プルーンの食べ過ぎでおならが止まらなくなるのはなぜ?便秘に効く?

プルーンといえば貧血予防に使われることの多い果物ですよね。貧血予防だけでなく実はとても優秀な栄養素を豊富に含んでいますので、日頃の食生活にぜひ取り入れていただきたい食材でもあります。

そんなプルーンですが食べるとどうしてか、おならが止まらなくなってしまうという方が一部いるようです。プルーンでおならが出やすくなるというイメージはあまりないと思いますが、どうしてプルーンを食べることによっておならが出やすくなってしまうのでしょうか。

今回の記事では、

  • プルーンってどんな果物?
  • おならが出やすくなるのはなぜ?
  • 食物繊維とソルビトールとは?
  • 食べ過ぎにならない量とは
  • その他の栄養価

これらについて解説していきたいと思います。 

スポンサードリンク

プルーンとは?

プルーンはセイヨウスモモに分類される植物です。見た目がプラムと似ていますが、プラムとは違う種です。旬は7月~9月で主な産地は、アメリカのカリフォルニアが有名ですが、日本でも長野県・青森県・北海道などで栽培されています。

新鮮なものだと生でも食べられます。日本スーパーで見かけるプルーンのほとんどは、半生状のドライフルーツに加工されたものが多いです。

スポンサードリンク

プルーンを食べるとおならが止まらなくなる?

皆さんはプルーンを食べた後におならが止まらなくなってしまった、おならがでやすくなってしまったという経験はございませんか?

実はプルーンを食べた後にお腹がゴロゴロしてしまったり、ガスがたまってお腹がパンパンになってしまうという人は少なくありません。この理由として考えられるのがプルーンに含まれている食物繊維の量ソルビトールと呼ばれる成分が原因です。

プルーンは食物繊維の量とバランスが良い!

プルーンには2種類の食物繊維が50%ずつの割合で入っていますので、バランスがとても良く便秘を改善する効果が高いとされているんですよ! 

  • 善玉菌のエサとなる「水溶性食物繊維」
  • 便の量を増やす手助けをする「不溶性食物繊維」

この2種類の食物繊維が腸内環境の改善をすることで、”便秘解消に効果的”といわれているんですよ。

便秘解消に効果が良いということは排便機能を活性化させてしまうため、腸が活発に動くようになるためおならの精製も多くなってしまい、結果的にプルーンはおならが出やすくなってしまうということになるのです。

日頃からおならがしやすい場所にいる人であれば問題ありませんが、外出中や狭い部屋などでどうしてもおならがしにくい場所にいる人にとってはとてもストレスになる方もいますよね。

ソルビトールは便秘薬にも使われる

ソルビトールは天然の糖アルコールで消化プロセスを手助けする役割があります。消化プロセスを体に害を与えずに促進させることができるので便秘薬などにも使われる場合があります。

それくらいソルビトールは排便を促す作用が強いのですが、プルーンにはこのソルビトールが豊富に含まれているため、食べたそばからどんどん腸の動きを活性化させてしまうため、プルーンを食べ過ぎてしまうと必要以上に消化機能が活性化してしまいお腹がゴロゴロして、おならが出やすくなってしまうのです。

スポンサードリンク

食べ過ぎると下痢になる可能性も高いので注意!

プルーンはこのように排便を促してくれる効果が高いという特徴があり、便秘に困っている方であればこれ以上ないくらい優秀な食材です。ただ食べ過ぎてしまうと下痢を引き起こしてしまう可能性がありますので注意しなければなりません。

プルーンは1日あたりの適切な摂取量は40g( 約4~5粒程度)が望ましいとされています。 

ソルビトールに反応しやすい人だと1~2粒でも下痢になってしまう人もいます。まずはじめにプルーンを食べる時は1粒ずつ食べてみて、お腹がゴロゴロしないかどうかは確認しながら量を増やしていくと良いでしょう。

スポンサードリンク

プルーンは栄養満点!

プルーンには便秘改善に効果があるだけでなく、その他にも様々な栄養価を含んでいる果物です。

強い抗酸化作用を持つビタミンEや、水溶性食物繊維であるペクチンを含んでいます。皮の部分にはアントシアニンも含まれており、目の疲労回復にも効果があります。ビタミンEには老化の原因となる過酸化脂質の生成を防ぐ働きがあるので、アンチエイジング効果も期待できます。

  • カリウム:カリウムは、細胞の水分量及び、体内の水分の排出に関わるミネラルで、細胞の中に主に存在しています。ナトリウムとセットで、体内の水分量を調整し、体内にある過剰な水分の排出を促進させます。むくみや冷え性といった不調の改善効果があります。
  • ビタミンE:ビタミンEは、強い抗酸化作用、加えてコレステロールの酸化を防ぎ血流を良くする働きを持っています。また、毛細血管の収縮を抑制することで、細くなった血管が広がることで血流の悪化による体の不調改善効果もあるビタミンです。
  • ペクチン(水溶性&不溶性):ペクチンは、植物の細胞壁に含まれている多糖類で、砂糖やさんを加えることでゼリーの様なとろみに変化します。水溶性と不溶性の2種類に分類することができ、主な働きは便秘・下痢の解消、コレステロール値、血糖値を下げる栄養素です。
  • アントシアニン:アントシアニンは天然に存在する色素の一種です。赤紫の色のキャベツやナス、ブルーベリーと言った紫色の果物や野菜に多く含まれています。代表的な健康効果は、視力に関わる眼精疲労の解消効果やメタボ解消の力があります。
  • 鉄分:鉄分は、人間の血液を運ぶ赤血球に含まれるヘモグロビンの材料として使用されます。加えて、体内に存在する酵素の材料にもなりエネルギー代謝や肝臓での解毒の働きに関わっているミネラルです。

スポンサードリンク

まとめ

いかがでしたでしょうか?

この記事をまとめると

  • プルーンはセイヨウスモモに分類される果物
  • 食物繊維とソルビトールという成分が消化機能を促してしまうのでおならが出やすくなる
  • 体に悪影響をもたらしているわけではないので安心して良い
  • 一度にたくさんのプルーンを食べてしまうと下痢を引き起こす可能性がある
  • プルーンは消化機能を促進してくれるだけでなく抗酸化作用を持つビタミンやアントシアニンなどを豊富に含む健康的なフルーツ 

今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。 

スポンサードリンク