食材の食べ合わせについて、気にしたことはありますか?悪い食べ合わせというのは聞いたことがあるかもしれませんが、いい食べ合わせというのも存在するのです。そこで今回は
- 食べ合わせとは?
- かぼちゃはどんな野菜?
- かぼちゃと食べ合わせが良い食べ物は?
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目次
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食べ合わせとは?
食べ合わせとは一体どのようなものなのでしょうか?
食べるものの組み合わせによって良い悪いがある
食材には、それぞれにあらゆる栄養素が含まれています。
それひとつでも栄養素を摂取することはできるのですが、組み合わせて食べることによってさらなる相乗効果を得られることがあります。
それが「食べ合わせ」です。
それぞれの食材に含まれた栄養素の相性がいいと、それだけの効果に留まらず、数倍もの力を発揮してくれるのです。
単純に栄養効果が上がるなら、知っておくに越したことはありませんよね。
知らないと危険な食べ合わせの例
よく言われている悪い食べ合わせの例として、
- 鰻と梅干
- 天ぷらとスイカ
- カニと柿
などがあります。
ただしこれらはあくまで言い伝えに過ぎず、栄養学的には根拠はないとのこと。
これには古くからある戒めなどの意味が込められているそうで、贅沢や食べ過ぎへの警鐘だったと言います。
「夜に笛を吹くとヘビが来る」などと言いますよね。
あれと同じことで、実際のところは嘘なのです。夜に笛を吹いてもヘビはやってきません。
普段の食事において、悪い食べ合わせというのはさほど気にする必要がないレベルのものがほとんどです。
ですが食事ではなく、薬との相性がよくない食材なら確かに存在します。
睡眠薬とアルコールの組み合わせなどは誰もが知っているところかと思います。
意外なところでは
- 降圧剤 + グレープフルーツ
- 抗生物質 + 牛乳・ヨーグルト
- 胃薬 + 炭酸飲料
このあたりではないでしょうか?
何気なく食べていると薬の効果が半減したり、副作用が出る可能性もあります。
医師や薬剤師の忠告を必ず聞き、組み合わせには注意してくださいね。
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かぼちゃはどんな野菜?
かぼちゃという野菜について、特にその栄養価の高さについて解説します。
かぼちゃの栄養成分
かぼちゃの日本での生産は北海道が主で、全体のおよそ45%を占めています。
かぼちゃには西洋かぼちゃや日本かぼちゃなどの品種があり、日本人に馴染み深い甘くてほくほくとしたかぼちゃは西洋かぼちゃに分類されます。
かぼちゃはビタミンやミネラル、食物繊維をバランスよく含む緑黄色野菜です。
中でも注目すべきは、βカロテン・ビタミンC・ビタミンEです。
βカロテンは体内で必要に応じてビタミンAに変換されます。
また体内の活性酸素を取り除き、免疫力を高めるはたらきがあると言われています。
ビタミンAは目の粘膜を強化して視力を正常に保つという役割を持つため、眼精疲労にも効果があります。
ほかにも皮膚を丈夫にする作用があり、肌荒れやアトピー性皮膚炎の予防にも効果的であると言われています。
このβカロテンはかぼちゃのワタに多く含まれているため、ワタも一緒に食べるようにするとよいでしょう。
ビタミンCを多く含む食材
ビタミンEは若返りのビタミンとも呼ばれるほど、強力な抗酸化作用を持っています。
活性酸素はコレステロールを酸化させ、過酸化脂質に変化させてしまいます。
その結果過酸化脂質が血管にこびりつき、ガンや動脈硬化、老化を引き起こすのです。
ただし、体内の活性酸素が増えすぎてしまうとビタミンEの抗酸化力では追い付かなくなることがあります。
そこでビタミンEのはたらきを助けるのが、ビタミンCなのです。
同じく強力な抗酸化力を持つビタミンCを一緒に摂取することで、抗酸化作用の相乗効果が期待できます。
かぼちゃにはその両方が含まれているため、非常にバランスの取れた食材だと言えます。
ほかにもビタミンCには紫外線によるメラニン色素の生成を抑えたり、免疫力を高めたりするはたらきがあります。
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かぼちゃと食べ合わせが良い食べ物は?
かぼちゃと相性のいい食べ物について、主なものをご紹介します。
βカロテンを含む食材
かぼちゃの栄養価の高さは、野菜の中でもトップクラスです。
そんなかぼちゃに含まれるビタミンのはたらきを助ける食べ合わとして、ほうれん草や小松菜などが挙げられます。
これらにはβカロテンが豊富に含まれており、かぼちゃに含まれるβカロテンのはたらきを強化します。
βカロテンは体の免疫力を高め、抗酸化作用にも期待ができる栄養素です。
βカロテンは必要に応じてビタミンAに変換されるため、強力な美肌効果も見込めます。
良質なタンパク質を含む食材
ビタミンが豊富なかぼちゃと一緒に食べたいのが、良質なタンパク質です。
鶏肉や豚肉はタンパク質の塊であり、かぼちゃとはとても相性のいい食材です。
良質なタンパク質は滋養強壮には欠かせません。
かぼちゃの豊富なビタミンとあわせて食べることで、体力の回復や免疫力の向上に期待ができます。
カルシウムを含む食材
かぼちゃに多く含まれるビタミンは、ストレスによって大量に消費されます。
またカルシウムも同様に、大量に消費されてしまうのです。
この両方をあわせて摂ることで、ストレスの緩和に繋がります。
カルシウムはチーズなどの乳製品に多く含まれています。かぼちゃのチーズ焼きなどは、定番メニューのひとつですよね。
普段何気なく組み合わせている食材で栄養効果がアップできるのは、嬉しいことです。
食べ合わせが良いというのはつまり味の相性も良い、ということなのかもしれませんね。
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まとめ
かぼちゃと相性のいい食べ合わせについて、ご理解いただけたと思います。
この記事をまとめると
- 食材には相性があり、組み合わせることで栄養素の相乗効果を得ることができるものがある
- かぼちゃと相性がいいのは主にβカロテン・タンパク質・カルシウム
- かぼちゃは野菜の中でも栄養価の高さがトップクラス
かぼちゃは味の存在感が大きいので、どうしても料理がマンネリになってしまいますよね。
ですが良い食べ合わせを知っていれば、今までとは違った気持ちでかぼちゃ料理を食べられるかもしれませんね。
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