分でセーブしながら食べなければならない食品だということを覚えておきましょう。
カビを食べることによる食中毒
これは稀ですが、輸入品のピーナッツは中でカビが生えているケースがあるとの報告があります。日本製のピーナッツは、食品基準が厳しいのでほとんどありませんが海外輸入品では徹底した管理が行き届いていない場合があるので注意が必要なのです。カビを体内に入れてしまうと消化器症状や呼吸器症状が出る場合があるので注意が必要です。
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落花生(ピーナッツ)はアレルギーに注意!
重篤な症状がでやすい
落花生(ピーナッツ)アレルギーは、そばアレルギーと同じくらい「重篤な症状が出やすい」という食物アレルギーなので、広く認知されています。アナフィラキシーを引き起こす可能性が高く、酷い場合だとアナフィラキシーショックとなるケースがあります。少量でもじんましんや呼吸困難などの症状につながる危険性があるため、食品表示では「落花生」と表示する事が義務付けられています。
たとえば全身のじんましんとぜん鳴が起こったときや、繰り返し吐いて同時に動悸がするときなどがアナフィラキシーにあたります。さらに血圧が下がって、意識がもうろうとした症状もみられたときはアナフィラキシーショックといって、起こったらできるだけ早く適切な処置や治療をしないと生命に危険が生じます。アナフィラキシーショックのことを単に「アナフィラキシー」と省略して呼ぶこともあります。※引用:アレルギー支援ネットワークホームページより
落花生(ピーナッツ)アレルギーの人が気を付けるべき食品
落花生(ピーナッツ)アレルギーのひとは、それだけに注意しなければいけないわけではありません。落花生は様々な料理に使われることが多く、知らないうちに口にしてしまっている場合があるからです。いくつか代表的なものを紹介していきます。
〇ドレッシング
ピーナッツが含まれているもので代表的なのは「胡麻ドレッシング」です。食感や香りがゴマと似ているため、使用されることが多いのですが、形がピーナッツと分からなくなってしまうので誤って口にしてしまうケースが多いのです。
〇カレールーなどの調味料
こちらもピーナッツアレルギーの当事者やその家族しかほとんど知らないのでは?とおもう食品ですが、カレールーなどの調味料には「ピーナッツバター」が含まれているケースが多いのです。ピーナッツバターはピーナッツを細かく砕いて植物油と混ぜたもの。もちろんアレルギーの人は食べることができません。このように一見かたちや風味がピーナッツっぽくないものの原材料として隠されている場合の多い食材なのでより注意して購入する必要があるのです。
〇スナック菓子や和菓子、アイス
私たちの身近にあるお菓子も注意が必要です。例を挙げるならキャラメルコーン、柿の種、南部せんべいなどはピーナッツがそのまま入っていますよね。それ以外でも和菓子、アイスクリームなども形を変えてピーナッツが入っている可能性が高いのです。
〇カシューナッツを始めとしたナッツ
ピーナッツはナッツとは分類上別のものなのですが、ピーナッツアレルギーの人がカシューナッツを食べるとアレルギー反応が出てしまうケースがあるようです。全てのナッツを食べてはいけないというわけではありませんが、気を付けるのに越したことはないでしょう。
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まとめ
この記事をまとめると
- ピーナッツと落花生は同じもの!
- 食べ過ぎると下痢や腹痛、便秘、肥満、肌荒れが生じる場合がある!
- ピーナッツはアレルギー症状が強いので注意!
今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。
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