炒め物や肉詰めなど、食卓への登場頻度が高い野菜「ピーマン」ですが、その成長過程を見たことがある方は少ないのではないでしょうか。
今回着目するのはピーマンの「花」についてなのですが、見たことはありますでしょうか?植物に花が咲くように、ピーマンも花を咲かせてから実ができます。
私はじゃがいもの花を見たことはあったのですが、ピーマンの花を生で見たことはなく、想像よりも可愛らしい印象でした。
それでは、ピーマンの花の特徴や意外な花言葉についてご紹介します。
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ピーマンの花はどんなの?
食べることはあっても実際に成長しているところを見るチャンスは少ないピーマンですが、その花はこのような形をしています。詳しい特徴について見ていきましょう。
ナス科の白い花
ピーマンは茄子やトマトと同じナス科に分類される野菜です。ちょっと意外なのですが、じゃがいももピーマンと同じナス科の野菜です。
ピーマンの花はとても小さく2〜3cmほどのサイズで、葉のわきに下向きに咲くのが特徴です。花と言えば太陽に向かって上を向いているイメージですが、ピーマンの花は全て下向きに咲くのです。
筒状の形をした花は、先が5〜6つに分かれています。この花が咲き終えるとピーマンの実が大きくなってくるのです。
基本的には実ができるまで花が咲き続けるのですが、土に栄養がない場合は、開花してすぐに落ちてしまうこともあるようです。その場合は肥料を追加すると土質が改善され、栄養が全体に行き渡ります。
せっかく咲いた花ですが、一番最初に咲いた花は摘み取ってしまいます。これが沢山ピーマンを主郭するコツになります。
一番最初に咲いた花にもいずれ実が成りますが、苗が小さなうちに実を作ってしまうとそこに栄養分が集中して、そのあとに続くピーマンの実が十分に育たなくなってしまうのです。
もし花を摘む前にすでに実がなってしまったら、気づいた時点でその実を採るようにしましょう。もったいない気もしますが、上手にピーマンを育てるコツなのです。
開花時期は6~10月
ピーマンの収穫時期は6月〜遅くて10月ごろまでとなっており、実る前に花が咲くので花の開花時期も同じく6月〜10月となっています。
実ができる前に花が咲きますので、蕾ができたら実の準備をしているサインです。生産地や植え付けの時期によって収穫時期は異なりますが、開花から15〜20日後が収穫のタイミングとなっています。
家庭菜園としてピーマンを育てる方は多く、春先になるとホームセンターなどで苗が販売され始めます。成長が早いので、苗を植え付けてから約2週間〜1ヶ月ほどで花を咲かせます。
旬の時期は6月〜10月となっていますが、現在はビニールハウスの普及などにより1年中食べられる野菜となっています。
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ピーマンの花の花言葉は?
小さなピーマンの花ですが、ちゃんと花言葉が付けられています。その花言葉が「え?」と思うような意外な言葉なのです。一体どんな言葉なのか、見ていきましょう。
花言葉:「海の恵み・海の利益」
ピーマンの花言葉、それは「海の恵み」そして「海の利益」です。ピーマンと海、全く関係のない言葉が入っているではないですか!これには不思議な理由がありました。
ピーマンの色は緑色ですが、食べずにそのまま放っておくと赤く変色していきます。これがフランスではサンゴに似ていると言われており、それがこれらの花言葉に繋がっていったのです。
日本人の私たちからすると、どうやったら赤ピーマンがサンゴに見えるのか不思議ですが、フランスでは似た形をした赤い唐辛子を「菜園のサンゴ」と言うそうです。そのようなことも理由となって、ピーマンの花言葉に「海の恵み」「海の利益」と名付けられました。
また、サンゴ説とは別に「海を渡ってきた野菜だから説」、「海の近い地域でたくさん栽培されているから説」もあり様々です。花言葉の由来は不確かなものまで諸説あるようです。
ちなみに、「ピーマン」という名前の由来にもフランスが関係しており、フランス語で「料理献立」という意味の「piment」にちなんで付けられたそうです。
ピーマンは唐辛子の変種なので、その中でも大型のものをピーマンと呼ぶようになりました。
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まとめ
あまり知られていないピーマンの花とその花言葉についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
ピーマンの花は下向きに生えているため、ご近所さんの畑を覗いてもなかなか発見しずらいものです。そんなピーマンの花には、一見関係なさそうな「海」が入った花言葉がありました。その理由についてみなさん納得いただけたでしょうか?花言葉の由来には諸説ありますので、不思議な由来や昔のストーリーを楽しめたら良いのではないかと思います。
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