プリンが水っぽい・固まらない3つの原因!失敗しない手作りプリンレシピ

牛乳・砂糖・卵があれば簡単に作ることができる”プリン”。はじめてのスイーツづくりにご家庭でプリンづくりにチャレンジする方も多いことと思います。

ですが、いざ作ってみると、「プリンが固まらない!」「表面がぶつぶつしていて気泡だらけ・・」そんな経験ありませんか?

  • プリンが水っぽい、固まらないときの原因
  • プリンの正しい蒸し方
  • 失敗しないプリンのレシピ
本記事では、この3点について解説していきます。

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プリンが水っぽい、固まらないときの原因

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プリンが水っぽかったり固まらない原因を考える時、そもそもなぜ固まるのかについて知っておく必要があります。プリンが固まるのは、材料である”卵” に熱が加わることで、成分のタンパク質が凝固するためです。

卵黄の部分と卵白の部分で固まる温度は異なるのですが、両方をかきまぜて調理する場合、80°cに加熱することでしっかりと固めることができます。プリンだけではなく、スイーツを作るときには分量や調理行程をしっかり守ることが失敗をしない重要なポイントとなります。

初めてのプリン作りの際、多くの人がつまずいてしまう、”固まらない”、”気泡が入る”この原因について順に解説していきます。

卵のサイズの違いによるもの

市販の卵には色々なサイズがあります。代表的な鶏卵ですと、大きく分けて S M L の3つに分かれます。レシピサイトに卵のサイズまで紹介されていれば分かりやすいですが、明記されてない場合も多いかと思います。

そういった場合は、一般的な M サイズ(50 g)でサイズを統一して使用しましょう。スーパーなどではよく、不揃いなサイズの卵が10個入った安価なパックが売っていますよね。

分量が重要なプリン作りではあまり適していませんので、失敗をしたくない!という方は M サイズの卵で作りましょう。

牛乳の入れすぎ

牛乳の分量も重要です。レシピによって入れる分量は様々だと思います。牛乳の分量が多いとなめらかなプリンを作ることができます。

ですがそれと同時に、固まりづらくもなりますので、レシピ通りに作ってもどうしても固まらない、という場合は、少しずつ牛乳の分量を減らして調整してみてください。

気泡が入っている

「固まったのは良いけど、出来上がりのプリンに気泡がたくさん入ってる・・」なんてことありませんか?加熱後に気泡が入っている時の原因は大きく分けてこの3つです。

加熱後に気泡が入っている時の原因

  • 卵を混ぜるときに、かき混ぜすぎたことにより余分に空気が入る
  • 加熱の温度が高く、沸騰してしまい気泡が入る
  • 加熱の時間が長すぎて、プリンの中の水分が蒸発し水分量が少なくなることで気泡が入る

一般的に気泡が入ることを”スが入る”とも言います。ハンドミキサーを使用してかき混ぜる場合は、ボウルの底面に接地させて細かく混ぜるようにすると空気が入りにくいです。

とはいえ、他の泡だて器を使用する場合も同じですが、どうしても泡だってしまう場合は、かき混ぜが終わった後にボウルごと、机にトントンと軽くたたきつけるようにしてあげると、空気が抜けやすいです。

加熱の温度と時間に関しては、調整が難しい部分ではありますが、レシピ通りに忠実に火を通すことが失敗を避ける一番の方法です。気泡が味に影響することはありませんが、見た目的に気になるという方もいらっしゃると思いますので試してみてくださいね!

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温度の違いでも固まらない


ここまでに挙げた失敗の原因は材料の分量に関係するものでしたが、もう一つの大きな要因である調理法について解説していきます。プリンが固まらない原因において、実はこちらの原因の方が皆さんがつまずきやすいものとなっています。

蒸し方

オーブンなどで湯煎して調理する場合、しっかり蒸すことができていない可能性が考えられます。オーブンの設定温度と実際の温度は異なっていないでしょうか。オーブンの予熱をすることで解決する場合もあります。

フライパンにお湯をはり蒸している場合、 途中で火を止めたりしていませんか?フライパン内にはったお湯が沸騰した後も、火は中火にし、しっかりと熱が通るようにしてください。

卵液の温度が低い

先ほど紹介した通り、プリンは材料である卵の温度変化による凝固を利用します。卵液の温度が低すぎると、うまく固まらない原因になります。冷蔵庫から卵を取り出して使う場合は、少し時間が経ってから使用する方が良いでしょう。

卵液をかき混ぜる際、泡立てすぎないのと同時に温度管理にも気をつけて見てください。

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失敗しないプリンのレシピ

料理
本記事では、レシピサイトのクックパッドで紹介されている、バカゾクさんのプリンのレシピを紹介します。

材料、調理法共に他にないほど簡潔で、初めてプリンを作るという方にもお勧めできるレシピです。つくれぽの数は、なんと驚異の約1万件!

最初から工程の多い複雑なレシピのものを作るのではなく、バカゾクさんのレシピ、その名も”一番簡単★プリン” に挑戦し、プリン作りを成功させちゃいましょう!

材料(3個分)

  • 牛乳 250ml
  • 卵 2個
  • 砂糖 大さじ3杯

下準備

特にありませんが、牛乳と卵を冷蔵庫から取り出しすぐ使用すると、プリンが固まらない原因になりますので、あらかじめ出しておきましょう。

作り方

  1. 卵と砂糖をよく混ぜたら、牛乳も入れて混ぜる
  2. 茶こしを通して器に入れ
  3. 沸騰させて火を止めたお湯の中に入れる
  4. 蓋をして、弱火10分→火を止め10分放置→冷蔵庫で冷やせば完成!

コツ・ポイント

  • フライパンのお湯の量は器の高さの2/3。カラメルはなくても美味しいです。参考までに水大2と砂糖大1を煮て、焦げ茶色になったら火を止め、水大1を入れれば3こ分完成です。

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まとめ

他のスイーツに比べると、工程数も少なく初心者向けのプリンですが、せっかく作ったのに固まらない!そんなのは嫌ですよね。本記事で取り上げた内容に注意して、美味しいプリンづくりに成功していただけたら私としても嬉しいです。

この記事をまとめると

  • まとめプリンは卵のタンパク質の加熱による凝固作用を利用することで固まる
  • 牛乳はレシピの分量に忠実に(固まらない場合は少し減らしてみる)
  • 蒸す行程での温度管理に注意(80℃以上でないとプリンは固まらない)
  • 卵液の温度の低すぎには注意(冷蔵庫からあらかじめ取り出しておく)
  • 出来上がりで気泡が入らないよう、かき混ぜるときは空気を入れない

上記の点を押さえて、プリンづくりを楽しみましょう!