中国の黒い卵と印象の卵。みなさんは食べたことがありますか?独特の見た目とにおいがあるので、苦手な人が多いのですが、一度食べるとクセになってしまう方が多いです。
今回は
- ピータンってどんな卵?
- ピータンの匂いをを取る方法
- ピータンは安全?
- ピータンダイエットについて
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目次
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ピータンってどんな卵?
特徴
ピータンの原料は、鶏卵ではなく、アヒルの卵です。アヒルの卵は、鶏の卵よりも一回り大きくなります。ピータンは、アヒルの卵を灰や木炭、塩と一緒に粘土で包み、発酵させた中国の食品です。ピータンは、白身の部分は黒色でゼリー状、黄身の部分は灰色をしています。
栄養と効果
ピータンは、とても栄養価が高い食品で、たんぱく質や鉄、マグネシウム、カルシウム、脂溶性のビタミンが豊富です。栄養素別に、栄養素の効果効能をご紹介します。
- たんぱく質:筋肉や髪、爪、皮膚などを作り、体力強化や免疫力アップ。
- カルシウムやマグネシウム:骨や歯を丈夫にする。
- 鉄:血液を作り、貧血予防、疲労回復効果がある。
- ビタミンE:抗酸化作用が強く、活性酸素を除去してくれるためアンチエイジング効果がある。
- ビタミンD;カルシウムの吸収を助け、骨を強くする。
まずい?
日本では、食べ慣れていないためか苦手意識がある方が多いように感じます。匂いが独特で、アンモニアや硫化水素などを保有しています。味は臭いほど強くありません。半透明ゼリー状の温泉卵をイメージしたようなものです。
作り方
ピータンは、石灰や木炭を混ぜた粘土を卵の殻に塗りつけ、その上からもみ殻をまぶして、土の中のような冷暗所に2~3か月貯蔵して作ります。貯蔵することによって、卵がアルカリ性になっていきます。そのため、たんぱく質が変性し、黒色になります。
その他にも、消石灰や炭酸ナトリウム、塩などで作ることができます。
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ピータンが臭い!どんな匂い?
アンモニア臭
ピータンの強烈なにおいはアンモニア臭です。加工する際にピータンのたんぱく質が分解され、ペプチドになります。さらに、ペプチドが分解されて、アミノ酸に変わり、アミノ酸からアンモニアが分解されるため、独特なにおいが発生します。
匂いは好き嫌いが分かれる原因
ピータンの匂いの表現は様々です。腐った卵のにおい、野生動物のにおいと表現する方がいます。ピータンのにおいは、アンモニアや硫化水素によるもののため、刺激臭、腐敗臭が強いのでにおいで苦手と感じる方が多いようです。数回食べ慣れてくると、においがあまり気にならなくなり、美味しく食べられるようになります。
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ピータンの匂いを取る方法
ピータンの匂いを取る方法は、殻をキレイに剥いた後に60分ほど置いておくとアンモニア臭がなくなり食べやすくなります。ピータンの殻は、鶏の卵よりも殻が固く分厚いため剥きづらいです。
洗う
ピータンは、もみ殻と土に包まれて状態で販売されいることが多いです。周りに付着している土は、炭酸ナトリウムで口の中に入るとピリピリする可能性があります。
まずはもみ殻や土をキレイに水で洗い流しましょう。稀に、ひびが入ってしまているピータンがあります。ひびが入ってしまったピータンは食べないことがおすすめです。
剥き方
キレイに剥くコツとしては、ピータンを親指で軽く押しながら殻を剥いていくイメージです。皮が分厚いですが、鶏卵の茹で卵を剥くのと同じように剥いていきましょう。
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ピータンは安全?食中毒になることはある?
ピータンは、長期間発酵させてつくるため腐った状態を作り出しています。腐った状態と聞くと、食中毒を連想してしまう方が多いかもしれません。
しかし、食中毒や食あたりを起こす原因は、食品に菌が繁殖したものを食べてしまったときです。腐っているからと言って食中毒になるとは、限らないのです。
日本の納豆と同じですね。そのため、食品はピータンに限らず、正しい調理方法や保管を行うことで食中毒を防いでいくことができます。
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ピータンダイエットは効果ある?
ピータンは、1個60g程度の卵です。ピータンは1個当たり128kcalと鶏の卵1個91kcalと比較すると、少しだけピータンの方がカロリーが高いです。ピータンは糖質が0。そのため糖質ダイエットをされている方におすすめです。
ピータンは1日何個まで?
ピータンは、糖質が少なく、ビタミン、ミネラルなどの栄養素が豊富です。とはいえコレステロールやカロリーが高い食品になります。
毎日食べるのであれば、1日1個を目安に考えると良いのではないでしょうか?
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まとめ
今回は、ピータンのにおいやつくられ方についてご紹介しました。
この記事をまとめると
- ピータンは、アピルの卵。
- アンモニア臭がする。
- 外側は黒色で、中は灰色。
- 糖質が少なく、栄養価が高い。
- 1日の摂取目安量は1個。
独特の見た目とにおいで、苦手な方が多いピータンですが、食べ慣れてしまうとクセになりおいしいと感じます。腐っているイメージですが、腐敗は必ずしも食中毒というわけではありません。安全な食べ物です。ピータンを食べる機会がありましたら、ぜひチャレンジしてみてください。
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