お弁当の一品として作り置きできるものがあると朝の忙しい時間など助かりますよね?そんな方には、ピーマンの肉詰めがおすすめです。でも、冷凍するタイミングって焼く前と焼いたあとどちらがいいのでしょうか?そこで今回は、
- ピーマンの肉詰めは冷凍できる?
- 解凍方法は?
- ピーマンの肉詰めで食中毒になったらどうなる?
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目次
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ピーマンの肉詰めは冷凍できる?
冷凍方法
ピーマンの肉詰めをしっかり焼いたら、粗熱をとって1個ずつラップで包み、冷凍保存用袋に入れて冷凍保存します。約1ヵ月ほど保存可能ですが、風味が落ちてしまうためなるべく早く食べきるようにしましょう。
焼く前に保存できる?
加熱前のピーマンの肉詰めを冷凍するのは、おすすめできません。理由は、解凍後に焼くとドリップが一気に出て肉質がパサパサになるか、もしくは中まで火が通らずに生焼けになってしまうからです。特に生焼けは、腸管出血などの食中毒になる危険性もあるので避けましょう。
一度焼いたものを冷ますことによって味が染み込み馴染みやすくなりますので一度焼成したあとは、また違った味わいもありピーマンと肉のうま味を楽しめます。
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解凍方法は?
電子レンジ
冷凍したピーマンの肉詰めは数が多いと加熱ムラが起きやすいので、温めるのは一度に3個までにしてください。触れてみてまだ冷たい部分がありましたら、場所や向きを変えてください。時間の目安は以下の通りです。
- 1個…1分20秒
- 2個…2分30秒
- 3個…3分
フライパン
フライパンにサラダ油を入れ中火で焼いて下さい。ピーマンの肉詰めを転がしながら中火で3分ほど焼く。全体に焼き色がついたら弱火にし、フタをして10分蒸し焼きにします。解凍を急いで中心部分が凍ったままだと外は焦げているのに、生焼けの原因になります。しっかりと中まで解凍するのが、うまく焼く時のコツです。
自然解凍
冷凍庫から冷蔵庫へ移し時間をかけたほうが食材へのストレスが少なくて済みます。冷凍後は、中心部がまだ冷たい可能性があるのでしっかりと火を通してください。完全に解凍するより、半解凍程度で加熱するほうがドリップは出にくいです。
ひき肉を回答する際も時間がある際は自然解凍をおすすめします。ピーマンの肉詰めはひき肉に味付けをする際に他のスパイスを加えて、色々な味わいを楽しむこともできるのでパセリ、ナツメグ、クミンなど様々な調味料もよかったら試してみてください。
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ピーマンの肉詰めで食中毒になったらどうなる?
症状
お弁当に詰めたと思ったピーマンの肉詰めがしっかり焼いたと思ったら中心がまだピンク色だったなんてこともありますよね。ひき肉は傷みやすいので注意が必要です。
また、食品過敏症やアレルギー、自己免疫疾患、IBD(炎症性腸疾患)などの持病がある方はピーマンやその仲間であるナス科野菜を食べるのは控えたほうがいいかもしれません。なぜ、ナス科の野菜が問題かというと「糖アルカロイド」と呼ばれる天然の 「農薬」が含まれています。
トウガラシやピーマンのカプサイシン、ジャガイモのソラニン、トマトの実には含まれていませんんが葉に含まれるトマチン。これらの成分は捕食者に食べられないように虫やウィルス、バクテリア、動物や人間などから身を守る植物の最初の防御網として存在しています。
日常で代表的なモノと言えば、タバコのニコチンやコーヒーのカフェインもアルカロイドの一つです。少し危ない話になりますが、単一のアルカロイドとして初めて分離された物質はケシから抽出された「モルヒネ」になります。
対処法
対処法としましてはしっかり火入れを行い、公衆衛生上は中心温度を75℃以上で1分以上加熱すると食中毒に関するほとんどの細胞は死滅すると言われております。しかし、その温度で加熱すると肉の柔らかさが損なわれてしまう可能性があるんので65℃くらいで少し長めに加熱したほうが味的にはよさそうです。
ピーマンの肉詰めのいいところは、ピーマンの皮越しに熱が加わるので熱伝導がゆっくりになり肉にゆっくり火が通っていくことです。また、流出した肉汁をピーマンが器代わりに受け止めてくれて温度が下がる際に、またうま味を肉の中にもどしてくれて、ピーマンの味と肉の味がなじんでゆくのでおいしさを逃さず調理することができます。
まとめ
この記事をまとめると
- ピーマンの肉詰めは焼いてから冷凍したほうが肉ダネがはがれにくい
- 解凍方法は電子レンジで一個ずつすると、ムラがなく時短にもつながります
- ピーマンは栄養満点ですが、胃腸に持病がある方は気を付けてください
- 食中毒予防としましてはピーマン越しに熱が伝わるので、中のひき肉もしっかり火を通してください
いかがでしたでしょうか?今回、ピーマンのカプサイシンの危険性についてお話もしましたが発汗作用があり美容にもいいという性質も持っています。栄養満点で健康にもいいので、熱い夏を乗り切るのに是非お弁当の一品に加えてみてください。
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