大根の葉の苦みを消す方法を紹介!処理後のアレンジや栄養も

みなさんは、大根の葉を食べたことはありますか?

大根の葉を他の葉野菜のように食べたときに、苦みやえぐみ、青臭さを感じることがあります。

この苦みやえぐみ、青臭さを消す方法はあるのでしょうか?そこで今回は、

  • 大根の葉の臭みを消すには?
  • 大根の葉はどんな料理に使える?
  • 大根の葉の栄養素・効能
  • 大根の葉のアレンジ方法

についてご紹介します。

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大根の葉の臭みを消すには?

大根の葉の臭みを消すには、下処理をする必要があります。

その方法と正しいやり方について解説します。

塩茹でする

 大根の葉を塩ゆですることで、青臭さや苦み、えぐみといった雑味を軽減することができます。 

青臭さ、苦みやえぐみの原因は、大根の葉に含まれているシュウ酸です。

もともと、虫に食べられないようにするためにできたと言われているシュウ酸ですので、野菜の葉部分や、葉物野菜にはよく含まれている成分です。

シュウ酸は水に溶けやすいため、塩ゆですることでシュウ酸を除去し、臭み、苦み、えぐみがなくなるというわけです。

正しい下処理の方法

正しい塩茹での方法をご紹介します。

下処理(塩茹で)のしかた
  1. 鍋にお湯をたっぷりと沸かし、沸騰させる
  2. 沸騰したお湯に塩をひとつまみほど入れる
  3. 洗って3等分ぐらいに切り分けた大根の葉を入れる
  4. 2~3分湯がく
  5. 湯がいたらザルなどにあげ、水で冷やす
  6. 水分をしっかりしぼる

これで下処理は完了です。

このまま冷蔵庫に保存してもいいですし、使いやすい大きさに切ってフリーザーバッグなどに入れ、冷凍保存しても構いません。

日持ちが長くなり、いつでも使える冷凍保存が便利でおすすめですよ。

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大根の葉はどんな料理に使える?

大根の葉を初めて使う方は、どんな料理に使えばいいのか迷いますよね。

あく抜きをすれば、くせも少なくなるので何にでも使えるという認識でいいと思います。

ここでは、調理法をいくつか例を挙げてご紹介します。

和え物

ほうれん草や小松菜のように、 おひたしや和え物として使うと、大根の葉の良さがよくわかります 

小鉢の1品として使えますので、食卓の彩りが少ないと感じたときにちょっと追加するといいと思いますよ。

塩茹でしてあく抜きをした後は、両手でしっかりと水分を絞り出してください。

絞り足りないと、青臭さや苦みを感じるかもしれません。

炒め物やみそ汁も良い

 大根の葉に含まれるβカロテンは、油との相性がいいので、油で炒める調理法が最適 です。

もやしやしらすなどと合わせれば箸休めに、肉類と合わせればボリュームを増したメインとしても使えます。

味噌汁に入れるのもおすすめです。

味噌とは味の相性がいいので、味噌汁の他にも、大根の葉、味噌、しらすなどと合わせて味噌玉を作り、おにぎりの具にしてもおいしいですよ。

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大根の葉の栄養素・効能

実は、大根の葉には根部分よりも、栄養がたっぷり含まれていることをご存じでしたか?

どんな栄養素があるか、効能はどうかなどについてご紹介します。

ミネラルが豊富

 大根の葉には、ビタミンやミネラルが豊富に含まれています。 
  • ビタミンA(βカロテン):皮膚や粘膜の維持
  • ビタミンE:抗酸化作用
  • ビタミンC:コラーゲンの合成、抗酸化作用
  • ナトリウム・カリウム:体液のバランス調整
  • カルシウム・マグネシウム:骨や筋肉に作用、脳の活性化
  • リン:骨の生成、代謝促進
  • :赤血球を作る
  • 葉酸:細胞分裂、DNAの合成

それぞれ健康に欠かせない栄養素が多いです。

満遍なく含まれているので、バランスよく栄養が摂れるのもいいですね。

特に葉酸などの妊娠初期に必要な栄養素が豊富ですので、妊娠中の方にも食べていただきたい要素が満点です。

美容成分が豊富

 含まれているビタミンには、強い抗酸化作用があるものが多い です。

体の老化を防止し、皮膚や粘膜のハリを維持するビタミンA・Cの働きで、美容効果もばっちり期待できますね。

ただ、ビタミンCは熱に弱く、加熱調理することで損なわれてしまいます。

塩茹でせずに調理すると雑味が気になりますし、調理するとビタミンCは減少してしまうという悩ましいところですが、できれば短時間でも火を通してから食べるようにしましょう。

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大根の葉のアレンジ方法

大根の葉は和え物や炒め物がおすすめですが、そればかりだと飽きてしまいそうですよね。

他にどんなアレンジができるかご紹介します。

大根の葉ふりかけ

大根の葉のふりかけは、一度食べると病みつきになること間違いなしです。

 塩茹でした大根の葉の他、しらす、干しエビ、サケ、そぼろなど、お好きな具と合わせましょう。 

ご飯とよく合うので、混ぜ込んでおにぎりにしてもおいしいですよ。

大根の葉のナムル

大根の葉のナムルは、 甘みを加えているので青臭さが少なくなり、子どもから大人まで食べやすい味付けになります。 

塩茹でした大根の葉と、ごま油、醤油、砂糖、鶏がらスープの素、いりごまを混ぜた調味液を混ぜれば完成です。

塩茹でした大根の葉は、ぎゅっと絞ってしっかり水分を出しておくのがポイントです。

まとめ

今回は、大根の葉の苦みを消す方法や栄養素と効能、アレンジレシピについてご紹介しましたが、いかがでしたか?

この記事をまとめると

  • 臭みや苦みを消すには塩茹で
  • 大根の葉は油で炒めるのが◎
  • ビタミン類やミネラルを多く含んでいる
  • 妊娠中の方にもおすすめ
  • 和え物やふりかけなどご飯のお供にもなる

大根の葉も、使わず捨ててしまうと嵩張るゴミにしかなりませんが、調理しておいしく食べることでゴミも減り、栄養満点の食材になります。

もし葉付きで売っている大根を見かけたら、一度挑戦してみてください。

きっと大根の葉にはまると思いますよ。

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