辛味調味料として使われる「唐辛子」やその仲間の「ししとう」を生で食べることはなかなかありませんが、実際のところ生食することはできるのでしょうか?また、食べ過ぎは体調不良の元ですが、どんな症状が現れるのでしょうか?今回は、
- 唐辛子・ししとうは生で食べられるのか
- 食べ過ぎるとどうなる?
- 唐辛子・ししとうが原因の体調不良
この3つのテーマに沿ってについてご紹介します。
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目次
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唐辛子はそのまま生で食べられる?
唐辛子を使った料理と言えば、調味料を加えたスープや炒め物を想像しますよね。「生の唐辛子」を食べることはあまりないかもしれませんが、実際のところ食べても大丈夫なのでしょうか?その答えを見てみましょう。
生食できる!
その答えは、「唐辛子は生でも食べることができます」!意外と感じた方が多いのではないでしょうか?唐辛子は乾燥させたものや粉末にしたものが多いので、なかなか生で食べるという発想にはならない食材ですが、生で食べることができます。
海外では生食が当たり前の国も
日本では唐辛子を生食する文化はほとんどありませんが、海外では生食が当たり前の国があります。メキシコは唐辛子の生産地として有名で、いつもの食事が辛いのが一般的です。サルサソースやサラダとして生で唐辛子を食べる文化があります。
ししとうはそのまま生で食べられる?
続いて、ししとうを使った料理と言えば、てんぷらやお浸しを想像しますよね。「生のししとう」を食べることはあまりないかもしれませんが、実際のところ食べても大丈夫なのでしょうか?その答えを見てみましょう。
生食できる!
こちらも「ししとうは生でも食べることができます」!唐辛子と違い辛味がほとんどないので、生でも食べやすいです。食感はパリッとしていてピーマンのような感じです。
辛味より苦味が強め
ししとうは「辛味<苦味」が強いのが特徴です。唐辛子には辛味成分であるカプサイシンが含まれていますが、 ししとうは基本カプサイシンを含みません 。そのため辛味はないのですが、苦味を感じることがあります。
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食べ過ぎには注意が必要
生で食べることができる唐辛子とししとうですが、食べ過ぎには注意が必要です。どんな食材であれ過剰摂取は体のトラブルの元ですが、唐辛子・ししとうを食べ過ぎるとどんな症状が出るのでしょうか?
中毒になる可能性
唐辛子は普段たくさん食べることがない食材なので、食べ過ぎると体がびっくりして中毒になる可能性があります。
体調不良の原因にも
また、中毒とまではいかなくとも、体調不良の原因になることもあります。具体的にどんな症状が現れるのかは、後ほどご紹介いたします。
カプサイシンには致死量もある
唐辛子に含まれている辛味成分「カプサイシン」には、摂取しすぎると死に至る致死量というものがあります。日本に出回っている唐辛子の品種は、強烈な辛味を持つものはあまりありませんが、世界には恐ろしい辛さを持つ唐辛子が多数存在しています。
ギネス記録に認定されている唐辛子や、世界激辛唐辛子ランキングTOP10に入るような唐辛子を沢山食べた場合、体がアレルギー反応を起こしてショック状態となり、命を失ってしまうこともあります…!
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唐辛子・ししとうが原因の体調悪化
では、唐辛子やししとうを原因とする体調不良の具体例を見てみましょう。食べ過ぎなければなかなか発症するものではないので安心してくださいね。激辛料理に挑戦する際などは注意しましょう!
腹痛・胃痛
唐辛子に含まれているカプサイシンは刺激的な成分なので、胃腸を刺激して腹痛・胃痛になる可能性があります。特に普段辛い料理を食べ慣れていない人は要注意です。
下痢・痔・血便
また、カプサイシンが腸内で活発に働くことで下痢・痔・血便といった症状が出ることがあります。ししとうにはカプサイシンがほとんど含まれていないのですが、唐辛子には必ずカプサイシンが含まれています。
腸内の粘膜を刺激することでこのような症状が出ることがあるので、激辛料理の食べ過ぎには注意してください…!
頭痛
頭痛もカプサイシンにより起こる症状の一つです。あまりにも辛い唐辛子を食べると、脳に繋がる血管が収縮することで雷に打たれたような頭痛を発症することがあります。
ニキビ
そして美容面で困るのがニキビなどの吹き出物です。辛い料理を食べると、ニキビという形で肌に現れることがあります。これは筆者も経験したことがあるのですが、食べた翌日に肌が荒れてしまいました。
唐辛子の発汗作用やデトックス効果を期待して食べ過ぎると、本末転倒となってしまいますので注意しましょう。
蕁麻疹
ニキビに加え、体に湿疹ができることもあります。食品アレルギーで一番起こりやすいと言われているのが蕁麻疹です。数時間で消えることが多いですが、かゆみや痛みを伴うので危険ですよ。
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触れた部分がヒリヒリ痛むことも
ちなみに、唐辛子そのものを食べなくても触れただけで起こる症状もあります。みなさん経験はありませんか?
唐辛子によるやけど
辛味の強い唐辛子が腕などの皮膚に当たると、炎症を起こし脳が火傷したと勘違いすることがあります。口に入れていなくても触れただけで体に異変が出るというのは怖いですよね。
日本に出回っている唐辛子はそこまで強烈な辛味を持つものは少ないですが、ハバネロなど世界の激辛唐辛子の場合このような症状が起こるので注意しましょう。
顔(鼻・目・コンタクト)
また、唐辛子を触った手で目や鼻をこすってしまうと炎症を起こして痛くなることがあります。玉ねぎやニンニクを切った手で顔を触り、痛くなった経験はありませんか?手についた唐辛子の成分が付着し、ヒリヒリと炎症を起こしてしまうのです。
喉
また、食べた時に喉の粘膜を刺激して喉が痛くなることもあります。とにかく唐辛子の食べ過ぎは体調不良を伴うことが多いので注意しましょう。
おしり
先ほど食べ過ぎは下痢・痔・血便の原因になるとお話しましたが、おしりがヒリヒリ痛くなることもあります。体内で分解しきれなかったカプサイシンがそのまま出てきた時に起こるもので、食べ過ぎた時になりやすいです…!
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唐辛子の痛みの対処法
万が一、唐辛子で痛みを発症した時には、家庭にあるアレで症状を和らげることができます。
オロナインが効果あり
「オロナイン」という軟膏をご存知ですか?ドラッグストアなどで簡単に手に入るクリームで、唐辛子によって痛んだ皮膚に塗ることで症状を緩和することができます◎
まとめ
「唐辛子とししとうの生食・食べ過ぎた時の症状」についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
この記事をまとめると
- 唐辛子・ししとう共に生で食べることができる
- 唐辛子の辛味は腹痛・下痢・ニキビなどの体調不良に繋がるので注意が必要
なかなか生で唐辛子やししとうを食べる機会はありませんが、一応生食できる野菜であることがわかりました。最近は激辛料理がブームとなっていますが、体調不良になることが多いので注意してくださいね。
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