パプリカをサラダで使いたい!生で食べれる?下痢になるから危険?

だんだんと夏野菜がおいしくなる季節が近づいて来ましたね。料理に彩りを与えてくれるパプリカ、形はピーマンと似ているけれど生食で食べても大丈夫なのか心配になりませんか?そこで今回は、

  • パプリカは生で食べれる?
  • 食べ過ぎると下痢になる?
  • パプリカのおすすめの食べ方&相性のいい食材

こちらをテーマにご紹介します。

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パプリカは生で食べれる? 

パプリカは生食向き?

パプリカはピーマンと同じナス科トウガラシ属ですが、苦味や辛味は少なく、またお子さんが苦手とする青くささもなく、彩りもいいのでサラダなど生食でもおいしく食べれます。油との相性もいいのでエクストラバージンオイルと一緒に食べるのがおすすめです。

加熱しても大丈夫?

パプリカは品種にもよりますがじっくりと加熱すると、とても甘く仕上がります。パプリカはピーマンよりもビタミンCとβカロチンが豊富で、ビタミンCは熱に弱めことが特徴ですが、パプリカやピーマンのビタミンCは熱に強いので加熱して食べても栄養をとりやすいです。

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食べ過ぎると下痢になる?

下痢・腹痛

赤いパプリカにはピーマンと同じカプサイシンという辛味の成分が入っていますが、劣等遺伝のせいで辛味をほとんど感じません。カプサイシンは抗酸化作用により老化防止や脂肪燃焼効果がありますが、刺激物なのでたくさん食べ過ぎると胃腸を刺激して下痢や腹痛の原因になります。

一日の適量は?

カプサイシンの正式な摂取量の制限はありませんが、ドイツのリスク評価研究所によれば

最大5mg/bw(体重×5mg)
と、定めており普段調理に使っている鷹の爪でも一本当たりのカプサイシン含有量が1mgなので、体重が50gの方は一日に250本食べなければ体に害はなさそうです。パプリカにおいてはあまり心配する必要はなさそうです。

一般の大人では、ビタミンCの一日の摂取量が100mgと言われていますが赤パプリカには100g当たり、170mgのビタミンCが含まれています。そんな、栄養満点なパプリカの栄養素を詳しくご説明いたします。

パプリカの栄養素

ビタミンC

パプリカにはレモンの約1.5倍、ピーマンの約2倍のビタミンCが含まれています。抗酸化作用があり、風邪や病気に対する免疫力を上げる効果があります。植物性の非ヘム鉄の吸収率を上げて貧血予防もでき、動脈硬化を防ぐ効果もあります

ビタミンE

若返りのビタミンとも呼ばれ、老化の原因になる活性酸素から体を守ってくれます。その他には悪玉コレステロールの発生を抑えたり、動脈硬化を防ぐ役割があります

食物繊維

食物繊維は、水溶性と不溶性の2種類があります。両方の食物繊維がパプリカには含まれています。水溶性食物繊維は、糖質の吸収をゆるやかにしてインシュリンの発生を抑え血糖値の上昇を防ぎます。不溶性食物繊維は腸の運動を活発にして便秘を改善する効果もあります。

βカロチン

辛味のもととなるカプサイシンは、カロチンと脂肪酸の結合によって作られます。βカロチンは、体内でビタミンAに変換され肌のかさつきやニキビ予防の役に立ちます

カリウム

カリウムは、ナトリウムとバランスをとって細胞の浸透圧を維持したり、身体の水分を保ったりしています。ナトリウムを尿中へ排出する作用があり、血圧を下げるはたらきもあります。

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パプリカのおすすめの食べ方&相性のいい食材

冒頭でサラダにして食べるのがおすすめと紹介しましたが、これから暑くなる季節のためにおすすめのサラダ以外の調理法をいくつかご紹介します。

ピクルス

パプリカなどの夏野菜と共にピクルスを作れば酢もダイエットに効果があり、熱中症対策にもなります!酢の効果で、悪玉コレステロールを減らし腸内環境を整え、疲労回復や夏バテ予防にもなります。パプリカの他にも、きゅうり、みょうが、人参、玉葱などピクルスに加えると栄養価も高く保存もできて美味しいので是非お試し下さい。

パプリカのオイル漬け

パプリカのオイル漬けはエスカリバーダといって、野菜をオリーブオイル漬けにしたスペインの保存食です。

  1. パプリカを直火で丸焦げにします。
  2. ペーパーなどできれいに皮を取り除き、千切りにします。
  3. エクストラバージンオイルに浸せばパプリカの保存食の完成です!

オリーブオイルと一緒に食べるこでβカロチンの吸収率も上がり、オリーブオイルに多く含まれるビタミンEを一緒に食べると、パプリカにたくさん含まれるビタミンCの抗酸化作用の効果が上がるので、一緒に食べることをおすすめします。

相性のいい食材

パプリカに豊富に含まれているビタミンCの吸収を助けるためにβカロチンが豊富なニラ、小松菜、ほうれん草などがおすすめです。その他にも、ビタミンB1を豊富に含んだ豚肉と食べると夏バテやクーラーでの冷え性対策にもなります。

参考資料:食べ合わせ大百科

まとめ

この記事をまとめると

  • パプリカは苦味や青くささがないので生食に向いている
  • パプリカのビタミンCは熱にも強い
  • パプリカにはカプサイシンが含まれていて胃腸を刺激するので食べ過ぎには注意

いかがでしたでしょうか?パプリカに含まれるカプサイシンは、発汗作用があり基礎代謝を上げる効果があるため、最近ではサプリメントにもよく使われるようになりました。ダイエットに興味がある方はこの機会に、是非パプリカを食卓に並べてみてください!

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