ラフランスの種類を紹介!おすすめの洋梨は?それぞれの糖度や選び方を紹介!

皆さんはラフランスというフルーツを食べたことはありますか?ラフランスは見た目がゴツゴツしていて、色も緑と茶色合わせた不思議な色をしているので一見美味しそうに見えない果物ですが、食べてみると驚くほど上品でとろける美味しさをもつフルーツです。

今回はそんなラフランスについての情報を紹介していきますね!

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ラフランスの歴史

今では日本各地で作られている西洋梨のラフランスですが、火付け役は山形県で作られたラフランスです。脚光を浴びるまでにかなり長い時間を要したと言われています。

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最初はマズすぎて捨てられていた!?

洋ナシが運ばれてきたのは1903年頃の大正初期です。当初は実ったはずの果実を食べても石のように固くてまずい果物だったので作ってからすぐに捨ててしまっていたそうです。捨てたものの、もったいないと思って拾って一口食べた時に、完熟した洋ナシはものすごく美味しくなっているのに気がついたそうです。そこから洋ナシの栽培が山形で盛んになりました。

最初に日本に入ってきた洋ナシはバートレット

洋梨には様々な種類があり、初めに日本に入ってきたのがバートレットというような子です。バートレットは缶詰加工用に作られるのが一般的でした。そのバートレット畑の横に細々と植えられていたのがラフランスです。

ラ・フランスの由来

ラフランスは1864年にフランス人が発見しました。その美味しさにフランスを代表するのにふさわしい果物ということで、「ラ・フランス」という名前がついたとされています。

日本ではラフランスは果実を取るためではなく、バートレット畑の横の受粉樹として植えられていたのですが、ラフランスの実ができて果実を食べてみるとものすごくおいしいことに気づき、ラフランスの生食が主流になりました。

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洋ナシの種類

先ほどの説明でも出てきましたが、洋ナシにはバートレットやらフランスなどの様々な種類があります。

ラ・フランス

洋梨の中でも代表的なものがラフランスですね。ラフランスは250~300gの中玉の洋梨で外見がゴツゴツしていて見た目が不揃いです。色はグリーンから黄緑の他に暗灰色にもなり、一見美しいとはいえない姿をしています。

ただし見た目にそぐわず中身は高級マスクメロンのような食感と味わいを持ち、糖度が14~15度にもなります。芳醇な香りを持ち最高級の西洋梨と言われています。

バートレット

バートレットは大きさ220~280g程の、これぞ洋梨という形の綺麗な下膨れの形をしています。熟すと黄色が強くなり全体的に美しい黄色になっていきます。バートレットは洋梨の中でもそこまで甘みが強くない方ですが、酸味との程度がちょうどいいと言われています。

型崩れしにくいという特徴を持っているので、缶詰用に加工される代表的な品種です。

ル・レクチェ

ルレクチェは300~450gの大玉な洋ナシです。ルレクチェはラフランスよりも糖度が高く16度と言われています。果汁が多く適度の酸味がとても美味しい品種です。 

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オーロラ

オーロラはマルゲリト・マリーラという品種とバートレットの交配種です。300~400gと大きめな果実でどっしりとした下膨れの形をしています。オーロラは早生の品種ですが、しっかりとした甘みを持ち、舌の上でとろけるような食感を楽しめるようです。

洋梨は非常に食べ頃の見分けづらいのですが、その中でもオーロラは食べ頃が分かりやすく色を見れば簡単に見分けることができるようです。

ゼネラル・レクラーク

ゼネラル・レクラークは表面の色が特徴的な洋ナシです。果実の表面が黄緑色の下地に、サビが多くまじり熟すとつや消しの黄色から金色になると言われています。果汁がとても多く、熟すとトロトロになることからかなり人気の高い洋梨です。

シルバーベル

シルバーベルはラフランスよりも一回り大きくやや細長い形をしています。大玉になると800gにもなります。食感はラフランスと似たようなとろけるような柔らかい食感を持ち、強い甘さと程よい酸味が特徴です。

新品種メロウリッチ

洋梨王国、山形で開発されているのが新品種のメロウリッチと言う品種です。ラフランスよりも収穫が遅くなりますが、糖度が17度もある非常に甘い洋ナシです。それでいて香りも非常に強く口に入れると、豊富な果汁とともに濃厚なおいしさが広がるとして人気を集めています。ラフランスや他の洋梨のいいとこばかりを取ったような品種です。

新品種バラード

もう一つの新品種としてラフランスとバートレットを掛け合わせたバラードという品種があります。こちらも糖度が15~17度と高く、非常に甘い洋ナシです。一個450gを超えるくらいの大玉な種類であり、一個で充分に満足できる大きさなのもメリットのひとつです。

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洋梨に含まれれている栄養成分

ここまでは様々な洋梨の種類について紹介してきました。次は洋梨に含まれる代表的な栄養成分を見ていきましょう。

ソルビトール

ソルビトールは、ナナカマドから発見された糖アルコールの一種です。糖としての構造を持ちつつもアルコール基がついているため糖アルコールとして分類されます。通常の糖分とは異なり、血糖値の上昇を押さえるため低エネルギー食品に添加されています。

アスパラギン酸

アスパラギン酸の働きは、アンモニアの分解の働きや代謝によって出来た乳酸をエネルギーへ変換する助けを担います。カリウムとマグネシウムの吸収を助ける働きがあるため水分のむくみ改善効果もあり、セットに摂ることがおすすめです。人間の舌が感じる旨味の元のアミノ酸です。

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カリウム

カリウムは、細胞の水分量及び、体内の水分の排出に関わるミネラルで、細胞の中に主に存在しています。ナトリウムとセットで、体内の水分量を調整し、体内にある過剰な水分の排出を促進させますむくみや冷え性と言った不調の改善効果があります。

クエン酸

クエン酸は人間のエネルギー代謝でクエン酸が作られる過程があります。そのため、エネルギーを作り出す材料になり、疲労解消効果があります。血流を改善させ、冷え性の解消効果や体の不調の原因になる体のHpを戻す働きも持っている栄養素です。

ポリフェノール

ポリフェノールは、植物に含まれている成分で苦味や色素の成分で、5000種類ほど存在していると言われており、その種類ごとに特徴ある健康効果を持つ栄養素です。共通点はとても強い抗酸化作用を持ち、活性酸素の除去や体の酸化による老化に関わる病気の予防に役立つ栄養素です。

このようにような子には様々な種類の健康効果を持つ栄養素が含まれています。洋梨は甘くて美味しいだけでなく健康効果も高いフルーツとして有名なんですよ。

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まとめ

いかがでしたでしょうか?洋梨は高級果物ですのでなかなか手に取りにくいかもしれませんが、手に入った時は是非そのとろけるような美味しさを楽しんでくださいね!

この記事をまとめると

  • 洋梨にはラフランス以外にも様々な種類がある
  • 種類ごとで甘さや香りなどの特徴が全く違う!
  • 洋梨は甘いだけでなくアスパラギン酸やクエン酸、ポリフェノールなどの健康栄養素がたっぷり!

今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。

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