パッションフルーツの食べ方は?皮・種は?毒は?食べ頃・旬は?ジャムに?

ほどよい酸味と甘みが特徴の南国のフルーツである、パッションフルーツ。なかなか簡単には手に入らないことの方が多いですが、最近はスイーツに使われていたりするので知っている人も多いと思います。今回は

  • パッションフルーツの特徴
  • パッションフルーツの食べ方
  • パッションフルーツの健康効果・アレンジ
についてご紹介していきますよ。

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パッションフルーツの特徴

パッションフルーツとはどのようなものなのでしょうか?その味や旬の時期についてもご紹介します。

パッションフルーツとは?

パッションフルーツとは、南米が原産のつる性も熱帯果樹のこと。

トケイソウ科トケイソウ属で、和名はそのままトケイソウ。日本には明治時代中期に導入されました。

近年ではグリーンカーテン作りにも、節電対策をしつつ果実も楽しめる植物として注目されています。

国内では鹿児島や沖縄、小笠原など温暖な地域に生息しています。

一番多く流通しているのは紫色の種類ですが、黄色い種類もあります。

また海外では丸い形のものや細長いものなど、さまざまな品種が存在します。

果肉はとろっとした黄色い粒が大量についており、中には大きな種が入っています。

イメージとしてはザクロのようなものです。

ただしザクロとは違い、パッションフルーツはその種を楽しむもの。

かための種をぼりぼりとかみ砕くのがおいしいフルーツなのです。

旬の時期

パッションフルーツは輸入が多いので年中手に入りますが、国産のものでは2月頃から収穫が始まります

もっとも多く出回るのは6~8月。南国のフルーツですし、夏のイメージが強いですよね。

味の特徴

パッションフルーツの味の特徴は、なんといってもその華やかな香りにあります。

南国のフルーツといえばマンゴーやパイナップルを想像すると思いますが、それとは異なる華やかな香りに驚かされます

味は甘酸っぱく、収穫後追熟させることで酸味が抜けて甘さが増します

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パッションフルーツの食べ方

わかりにくい食べ頃の見分け方や種について、うまく食べられる切り方についてもご紹介します。

食べ頃の見分け方は

パッションフルーツは収穫後、追熟すると表面にシワが出てきて甘みがアップします。

スーパーなどでシワのあるものを見つけたら、それは食べ頃のサインです。

表面がつるっとしているものを入手したなら、しばらく置いて追熟させましょう。

シワが出るまで待って食べれば、案外甘みが強いフルーツなんですよ。

皮や種は食べられる?

パッションフルーツは、種の食感を楽しむフルーツです。

小さな果肉の中に大きな種が入っており、生食で種を取り除くことは困難です。

果肉は非常にやわらかいので、種をかみ砕くことで食感も楽しむことができるのです。

またこの種の部分にこそ栄養素が詰まっているので、食べないのは非常にもったいないです。

外皮はかたくて食べられませんが、ゼリーなどの器に使ってもかわいいですよ。

毒はある?

実はパッションフルーツには青酸性の毒素が微量に含まれています。

ですが普通に食べるぶんにはなんの問題もないものですので、安心してくださいね。

そんなものよりも、農薬やほかの食べ物に含まれる添加物の方が比べ物にならないくらいの毒ですよ。

上手な切り方は?

上下に半分に切り分けてスプーンで食べることができますが、この方法では切ったときに果汁がこぼれてしまいます。

そのため上の方を切り落とし、丸々一個をスプーンで食べるのがベストな方法です。

スプーンで果肉と種をそのまますくって食べましょう

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パッションフルーツの健康効果・アレンジ

パッションフルーツにはどのような健康効果があるのでしょうか。また生で食べる以外の食べ方についてもご紹介します。

健康効果・効能の一覧

パッションフルーツにはβ-カロテンが豊富に含まれており、その量は100g当たり1100μgとフルーツの中ではトップクラス

β-カロテンは体内でビタミンAに変換され、皮膚や粘膜を健康に保つはたらきや免疫力を高めて風邪を予防するなどの効果が期待できます。

カリウムむくみ解消や高血圧予防にも有効な成分。体内の塩分濃度を調節して、余分な塩分を排出するはたらきがあります。

強い抗酸化力を持つビタミンCには、ガンや脳卒中、心筋梗塞などの生活習慣病を予防するという作用が。

さらにコラーゲンの生成を促し、シミの原因となるメラニンの生成を抑えるなど、美肌作りにも欠かせない栄養素です。

ビタミンB6は、アミノ酸の合成と代謝に大きな役割を持ち、脂質の代謝や貧血、肌荒れ予防をサポートします。

また胎児の健全な発育や貧血、認知症の予防に不可欠葉酸も多く含まれています。

食べ方の一覧

一番おすすめなのはそのまま食べること。シンプルにパッションフルーツの華やかな味わいを楽しむことができます。

果肉と種をすくってそのままソースとしてヨーグルトやアイスにかけたり、ケーキに添えても

ドレッシングとして使っても、爽やかな香りが楽しいサラダになりますよ。

とても濃厚な味わいなので、もし味が濃いと感じるなら炭酸水で割ってソーダとして飲むのはいかがでしょうか。

そのほかにもゼリーに加工すれば、夏らしい涼やかなスイーツが完成しますよ。

アレンジの一覧

パッションフルーツをアレンジしたいなら、このようなものはいかがですか?

  • ジャム
  • ゼリー
  • プリン
  • ムース
  • チーズケーキ
  • スムージー
  • サラダ
  • カルパッチョ

パッションフルーツはとても香り高いので、それを活かせるメニューがおすすめ。

爽やかな酸味がチーズケーキやドレッシングなどにもぴったりですよ。

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まとめ

この記事をまとめると

  • パッションフルーツは種を楽しむフルーツ!
  • 豊富な栄養素の多くは種に詰まっているので、食感を楽しみながら種ごと食べよう

種を食べることに抵抗がある人は多いかもしれませんが、それこそがパッションフルーツの特徴です。

おいしいだけでなく栄養成分にも注目が集まるパッションフルーツ。この夏はぜひチャレンジしてみてくださいね。

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