秋や冬になると市場に出て来るラフランスという果物を皆さんご存知ですか?完熟で食べるととってもおいしくまるで最高級のメロンのような味わいを持つラフランスは、一度食べたら忘れられないほどおいしいフルーツですよね。
ラフランスは高級フルーツなので食べ頃を逃したくないのですが、 ラフランスは完熟かどうかを見分けるのが非常に難しい果物でもあるのです。今回の記事ではラフランスについての情報やラフランスの食べ頃の見分け方、ラフランスの痛みの見分け方について紹介していきたいと思います。
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目次
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ラフランス(洋梨)とは
どんな果物?
ラフランス(洋梨)はヨーロッパを原産とする梨の一種です。日本の夏と比べるとしずく型のような形をしており、日本の夏とは違いねっとりとした柔らかい食感が特徴的です。
ラフランスというのは品種名であり、そのほかにもオーロラ、バートレット、ル・レクチェ、ゼネラル・レクラークなどの品種があります。
- ラフランス:250~300gの中玉の洋梨。外見がゴツゴツしている。色はグリーンから黄緑の他に灰色もある。見た目にそぐわず中身は高級マスクメロンのような食感と味わいを持ち、糖度も14~15度にもなります。芳醇な香りを持つ最高級の西洋梨。
- バートレット:大きさ220~280g程の、これぞ洋梨という形の綺麗な下膨れの形をしている。そこまで甘みが強くなく酸味との程度がちょうどいい。缶詰用に加工される代表的な品種。
- ルレクチェ:300~450gの大玉の洋ナシ。ルレクチェはラフランスよりも糖度と果汁が多く適度な酸味をもつ。
- オーロラ:300~400gと大きめな果実でどっしりとした下膨れの形をしている。オーロラは早生の品種だが、しっかりとした甘みを持つ。洋梨は非常に食べ頃の見分けづらいが、その中でもオーロラは食べ頃が分かりやすく色を見れば簡単に見分けることができる。
- ゼネラル・レクラーク:色が特徴的な洋ナシで、果実の表面が黄緑色の下地にサビが多くまじり熟すとつや消しの黄色から金色になる。果汁がとても多く、熟すとトロトロになることからかなり人気が高い。
- シルバーベル:ラフランスよりも一回り大きくやや細長い形。大玉になると800gにもなる。食感はラフランスと似たようなとろけるような柔らかい食感を持ち、強い甘さと程よい酸味が特徴。
- メロウリッチ:最近開発された新品種。ラフランスよりも収穫が遅いが、糖度が17度もある非常に甘い洋ナシ。それでいて香りも非常に強く、口に入れると豊富な果汁とともに濃厚なおいしさが広がるとして人気を集めている。ラフランスや他の洋梨のいいとこばかりを取ったような品種。
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ラフランスは腐るとどうなるの?
ラフランスを始め洋梨は様々な種類があることがわかりましたね。ではそんな洋梨が腐るとどのようになってしまうのか、傷んでいるのか、完熟しているのかを見分けるポイントを紹介していきたいと思います。
表面にカビが生えていたら傷んでいる
ラフランスをはじめとした洋梨の表面に黒いボツボツや白い綿毛のような物体が現れる場合があります。そのような状態は洋梨の表面にカビが生えている状態です。こうなってしまうともうを食べる事が出来ません。
なお、食品に発生してしまったカビを誤って食べてしまった場合、少量であれば吐き気や腹痛などの急性中毒が発生することは少ないといわれています。しかし、摂取した量によってはアレルギーの原因となったり、有害なカビやカビ毒を口にしてしまった場合には中毒になってしまいます。※引用:トクバイニュース
明らかにおかしい匂いがする
ラフランスは本来とても甘くてとろけるような芳醇な香りを持っています。ですが完熟しその後傷んでしまうと「鼻につくような何とも言えない不快な臭い」になる場合があります。こうなってしまうと完全に細菌による腐敗が進んでいるので、食べない方が良いでしょう。
軽く指で押して潰れてしまう
ラフランスは熟していくにつれて皮が柔らかくなっていきます。食べ頃のラフランスは、軸を囲む盛り上がっている部分を軽く指で押すと、程よい弾力がある状態です。
しかし少し押しただけで皮が破れてしまったり、潰れたりするほどであれば腐ってしまう一歩手前になっている状態です。その状態はすでに完熟を超えていますので早めに食べてしまうか、心配であれば食べるのは控えたほうが良いでしょう。
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ラフランスが変色した時
ラフランスは完熟しても、皮の色はほとんど変化がありません。こういったことからラフランスは完熟しても見分けづらいと言われているのです。しかしそんなラフランスでもお尻の部分の色は比較的変化するため、未熟なラフランスの持つ白っぽい色が黄色くなりそして茶色く変色し始めたら完熟のサインです。
ただしこの色の変化というのはあまりあてにならないと思ってください。ラフランスのお尻が茶色くなった時に、ラフランスを切ってみると中が茶色くなってしまっている可能性も高いのです。
空気に触れて茶色くなるのはOK
一方でラフランスを切った後に果肉が空気に触れると茶色く変化します。この場合は偏食と言っても、酸素に触れることによる酸化なので問題なく食べることができます。もし切り口を茶色く変化させたくないのであれば、あらかじめレモン水を用意しておいて切ったラフランスをくぐらせておくと防ぐことができますよ。
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まとめ
いかがでしたでしょうか?ラフランスは状態を見分けるのが非常に難しい果物です。しかも高級な割に、未熟の時に食べてしまうと本来の持つ美味しさを感じられないなど、食べるまでに少々レベルの高い果物です。ですのでラフランスを食べる際は、完熟しているかどうかをしっかり観察して食べ頃のサインが見られたらすぐに食べきるようにしましょう。
この記事をまとめると
- ラフランスは洋梨の品種名であり、その他にもたくさんの品種がある
- ラフランスは皮の色がほとんど変化しないので、色で熟しているか判断するのは難しい
- 完熟かどうかを判断するなら軸のまわりのふくらみを指で押して弾力があるかを見よう
- カビが生えていたり異臭がする場合は食べてはいけない!
今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。
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