「ポップコーン」は昔も今も人気のお菓子ですが、あと引く味と食感でつい食べ過ぎてしまうこともありますよね。ポップコーンの食べ過ぎで病気など体に影響が出ることはないのでしょうか?今回は、
- ポップコーンの栄養は?
- 食べるメリット&デメリット
- 食べ過ぎは病気になる?毎日食べるとどうなる?
これらのテーマについて紹介いたします。
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目次
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ポップコーンに含まれる栄養は?
ポップコーンの原料はトウモロコシです。トウモロコシは食物繊維が豊富で、ポップコーン1袋分の50gあたり4.6gの食物繊維が含まれています。食物繊維には水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の2種類がありますが、ポップコーンに含まれるのは不溶性食物繊維です。
ポップコーンは製造時に油を使っています。油を引いたフライパンで炒ることでトウモロコシが弾け、ポップコーンの形状になります。この時トウモロコシが油を吸っているため、脂質も多く含んでいます。
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不溶性食物繊維
不溶性食物繊維は、食物繊維の中でも水に溶けることが出来ないため腸内まで届きます。腸まで消化されないため、便として排出されるのが不要性食物繊維です。腸管を適度に刺激をするため、蠕動運動が活発化し食べ物の吸収や消化を助ける働きがあります。 善玉菌の栄養にもなるため腸内環境もよくなる ことが知られています。
脂質
ポップコーン1袋(50g)あたりに含まれる脂質量は、約11gと高い数値となっています。ちなみに50gあたりのカロリーは約240kcalで、こちらも高い数値です。
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ポップコーンのメリット&デメリット
ポップコーンを食べるメリットとデメリットを、それぞれ栄養面から見ていきたいと思います。
メリット
ポップコーンに含まれる食物繊維は、腸内環境を整える働きがあります。特に便秘症の方には効果的で、腸内まで届いた不溶性食物繊維がカサを増して溜まった便と共に排出させます。
また、強い抗酸化作用を持つポリフェノールも含まれており、体の老化の原因となる活性酸素と戦うアンチエイジング効果や、糖尿病や高脂血症などの生活習慣病への効果もあります。
ポップコーンのポリフェノール含有量は意外にも高く、小麦胚芽や全粒小麦の2.5倍!
デメリット
デメリットとしては脂質とカロリーです。製造過程で油を使用しているため脂質量・カロリー共に高く、1日の摂取目安量を超えてしまう可能性があります。
脂質の1日の摂取目安量は成人で50gなので、 ポップコーンを1袋(50gに対し脂質11g)食べると1日の目安量の1/5を摂ることになります 。これにプラスして1日3食分の脂質が加わるので、食事によっては目安量の50gを超えてしまうこともあるでしょう。
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ポップコーンの食べ過ぎは病気になる?
「ポップコーンの食べ過ぎは病気になるの?」と疑問に思うかもしれませんが、「ポップコーンを食べることによって病気になることはありません」!
というのも、ポップコーンの原材料は非常にシンプルです。塩味のポップコーンであれば、原料はトウモロコシ・油・塩がメインとなってきます。トウモロコシは体に悪いものではありませんので、特に病気になる原因はないのです。しかし、食べ過ぎると体に支障が出ることもあるので注意しましょう。
ポップコーンを毎日食べるとどうなる?
ポップコーンの食べ過ぎは病気にはなりませんが、高い脂質・カロリー・塩分・食物繊維の摂り過ぎによってこのような症状が出ることがあります。
- 塩分過多による高血圧
- 食物繊維の摂り過ぎで腹痛や下痢
- 高カロリー高脂質による肥満
時々食べる程度であれば心配ありませんが、毎日のように食べていると肥満や腹痛・下痢・高血圧などのトラブルに繋がる可能性もあります。1袋だけでも約240kcalあるお菓子なので、食べ過ぎないように気をつけましょう。
また、塩分に関しては塩味の場合ですが、キャラメル味やチョコ味など甘いポップコーンの場合「糖分の摂りすぎ」となります。糖分過多は糖尿病などを引き起こす原因となるので注意しましょう。
残ったポップコーンは保存できる?
残ってしまったポップコーンは捨ててしまった方が良いのか悩みますよね。映画館などで買ったポップコーンは賞味期限も書いていませんし、自宅で手作りした場合のポップコーンも時に問題はないのでしょうか。
映画館のポップコーンは保存できる?
映画館などで購入したポップコーンは、 購入時の容器から密閉できる容器やジップ付きの袋に移し替えましょう。
ポップコーンは手で食べることがほとんどであるため、カップに手の雑菌が付着したり、カビなどが繁殖しやすくなっています。
手作りポップコーンは保存できる?
ポップコーンは映画館だけでなく、家で手作りする場合も多いですよね。自宅で手作りしたポップコーンももちろん保存することができます。その際は、 ポップコーンが冷めてから にするのがポイントです。
熱によってポップコーンが湿気ってしまうため、温かいうちの保存はNG行為です。
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まとめ
「ポップコーンの食べ過ぎは病気になる?」というテーマについてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
この記事をまとめると
- ポップコーンの食べ過ぎで病気にはならないが、毎日食べ続けると危険
- 高脂質・高塩分・高カロリーなので肥満・高血圧の原因になることも
ポップコーンは食べ始めると病みつきになるお菓子ですが、塩分や脂質が多いので食べる量はほどほどに抑えるようにしましょう。
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