1年を通して手に入れることのできる「唐辛子」は、料理に辛味をプラスするための万能調味料です。「唐辛子=辛い」のが当たり前ですが、そもそもなぜ唐辛子って辛いのでしょうか?今回は、
- 唐辛子はなぜ辛い?
- 一番辛い唐辛子の部位
- 唐辛子を更に辛くする方法
これらのテーマに沿ってご紹介いたします。
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目次
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唐辛子はなぜ辛い?
唐辛子は世界に3,000種類もの品種が存在しますが、その大半に「辛味」があります。唐辛子といえば辛いことが当たり前となっていますが、どんな成分によって辛味が出ているのでしょうか?
辛味成分カプサイシン
「カプサイシン」という成分を聞いたことがあるかと思いますが、唐辛子はこのカプサイシンが含まれていることで辛くなっています。
カプサイシンは体内に入ると脂肪燃焼や代謝アップなど嬉しい効果がある成分で、これが唐辛子の辛味の元となっています。
種が一番辛いって本当?
丸ごと1本の唐辛子を扱う時、「中の種を出さないととても辛い」と聞いたことはありませんか?唐辛子を輪切りにする時など、中の種を取り出して捨てている方も多いかと思います。
種はあまり辛くない
しかし、実は種に辛味はあまりありません!「種=辛い」というイメージがありますが、辛味成分であるカプサイシンが豊富に含まれているのはあの部分なのです。
辛いのは胎座(ワタ)の部分
ピーマンやししとう・パプリカの中にも入っている「ワタ」が唐辛子にも含まれており、この ワタ部分に辛味成分がたくさん含まれています。 たいていの唐辛子は乾燥させた状態で販売されているので、ワタがあまり目立ちませんが、唐辛子に含まれているワタ部分が一番辛い部位となっています。
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スコヴィル値って何?
唐辛子のからさを測る際に必要な単位に「スコヴィル値」というものがあります。
辛さを測る単位
スコヴィル値は辛さを測る単位のことで、数値が高ければ高いほど辛いということになります。例えば、「鷹の爪」のスコヴィル値は50,000ほどと言われています。それに対し辛いことで有名な「ハバネロ」のスコヴィル値は350,000です!
このようにスコヴィル値によって唐辛子の辛さレベルを計測しています。
カプサイシンの割合を示すもの
スコヴィル値=カプサイシンの割合を示すものです。そのため、辛い唐辛子はより多くのカプサイシンを含んでいるということになります。
このスコヴィル値によって、世界の激辛唐辛子ランキングやギネス認定が決定されているのです。
唐辛子をもっと辛くする方法とは
唐辛子は辛いものが一般的ですが、更に辛味を強くしたい時には調理の際に一工夫する必要があります。辛党の方は必見な、唐辛子を更に辛くする方法をご紹介いたします。
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細かく刻む
1つ目は「細かく刻む方法」です。唐辛子を刻むことで断面が増え、よりカプサイシンが滲みでやすくなります。料理に唐辛子を混ぜる時は、できるだけ小さく細かく刻むことで辛味をアップすることができます◎
ペースト状にする
2つ目は「ペースト状にする方法」です。ペースト状にした唐辛子の調味料として代表的なものには、「豆板醤」や「コチュジャン」などがあります。ペーストにすることでより細かくなるので、唐辛子からカプサイシンが出やすくなります。
乾燥させる
3つ目は「乾燥させる方法」です。意外ですが、唐辛子はフレッシュな生の状態よりも乾燥させたものの方が辛くなる特徴があります。
スーパーなどで販売されている唐辛子は元々乾燥させてあるものが一般的ですが、もしも生の唐辛子を手に入れた際は天日干しして乾燥させてみましょう。
油で加熱する
4つ目は「油で加熱する方法」です。油を良く使う中華料理では、調味料に唐辛子が沢山使われていますね。豆板醤やコチュジャンなどは中国発祥の調味料です。
唐辛子は油で加熱することでカプサイシンが活発になり、より辛味を出すことができます◎
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まとめ
「唐辛子が辛い理由と辛味を増やす方法」についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
この記事をまとめると
- 唐辛子に含まれる「カプサイシン」が辛味を作っている成分
- より辛味を出したい時は、①細かく刻む ②ペーストにする ③乾燥させる ④油で加熱する
唐辛子は色々な料理にプラスすることで辛味を出すことができる万能調味料なので、是非普段の食事に活用してみてくださいね。カプサイシンの効果で代謝がアップし、脂肪を燃焼しやすくなりますよ!
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