ポトフが酸っぱいのはヤバイ?!危険?加熱すれば食べてもいいの?

皆さんはポトフはお好きですか?たくさんの野菜を食べることができるポトフは食材の大量消費などにももってこいの料理ですよね!そんなポトフですが、材料に酢を入れたっけ?と思うくらい酸っぱくなっているときがありませんか?実はそれ、かなりやばいかもしれません!

今回の記事では、

  • 酸っぱいポトフがやばい理由
  • 煮込み料理の常温保存は危険
  • 食中毒について
  • 食中毒を防ぐには
  • 夏場のポトフのおすすめの保存方法

これらについて解説していきたいと思います。 

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酸っぱいポトフはやばい!

ポトフといえば大きめに切った野菜をコトコトゆっくり煮込む野菜スープのことで、たくさんの野菜を食べることができるとてもヘルシーで美味しい料理ですよね。

そんなポトフですがたくさんの野菜を使うのでどうしてもあまりがちになってしまいます。そして余らせてしまったポトフを常温で放置していた結果次の日には酸っぱくなっていたという経験はございませんか?

そしてその酸っぱくなったポトフを、多少酸っぱいなら食べることができると考えている人もいるかもしれませんが実は酸っぱくなってしまったことというのはかなり危険かもしれません!

特にこれから日本は暑い夏を迎えますので、ポトフのような煮込み料理はあっという間に腐ってしまいますではうして酸っぱくなったポトフは危険なのかについて見ていきましょう。

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ポトフなどの煮込み料理の常温保存は危険!

ポトフ、ハヤシライスやカレーライス、おでん、野菜スープなど煮込み料理を保存するときは絶対に常温で保存してはいけないといわれています。その理由になるのは「ウェルシュ菌」です。

次はウェルシュ菌について解説していきます。

ウェルシュ菌とは

ウェルシュ菌は土や水の中、人や動物の腸内などに幅広く生息している細菌です。牛や鶏、魚が保菌していることが多く、特にポトフのような煮込み料理は注意が必要です。

理由はウェルシュ菌が空気を嫌うという性質を持っているため。粘性の高い煮込み料理は鍋底の酸素濃度が低くなり、ウェルシュ菌の好きな状態であることが多いのです。そのためウェルシュ菌は酸素の少ない鍋底近くで増殖すると言われています。

ウェルシュ菌は危険性が高い

ウェルシュ菌は耐熱性が強く、100℃の加熱でも6時間は耐えると言われています。つまり食べるときに温めたくらいでは、増殖してしまったウェルシュ菌を死滅させることはできません。ウェルシュ菌は体内に入ると食中毒を引き起こします。一般的に食後6~18時間で発症し、下痢や腹痛が主な症状として現れます。

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時期は関係ない

ウェルシュ菌による食中毒は過去のデータでみると5月に最も多く発生していますが、他の細菌性食中毒と比べると夏場に集中するといったことはなく、年間を通して発生しやすいのが特徴です。

ウェルシュ菌を防ぐには

ウエルシュ菌は自然界に広く存在している細菌のため、原材料からの混入を防ぎきることは難しいです。つまり「どれだけ菌の増殖を抑えられるか」がとても重要なポイントなのです。

ウェルシュ菌の増殖を避けるため、調理後は早めに食べきるか、速やかに粗熱を取り冷蔵庫か冷凍庫で保存しましょう。早く冷ますコツは、厚みのない容器などに移し替えて氷や保冷剤の上で混ぜること。また調理中にはよくかき混ぜ、鍋底に空気を送りながら加熱することも大切です。

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特に5月の後半から9月に注意!

一般的には菌の数が多くても食中毒を引き起こす細菌がいなければ食中毒は起きません。ただ細菌がたくさん存在するようになるとその中に食中毒の細菌も存在する可能性は高くなります。

特に5月の後半から9月にかけては気温が高くなり湿度が高い時期になりますので、食品中に存在する細菌の数が多くなる傾向にあります。この時期の煮込み料理は特に常温保存は絶対にやめてください!

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夏の時期の煮込み料理食中毒の予防方法!

食中毒の予防の基本は菌をつけないことと菌を繁殖させないことです。ウェルシュ菌は酸素を嫌い、熱に強い菌なので細菌が繁殖しないような清潔な調理をするようにして調理後に速やかに食べることを心がけましょう。

手指衛生は徹底し、しっかりと加熱して、必要な量だけ調理するようにすれば問題なく作ることができます! 

ポトフは冷凍保存もできる!

もしポトフを作ったけれどどうしてもあまりそうな時は冷凍保存がオススメです。冷凍することによって細菌の繁殖を防ぐことができますし、約一週間程度保存することができるようになります。冷蔵庫に入れても良いのですが冷蔵庫に入れたポトフの場合は翌日までに食べきるようにしましょう。

またポトフを冷凍保存するときは一食分ずつに分けて保存するのがオススメです。1食分ずつにジップロックのような密閉できる保存袋に入れて冷凍庫に入れればOKです。

ちなみに冷凍保存することによって食材の食感が少し無くなってしまうのがデメリットではありますが、再度加熱した時に食材の中に味がしみ込みやすくなるというのが大きなメリットです!もしポトフが余ってしまったら冷凍保存を検討してみてくださいね!

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まとめ

いかがでしたでしょうか?今回の記事をまとめると、

この記事をまとめると

  • 酸っぱいポトフはかなり危険!
  • 酸っぱくなってしまったポトフの中にはウェルシュ菌という食中毒を引き起こす細菌が潜んでいる可能性がある
  • ウェルシュ菌は煮込み料理で増殖しやすい
  • 煮込み料理は絶対に常温保存してはいけない
  • 5月の後半から9月にかけては細菌の繁殖が活発になるので注意が必要
  • ポトフがあまりそうなら冷凍保存がオススメ! 

今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。

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