ポテトサラダの常温保存一晩でアウト?危険な理由と最適な保存方法を紹介

ポテトサラダは日持ちがしないというイメージがありますよね。常温保存や冷蔵保存によってその期間はどれくらい変わるのでしょうか。また保存方法を誤ると危険なのは一体何が原因なのでしょうか。そこで今回は、

  • ポテトサラダの常温保存が危険な理由
  • ポテトサラダの最適な保存方法は?
  • 日持ちするポテトサラダとは?

こちらについて紹介していきます。

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ポテトサラダの常温保存が危険な理由

ポテトサラダは家庭でも作りやすいですが、保存方法を誤るとすぐに腐ってしまいます。ポテトサラダを作るときに使っている食材は、温度に敏感なものばかりなので、基本的に常温保存NGだと思った方がいいでしょう。その理由を詳しく解説していきます。

ポテトサラダは繊細な材料の集まり

ポテトサラダには主に、じゃがいもやマヨネーズ、そしてきゅうりなどの野菜を材料に使うことが一般的です。実はこれら全てが、常温で保存することによりポテトサラダを危険なおかずにしてしまう理由を持っています。

①茹でたじゃがいも

茹でたじゃがいもは、生の時よりも痛みやすくなっています。じゃがいもにはデンプンが沢山含まれており、このデンプンが細菌に栄養を与えてしまい繁殖する原因になります。

じゃがいもは吸収力がなく、野菜から滲み出た水分が残ってしまうため、細菌にとってさらに良い環境を作ってしまうのです。

②マヨネーズ

ポテトサラダに欠かせないマヨネーズは、生卵から作られていますよね。一度殻から出た生卵は傷みやすく、特に卵黄は細菌が繁殖しやすいと言われています。

最近では開封後でも日持ちするマヨネーズが多くなってきましたが、高温多湿に弱いことには変わりありませんので、傷みやすいことを覚えておいてください。

③生野菜

子どもにも野菜を食べさせやすいポテトサラダですが、その生野菜に問題があります。特にきゅうりなどの生野菜には水分がたっぷり含まれているので、鮮度が落ちやすく細菌が繁殖しやすくなります。

既述のように茹でたじゃがいもの組み合わせによって、水分が逃げ場を失ってしまいます。

常温で保存可能な期間は?

ポテトサラダの常温での保存可能期間は数時間程度です。季節や環境によっても変わりますので、すぐに食べないのであれば速やかに冷蔵保存するようにしましょう。

特に暑い夏場の常温保存は4時間程度でも腐ってしまう危険性があります。

お弁当すらも危険

ポテトサラダの常温保存は危険なので、冷蔵庫などで保管できない場合にはお弁当のおかずには向いていません。また、ポテトサラダから染み出た水分が、他のおかずに細菌を移してしまう危険性もありますので注意しましょう。

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ポテトサラダの最適な保存方法は?

保存・日持ち
ポテトサラダは常温保存を避け、冷蔵後や冷凍庫で保存するようにしましょう。保存方法を変えるだけで、日持ちする期間を伸ばしてくれます。

  • 冷蔵保存:3〜4日程度
  • 冷凍保存:約3週間〜1ヶ月程度

冷蔵保存

ポテトサラダを冷蔵保存する場合は密閉しておくことが大切です。冷蔵庫の中は実は雑菌が多いので、密閉できる保存容器に移し替えてチルド室で保存します。密閉できる容器がない場合は、しっかりとラップしておけば大丈夫です。

冷凍保存

冷凍保存するとかなり日持ちしますが、冷凍を考えている場合には材料、作り方にポイントがあります。少し手間をかけることで、長く楽しむことができます。

材料・作り方のポイント

  • 茹でたじゃがいもは細かくつぶす
  • マヨネーズを多めに使う

じゃがいもは冷凍すると繊維やでんぷんが壊れてしまい解凍した時の食感がボソボソと悪くなりますので、細かく滑らかにすることで食感が残ります。

さらに、マヨネーズをたっぷり使うことで油分が乾燥を防いでくれます。

解凍方法

冷凍したポテトサラダは常温での自然解凍も可能です。冷蔵庫に移して自然解凍する場合は、6時間以上を目安にしてください。

解凍を急ぐ場合は電子レンジでもOKですが、自然解凍に比べると味落ちしてしまいます。

注意:電子レンジで温めるときは水分が出てしまいます。

温め直後にかき混ぜたり、調味料で再度味付けを行うのもおすすめです。

保存する際の注意点

ポテトサラダを冷蔵庫、冷凍庫で保存する場合は以下の4つのポイントを押さえておきましょう。

  1. 密閉できる保存容器に入れてチルド室で保存
  2. 熱を持ったものの近くに置かない
  3. 保存に使った容器から直接食べない
  4. 清潔な箸を使って取る

熱いものの近くに置いたり、他のおかずと同じ箸を使うことも雑菌を増やしてしまう原因になるので注意が必要です。

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日持ちするポテトサラダとは?

料理

ポテトサラダに使う材料はどれも繊細なものなので、何を使うかによっても日持ちする期間が変わってしまいます。このとき、ハムや魚肉類などの加工食品を入れた場合にも注意が必要です。

  • ハム(加工食品)を入れた場合:約2日程度
  • ハム(加工食品)を入れていない場合:約4日程度

また、殺菌作用のあるお酢を少量加えるのも効果的です。

ポイントはズバリ水分を減らすこと

 ポテトサラダの菌の繁殖には水分が大敵です。 日持ちさせたいなら水分が出やすい生野菜は避け、加熱した野菜を使うようにしましょう。冷凍保存後であれば問題はありませんので、解凍後に食べる時に加えるのがおすすめです。

お惣菜が長持ちする理由

スーパーのお惣菜売り場などで売られているポテトサラダには、腐敗防止や変色防止でPH調整剤という食品添加物が使われいることが多いです。また、真空パックに入って売られているものは無菌重鎮品で、しっかりと密閉されているため、自宅で作ったものよりも長持ちするようになっています。

まとめ

「ポテトサラダの常温保存一晩でアウト?危険な理由と最適な保存方法を紹介」について紹介してきましたがいかがでしたか?

この記事をまとめると

  • ポテトサラダの常温保存は危険
  • ポテトサラダは冷凍で長期保存ができる
  • ポテトサラダを日持ちさせるなら水分を減らす

子ども大人も大好きなポテトサラダですが、うっかり冷蔵庫に入れるのを忘れてしまうと危険な食べ物になってしまいます。日持ちしないしないという特徴を忘れずに、買い過ぎ作り過ぎには注意をしてくださいね。

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