プルーンを生で保存する方法は?注意点や追熟させる方法・栄養価

皆さんは生のプルーンを見たことはありますか?ドライプルーンであればどこのスーパーでも基本的には販売していると思いますが、生のプルーンと言うとあまり馴染みがないですよね。

生のプルーンはぶどうのように張りがありとても酸味が強く、フレッシュな味わいなんです。しかし酸味や渋みが強いので、追熟させながら保存する必要があります。

今回の記事では、

  • プルーンってどんな果物?
  • 生のプルーンの保存方法と保存期間
  • 生のプルーンを冷凍する方法
  • プルーンの栄養価

これらについて解説していきたいと思います。 

スポンサードリンク

プルーンってどんな果物?

プルーンはセイヨウスモモに分類される植物です。見た目がプラムと似ていますが、プラムとは違う種です。旬は7月~9月で主な産地は、アメリカのカリフォルニアが有名ですが、日本でも長野県・青森県・北海道などで栽培されています。

日本のスーパーで見かけるプルーンのほとんどは、半生状のドライフルーツに加工されたものが多いです。

生のプルーンは食べられる?

新鮮なプルーンは生でも食べることができますが、生のプルーンは皆さんの想像しているドライプルーンの味とは全く異なります。

プルーンは追熟が必要な果物ですので、生の収穫したてのプルーンを食べると渋さと酸っぱさが強すぎて、びっくりしてしまう人が多いようです。

収穫したてのプルーンだとまだ渋みがあり食べにくさが強いのですが、追熟させることによってその渋さが甘味に変わるため、美味しくもっちりとした食感になります。

スポンサードリンク

プルーンを生で保存する方法は?

では生プルーンを保存する方法について解説していきますね!生プルーンは保存する時に「乾燥」と「追熟」を意識する必要があります。

冷蔵庫で保存

生のプルーンの基本の保存方法は冷蔵保存です。乾燥を防ぎながら冷蔵庫の中の温度の変化が少ない野菜室で保存するのが一番良いとされています。

乾燥を防ぐためにはポリ袋やジップロックなどの保存袋に入れてしっかりと密閉しておく必要があります。プルーンはスモモなどよりも水分が抜けやすいため、すぐにしわしわ、カラカラになってしまいますので必ず乾燥を防ぐように密閉して袋に入れましょう。

しっかりと乾燥を防ぎながら保存することによって「1週間」は保存することができます。

追熟させたい場合

生のプルーンは収穫したてだととても渋みと酸味が強いため食べにくい果物です。なので追熟が必要になってきます。

追熟させたい場合は乾燥しないようにポリ袋や保存袋に入れて直射日光を避けて常温で保存するのがオススメです。だいたい収穫してから7~10日程度で食べ頃を迎えると言われていますが、購入したものであれば収穫してから日が経っているものもありますのであくまで参考程度に覚えておきましょう。

早く追熟させたい場合はエチレンガスが発生するリンゴやバナナと一緒にポリ袋に入れておくのもおすすめですが、プルーンは追熟するスピードもかなり速いためこまめにチェックしましょう。

あっという間に腐ってしまうので、皮が少ししわしわになってきた段階で食べるのをお勧めします。

冷凍庫で保存もできる?

プルーンは冷凍庫で保存することもできます。冷凍保存の手順は以下の通りになります。

  • 軸を取り除きしっかり洗う
  • 水気をしっかりと拭き取る
  • 冷凍用の保存袋に入れて冷凍庫に入れる

水分を残したまま冷凍してしまうとすぐに傷んでしまいますので、きちんと水気は徹底的に拭き取るようにしましょう。冷凍することによって「1~2か月程度」は保存することが可能です。

冷凍した生プルーンを食べるときは、食べる2~3時間ぐらい前に冷蔵庫に移しておいて半解凍状態で食べるのがおすすめです。半解凍状態で食べるとシャーベットのようにシャリシャリとした食感を味わうことができますよ!

冷凍した生のプルーンは風味が飛んでいる傾向にありますので、生で食べるよりもジャムやコンポートなどにして食べるのがおすすめです。

スポンサードリンク

プルーンは栄養満点の果物!

  • カリウム:カリウムは、細胞の水分量及び、体内の水分の排出に関わるミネラルで、細胞の中に主に存在しています。ナトリウムとセットで、体内の水分量を調整し、体内にある過剰な水分の排出を促進させます。むくみや冷え性と言った不調の改善効果があります。
  • ビタミンE:ビタミンEは、強い抗酸化作用、加えてコレステロールの酸化を防ぎ血流を良くする働きを持っています。また、毛細血管の収縮を抑制することで、細くなった血管が広がることで血流の悪化による体の不調改善効果もあるビタミンです。
  • ペクチン(水溶性&不溶性):ペクチンは、植物の細胞壁に含まれている多糖類で、砂糖やさんを加えることでゼリーの様なとろみに変化します。水溶性と不溶性の2種類に分類することができ、主な働きは便秘・下痢の解消、コレステロール値、血糖値を下げる栄養素です。
  • アントシアニン:アントシアニンは天然に存在する色素の一種です。赤紫の色のキャベツやナス、ブルーベリーと言った紫色の果物や野菜に多く含まれています。代表的な健康効果は、視力に関わる眼精疲労の解消効果やメタボ解消の力があります。
  • 鉄分:鉄分は、人間の血液を運ぶ赤血球に含まれるヘモグロビンの材料として使用されます。加えて、体内に存在する酵素の材料にもなりエネルギー代謝や肝臓での解毒の働きに関わっているミネラルです。

プルーンには、強い抗酸化作用を持つビタミンEや、水溶性食物繊維であるペクチンを含んでいます。皮の部分にはアントシアニンも含まれており、目の疲労回復にも効果があります。ビタミンEには老化の原因となる過酸化脂質の生成を防ぐ働きがあるので、アンチエイジング効果も期待できますよ!

スポンサードリンク

まとめ

いかがでしたでしょうか?プルーンはとても栄養価に優れた果物で、毎日の食生活に取り入れていただくことで健康的な体づくりをサポートしてくれますよ!

この記事をまとめると

  • プルーンは生でも食べることができる
  • 収穫したてで追熟がしていないプルーンは渋みが強い
  • 追熟することで甘味が増える
  • 生のプルーンはポリ袋などに入れて冷蔵庫の野菜室で保存するのが基本
  • 追熟させたい場合は直射日光の当たらない場所で常温保存すること
  • 冷凍保存することで一か月以上も保存することができる
  • とても栄養価が高いので毎日の食生活に取り入れたい! 

今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。