「ピーナッツアレルギー」という言葉を聞いたことがありますか?数ある食物アレルギーの中でも、ピーナッツアレルギーは、少量の摂取でも重篤なアレルギー反応を起こす可能性の高いアレルゲンと言われています。
今回は、
- ピーナッツアレルギーが起きる原因
- どんな人がピーナッツアレルギーになりやすいのか
- どんな症状が出るのか
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目次
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ピーナッツアレルギーが起きる原因は?
ピーナッツアレルギーに悩んでいる方は、なんとアメリカだけでも600万人を超えると言われています。アレルギーの中でもわりとポピュラーなアレルギーなのですね。
何に反応している?
ピーナッツアレルギーは、体の免疫系がピーナッツのタンパク質を有害な物質と取り違えることで起こると言われています。
適量はどれくらい?
ピーナッツアレルギーじゃなくても、免疫が落ちている時にピーナッツの食べ過ぎを続けると、湿疹や蕁麻疹が出ることがあるそうです。ピーナッツの1日の摂取量は20〜30粒程度を目安にしましょう。
対処方法はある?
対処方法というよりかは、心配な方は事前に病院でピーナッツアレルギーを調べる検査を受けてみることをおすすめします。血液検査や皮膚テスト・食物経口負荷試験など、ピーナッツアレルギーを調べる方法が病院にはあります。調べてピーナッツアレルギーが発覚したら、自分が口にするものは常に成分を確認して、「落花生」の表示がないかを確かめることが対処方法と言えるのではないでしょうか。
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どんな人がなりやすい?
そんな恐ろしいピーナッツアレルギーですが、どんな人がなりやすいかなどの特徴があるのならぜひとも知りたいところですよね。以下に記載させていただきます。
子供
子供(特に乳幼児)は、ピーナッツアレルギーを発症しやすいと言われています。生まれてくる時にピーナッツアレルギーを持って生まれてくる子供はいませんが、体がアレルギーを発症しやすいタイミングでアレルゲンにさらされると、アレルギーになってしまうんだとか。しかし、大人になるにつれて体の成長と共に消化器系がピーナッツに反応しにくくなり、ピーナッツアレルギーが治ったというケースもあるそうです。しかし、治ったと思っていたピーナッツアレルギーが再発するというケースもありますので引き続き注意は必要です。
他の食べ物アレルギーがある
一般に、種類の近い植物・食物は、そのうちの一種類にアレルギー反応を起こすと、他の近い種類のものにも反応しやすくなると言われています。
花粉症などのアレルギー症状がある
花粉症になると食物アレルギーにもなりやすいという説もありますが、それは花粉の種類にもよるようです。ハンノキ・シラカンバ・カモガヤ・オオアワガエリの花粉症の方はピーナッツアレルギーになりやすいと言われています。これは、この花粉のアレルゲンとピーナッツに含まれるアレルゲンがにているためにアレルギー反応が起きてしまうためと言われています。しかし、これらの花粉症を持つ方が必ずしもピーナッツアレルギーになってしまうわけではありません。
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どんな症状がある?
ピーナッツアレルギーの症状は、ピーナッツにさらされてから短時間で現れます。
アナフィラキシーショック
食物アレルギーで起こる最も重い症状が「アナフィラキシーショック」と言われています。ピーナッツアレルギーは重篤な症状が出やすいと言われている食物アレルギーなので、このアナフィラキシーショックを引き起こす危険性が高いのです。アナフィラキシーショックとは、アレルギー症状で起こる「皮膚や粘膜系の症状」・「呼吸器系の症状」・「循環器系の症状」・「消化器系の症状」・「神経系の症状」のうち、2つ以上の重い症状が同時に起こった状態を言います。
蕁麻疹
ピーナッツを食べた後に顔や体にポツポツができます。食物アレルギーの中で最も多い反応は皮膚症状であると言われています。
微量でも注意
ピーナッツそのものはもちろんですが、ピーナッツオイルや、微量でもピーナッツが含まれる料理を食べた後に症状が出ることもありますので、ピーナッツアレルギーをお持ちの方は自分が口にするものの成分を、事前にきちんと確認してから召し上がるようにしてください。
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まとめ
ピーナッツアレルギーが、油断すると恐ろしいアレルギー症状であることがわかりましたね。自分がピーナッツアレルギーを持っていることに気づかずにうっかりピーナッツを方にしてしまったら、とんでもないことになってしまいます。ピーナッツアレルギーかどうかを調べるためには、皮膚テストや血液検査・食物経口負荷試験などで調べることができますので、気になる方はお近くの病院で相談してみてください。
この記事をまとめると
- ピーナッツアレルギーは、体の免疫系がピーナッツのタンパク質を有害な物質と取り違えることで起こる
- 子供や他のアレルギーがある方・花粉症がある方はピーナッツアレルギーになりやすい
- 蕁麻疹や、「皮膚や粘膜系の症状」・「呼吸器系の症状」・「循環器系の症状」・「消化器系の症状」・「神経系の症状」のうち、2つ以上の重い症状が同時に起こった状態であるアナフィラキシーショックを起こすこともある