清涼飲料水の賞味期限切れはいつ頃?未開封時の味や安全性も紹介!

スーパーやコンビニ、どこでも買えるペットボトル入りの清涼飲料水。最近は、流行りの業務スーパーなどでお安く売られていたり、ネットで箱買いしたりと、まとめ買いされる方も多いのではないでしょうか。そこで気になるのが賞味期限。

・・・そういえば、今は缶ジュースって流行らないんですかね?筆者が子どもの頃は缶ジュースを買ってもらえると嬉しくて、大事に抱えて飲んだ思い出が。おっと、話がずれました。今回はペットボトルに入った清涼飲料水のお話です。それでは、

  • 清涼飲料水の賞味期限
  • 賞味期限が切れちゃった!未開封なら飲める?
  • 賞味期限ってそもそも何?
  • ペットボトルの正しい保管方法
について、ご紹介していきましょう。

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清涼飲料水の賞味期限

まずはペットボトル入りの清涼飲料水、実際の賞味期限についてみていきます。

大体半年~3年程に設定されている

まずは改めて、清涼飲料水とはどういうものをいうのか、確認しておきましょう。

清涼飲料水とは

乳酸菌飲料、乳および乳製品を除く、アルコール分が1%未満の飲料(食品衛生法より)

この規格によると、野菜ジュースも豆乳も、水もお茶も全て清涼飲料水に含まれます。

内容物やペットボトルへの充填方法によっても違いがありますが、賞味期限は大体半年~3年程。ちなみに、炭酸飲料も清涼飲料水に含まれますが、炭酸が抜けることを考慮して、賞味期限が半年程度と短めに設定されているものが多いようです。

水だと5年程保存ができるものも

備蓄用としても購入されるペットボトル入りの水は、5年という長期保存にも耐えうるものが発売されています。中にはなんと、15年保存可能というものも!

災害時に最も困るのが水不足、 農林水産省のガイドラインによれば、飲料水と調理用の水、あわせて1人あたり1日3リットル計算で大体3日分、10リットル/人の水を備蓄 しておくことが推奨されています。

水は腐らない!?

実はペットボトル入りの水、製造の段階で殺菌処理がなされており、さらに水は腐敗するような成分を含まない無機質であることから、理論上は腐ることがありません。

ですが、ペットボトルは完全に空気を遮断する訳ではありません。保管状況によっては品質が変化することもあるので、備蓄場所には注意しましょう。そうした水でも、災害時の手洗いや洗濯など、飲用以外の用途には使えるので安心してください。

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賞味期限が切れちゃった!未開封なら飲める?

買い置きしておいた清涼飲料水、うっかり賞味期限が切れてしまうこともありますよね。捨ててしまうにはもったいないし、飲んでも大丈夫なのでしょうか。

少し過ぎたくらいなら大丈夫

未開封の状態であれば、賞味期限を多少過ぎても飲んで問題ありません。

ただし、1度開封したものとなると話は別。たとえ口をつけて飲んでいなくても、空気中の微生物が混入したり、空気と触れることで劣化が始まっている場合もあります。開封後は冷蔵庫で保存し、賞味期限に関わらず早めに飲み切るようにしましょう。

匂いがおかしい時はやめておいて

ペットボトル飲料の種類や、保管状態でも劣化の早さは変わってきます。明らかにいつもと違う匂いがする、変色している、またはペットボトル自体が膨らんでいる感じがする、といったときは危険信号。もったいないですが、飲まずに廃棄するようにしましょう。

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賞味期限ってそもそも何?

私たちが購入する食品や飲料品に表示されている賞味期限、そもそも何の期限を示しているのでしょうか。

おいしく飲食可能な期限

まずは賞味期限と消費期限の違いについて、改めてご紹介しておきましょう。

  •  賞味期限 

未開封で表示通りに保存した場合、味や風味などの品質が変わらずおいしく飲食できる期限

ペットボトル飲料をはじめとした、長期間傷みにくい食品に表示

 

  •  品質保持期限 

未開封で表示通りに保存した場合、品質が変わらず安全に飲食できる期限

ケーキやサンドイッチなど、傷みやすい食品に表示

賞味期限は、あくまでも「おいしく飲食できる」期限。過ぎたとしても、未開封であればすぐに飲めなくなる訳ではありませんので、ご安心くださいね。

安全面は多少過ぎても変わらない

上にも書いたように、賞味期限であれば少しぐらい過ぎたところで安全面は変わりません

では、具体的にはどれくらいなら過ぎても大丈夫なのか、気になりますよね。これ、実は計算式があるんです。

賞味期限切れ、食べるべき目安

安全のために短めに設定されていることが多い賞味期限。この賞味期限切れについて、 消費者庁が「賞味期限後の食べるべき目安」に関する計算式 を発表しています。

賞味期限後の食べるべき目安(月数)=賞味期限(月数)×1/10×1/2

清涼飲料水の賞味期限が、製造から360日だとすると、

30×1/10×1/2=1.5(月数)、つまり賞味期限切れから1か月半は安心して食べられるということになります。

ちなみに、最後の1/2はより安全に配慮したものであり、計算に入れなくても構わない、という意見もありますので、参考にしてみてくださいね。

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ペットボトルの正しい保管方法

長期保存が可能なペットボトル、ですが保存環境が悪ければ劣化も早まってしまいます。最後に正しい保管方法を確認しておきましょう。

高温多湿を避けて

買ってきたペットボトルのラベルを見てみてください。保存方法の欄に、直射日光や高温多湿の場所を避けて保存するように書かれているはず。品質が劣化するのみならず、炭酸飲料では中のガスが膨張して、最悪破裂してしまうことも。そうなると悲惨の言葉ではすみません。

表示通り、なるべく冷暗所で保存するようにしましょう。

ペットボトルで火災!?
ペットボトルに直射日光が当たると、ペットボトルがレンズの役割をして火災に発展することがあります。冗談のような話ですが、これ、「収れん火災」といって、年に数件発生の報告がある事故。特に未開封のペットボトルを車に置きっぱなし、なんてことにはくれぐれもご注意くださいね。

強い匂いの物と保管しない

密閉されているように見えるペットボトルですが、実は構造上、微量ではありますが空気を通してしまいます

匂いの強いものと保管すると、その匂いが清涼飲料水自体に移ってしまうことも。特に水などの味や香りが無いものだと、飲むときに気になってしまいますので、保管場所には注意しましょう。

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まとめ

いかがでしたか?

この記事をまとめると

  • 長期の保存が可能な清涼飲料水、賞味期限は半年から3年
  • 賞味期限は「おいしく飲める期限」多少なら切れても安全性には問題無し!
  • 正しく保存しないと品質が変わってしまうことも、直射日光や高温多湿を避け、匂いの強いものからは離して保存しよう

災害時の水だけでなく、体調を崩したときのスポーツドリンクやお子様のおやつに、気分転換用に。買い置きしておくと何かと便利な清涼飲料水。正しく保存して、最後までおいしく飲み切りましょう!

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