「じゃがいもの芽」には毒があることを知っていますか?沢山食べてしまうと、食中毒症状が出る危険もあります。食中毒症状が出るまでの時間や、致死量はどのくらいなのでしょうか?少量なら問題なのでしょうか?今回は、
- じゃがいもの芽の毒とは?食中毒症状は何?
- 食中毒になったら自然治癒できるの?
- じゃがいもの芽で死ぬことはある?
- 芽の取り方/芽が出たじゃがいもの保存方法/消費レシピ
これらのテーマについて紹介いたします。
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目次
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じゃがいもの芽って毒なの?
じゃがいもは日にちが経つと芽がニョキニョキと生えてきますが、この芽は食べずに取り除きますよね。その理由は、「じゃがいもの芽には毒が含まれているから」です!じゃがいもの芽の毒はソラニンというもので、沢山食べてしまうと食中毒症状が現れます。
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ソラニン
ソラニンという言葉を聞いたことがありますか?映画のタイトルにもあるこの「ソラニン」ですが、天然毒素の一つで、じゃがいもの芽や緑色になった部分に含まれます。また、別名「ポテトグリコアルカロイド」とも言います。
じゃがいもの可食部分には、100gあたり7.5mgのソラニンが含まれており、体重50kgの人が50mgを摂取すると症状が出る可能性があると一般的に言われています。
じゃがいもの芽の食中毒になったらどうなる?
もしもじゃがいもの芽による食中毒になると、どんな症状が起こり得るのでしょうか?芽に含まれるソラニン/ポテトグリコアルカロイドを原因とする食中毒の詳しい情報を見てみましょう。
食中毒症状
じゃがいもの芽の毒によって食中毒が起こると、このような症状が出ることがあります。50kgの人が毒成分50mgを食べると出る症状と言われているので、食べ過ぎなければ大丈夫ですが、体の小さいお子様は食中毒になりやすいので注意しましょう。
- 吐き気
- 下痢
- 腹痛
- 脱力感
- めまい
食中毒症状までの時間
じゃがいもによる食中毒症状は、食後30分〜1時間で発症します。
自然治癒できる?治るまでの時間
じゃがいもの芽による食中毒は稀ですが、症状が軽ければ自然治癒も可能です。しかし、重症化すると呼吸困難になる場合もあるので、症状が重い場合は病院で診てもらってください。
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じゃがいもの芽で死亡する?致死量は?
「じゃがいもの芽を食べ過ぎると死亡するの?」と、命に関わるほどの食中毒なのか気になるかと思います。じゃがいもの芽の致死量は、体重1kgあたりの食べた量によって決まります。
体重1kgあたり5gの芽を食べると命に関わる
体重1kgに対して5gなので、50kgの人は250gが致死量です。しかし、じゃがいもの芽だけを大量に食べることは有り得ないので、基本的に死亡することはありません。
じゃがいもの芽を食べてしまったら?
じゃがいもの芽を食べてしまった時は、飲み込まずに吐き出した方が安全です。特に噛んでいる最中に舌の痺れや喉にヒリヒリを感じたら食べないようにしましょう。
芽に含まれる ポテトグリコアルカロイド(ソラニン)は少量であれば食中毒症状が出ることは少ない ですが、わざわざ食べない方が無難です◎
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じゃがいもの芽の取り方
じゃがいもの芽は、下処理する段階で取り除いておきましょう。皮むき器(ピーラー)には、芽を取るための凹みが付いているかと思います。また、包丁の角を使って取ることもできます。
芽は食べても苦味があり美味しくありませんので、美味しさアップのためにもしかり取り除きましょう◎
芽が出たじゃがいもの保存方法
「芽が出てしまったじゃがいもはどうしたらいい?」と、扱いに困るかもしれませんが、芽や緑色に変色した部分を食べなければ、他は食べることができます。できるだけ劣化をさせないための、芽が出たじゃがいもの保存方法はこちらです。
- 紙袋などに包んで冷蔵庫で保存する
- 芽と皮を取ってカットして冷凍保存する
芽が出てしまったじゃがいもは、暖かい室内に置いておくとどんどん伸びてしまいます。そのため、丸ごと冷蔵庫に入れるか、芽や皮を取り除いた状態で冷凍保存するといいですよ。
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芽が出たジャガイモは大量消費して
まとめ
「じゃがいもの芽の毒・症状や保存方法」などについてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
この記事をまとめると
- じゃがいもの芽にはソラニンという毒成分が含まれる
- ソラニンは沢山摂ると腹痛・下痢・嘔吐などの症状が出る
- 芽が出たじゃがいもは冷蔵庫に入れるか冷凍保存がオススメ
じゃがいもは暖かいと芽がどんどん出てきてしまうので、芽が出てしまったら冷蔵庫など涼しい場所で保存しましょう。芽は食べ過ぎると食中毒になりますが、少量であれば食べてしまっても問題ないので安心してくださいね。
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