「ピーナッツを食べすぎると鼻血が出る。」・「ピーナッツを食べすぎるとニキビができる」などと、小さい頃ピーナッツを食べていて両親から言われたことはありませんか?なぜ、ピーナッツを食べすぎると鼻血が出たりニキビができると言われているのでしょうか?子供の頃は特に疑問を持たずにそんな教えを鵜呑みにしていましたが、果たして、ピーナッツを食べすぎると本当にそれらのことが起こってしまうのでしょうか?
今回は、
- ピーナッツを食べすぎるとどうなるの?
- 原因はなんなの?
- 適量はどのくらい?
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目次
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ピーナッツの食べ過ぎで下痢になる?
大人になってからは、「ピーナッツを食べすぎると鼻血が出る。」・「ピーナッツを食べすぎるとニキビができる。」に加えて、「ピーナッツを食べすぎると下痢になる。」と言われることが増えたように感じます。ピーナッツを食べすぎると下痢になってしまう原因は一体何なのでしょうか?
原因は?
ピーナッツは、消化に時間のかかる「食物繊維」が豊富であることから、食べすぎてしまうと消化不良を起こしてしまい、腹痛や下痢になる可能性があると言われています。また、ピーナッツには「タンニン」と呼ばれる胃腸の働きを弱くする成分が多く含まれているため、腹痛を引き起こしやすいとも言われています。そして輸入されたピーナッツに付着しているカビが原因で腹痛を引き起こしてしまうこともあります。
適量はどのくらい?
ピーナッツの1日の摂取量としては、1日に約30g(30粒程度)がおすすめと言われています。これは、手のひらに軽く一杯程度の量になります。
対処方法はある?
症状がそれほどひどくない場合は、お湯を飲んで水分補給をし、腸を労りましょう。ひどい場合は薬を飲むことをおすすめします。
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どんな症状がおきる?
ピーナッツには、血行を良くする効果などがある「ビタミンE」・高血圧や動脈硬化の予防にもなる「オレイン酸」・女性ホルモンのバランスを整えてくれる「レスベラトール」・骨や歯の形成に欠かせない「カルシウム」など、私たちの身体にとって嬉しい栄養素が含まれています。ですが食べすぎには要注意!ここからは、ピーナッツを食べすぎることで起こる症状について解説していきます。
腹痛・下痢になる
先ほども申し上げた通り、ピーナッツを食べすぎることで、豊富な食物繊維とタンニンという栄養素が原因で、腹痛や下痢を引き起こすことがあります。
鼻血になる
なんと、「ピーナッツを食べすぎると鼻血になる。」という教えについては医学的根拠はありません!ピーナッツは栄養価が高いため、食べ過ぎるとエネルギーの捌け口がなくなり鼻血が出ると考えられていたという説や、昔はピーナッツは高価なものだったため、子供があまり欲しがらないように親が言い聞かせるために言ったという説がありますが、いずれも医学的根拠はありません。
ニキビができる?
「ピーナッツを食べすぎるとニキビができる。」という教えは事実であるとは言えません。それどころかピーナッツには、健やかな肌をキープさせるビタミンE・脂質の代謝を助けるビタミンB群・血液をサラサラにするオレイン酸など、お肌に良い栄養素がたくさん含まれています。それではなぜ、「ピーナッツを食べすぎるとニキビができる。」などという教えが広まってしまったのでしょうか。これはピーナッツの加工の際に、油やバター・塩・食品添加物などが使われていることによるものと言われています。こういった加工によって、ピーナッツは脂質や塩分・糖分を増やし、ニキビの原因になってしまうのです。
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どんな人がなる?
このようなピーナッツが起こす症状は、「なりやすい人」というのは存在するのでしょうか?もしも自分が「なりやすい人」であれば、ピーナッツを食べる際は注意していきたいところですよね。
アレルギー症状のある人
ピーナッツアレルギーがある方は、下痢や腹痛どころか、湿疹やひどい場合にはアナフィラキシーショックなどを起こす危険性がありますので、たとえ少量でも絶対にピーナッツを食べてはいけません。
子供
子供は大人に比べるとまだ腸が未発達なので、大人よりも下痢を起こしやすいと言われています。そのためピーナッツを食べる際は大人よりも少なめの量でおさえるようにしましょう。
対処方法は?
子供や、ピーナッツアレルギーではなくても他の食物アレルギーをお持ちの方は、ピーナッツを1日に食べる量を30粒よりも減らすことをおすすめします。
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まとめ
ピーナッツを食べすぎると起こってしまう症状やその対処法についてがわかりましたね。適量を守ればとってもおいしく身体にも良いピーナッツですので、1日の適量を守って食べるようにしましょう。
この記事をまとめると
- ピーナッツの食べ過ぎで鼻血やニキビが出来るといった教えについては科学的根拠はないが、ピーナッツを食べすぎると下痢や腹痛を引き起こす恐れがある
- その原因は、ピーナッツは含まれる食物繊維が豊富なので摂りすぎると消化不良を起こしてしまうことと、タンニンという胃腸の働きを弱くする栄養素が含まれているため
- 対処法は、1日30粒程度というピーナッツの適量を守ることである