日本ではあまり馴染みのない青パパイヤは、サラダや炒め物にして食べられることが多い食材です。ですが、口コミを見ると胃痛や肌がかぶれたという人もいます。
実際に、青パパイヤの食べ過ぎは、体にどのような影響を与えるのでしょうか。この記事では、
- 青パパイヤの特徴
- 食べ過ぎるとどのような影響を与える?
- スーパーフード?
- 食べ方について
以上のテーマについて解説していきます。
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目次
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青パパイヤの特徴
まずは、青パパイヤの特徴についてご紹介します。
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青パパイヤとは?
青パパイヤとは、完熟していないパパイヤでフルーツとしてではなく、野菜として食べられることの多い食材です。熱帯地域が原産地となり、日本ではそこまで馴染みがありません。ですが、栄養成分が多く含まれており適量を守れば健康に良いです。
普通のパパイヤとの違い
普通のパパイヤと青パパイヤの違いはこちらです。
パパイヤ | 青パパイヤ | |
食感 | 柔らかい | シャキシャキしている |
味 | 甘みがある | 甘みがない |
見た目 | オレンジ色 | 緑色 |
生産地・旬
青パパイヤの生産地は、温かい地域である沖縄県や鹿児島県が主です。また、原産地が熱帯地域なので夏の7月〜11月ごろが旬の時期です。
カロリー・栄養成分
青パパイヤのカロリーは、87kcalで低カロリーに分類される食材です。続いて、栄養成分はこちらです。
- ビタミンC
- β-カロテン
- カリウム
- パパイン酵素
- ポリフェノール
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青パパイヤを食べ過ぎると?
栄養成分が含まれている青パパイヤは、食べ過ぎると体に悪影響を与えます。
青パパイヤは毒がある?
青パパイヤに毒はありません。しかし、口コミを見ると舌が痺れたり肌が痒くなったりしたという人がいます。
毒はありませんが、タンパク質を分解するパパインという酵素が入っておりこれが刺激を与えます。一見、体に悪影響を与えるのでは?と感じますが、無害なので安心してください。
太る?
青パパイヤは、カロリーは低いですが糖質は普通にあるので食べ過ぎると太ります。ですが、抗酸化作用などが多く入っているので適量を守ればダイエットに効果的です。
消化不良で下痢・胃痛に
青パパイヤは、毒はありませんが食べ過ぎると消化不良で下痢や胃痛を引き起こします。ペクチンという水溶性食物繊維が豊富に入っている青パパイヤ。そのため、大量に食べると消化が追いつきません。
また、消化不良だけでなく抗酸化作用の多い酵素も多く入っており、こちらも食べ過ぎると下痢や胃痛の原因になります。
体が冷える
また、青パパイヤは食べ過ぎると体が冷えてお腹を壊しやすいです。冷える原因となるのは、含まれる水分量によるものです。水分含有量は、なんと約90%と多く占めています。水分をとりすぎると体の冷えに繋がります。
アレルギーを引き起こす可能性
また、青パパイヤは食べ過ぎるとラテックスアレルギーを引き起こす可能性があります。パパイヤとラテックスに入っているタンパク質の構造が似ています。そのため、痒みや蕁麻疹などの症状が発症しやすいです。
1日の適量は?
食べ過ぎによる体へ悪影響を引き起こさないためには、 1日200g以内を適量の目安 としましょう。
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青パパイヤはスーパーフード?
青パパイヤは、食べ過ぎると太るだけでなく、体に悪いですが一方で適量を守ればスーパーフードとして活躍します。
ダイエット効果
青パパイヤがダイエット効果のあると言われるのは、消化酵素が多いためです。脂肪分を分解するリパーゼや糖分を分解するアミラーゼが入っているため、余分な脂肪がつきにくくなります。
食べ過ぎると太る原因になりますが、正しい食べ方をするとダイエットに効果的です。
抗酸化作用
また、ポリフェノールが多く含まれている青パパイヤには抗酸化作用も多いです。抗酸化作用は、活性酸素を除去する効果があります。さらに、青パパイヤにはイソチオシアネートという抗酸化作用の成分が高いです。
抗酸化作用が強いと心筋梗塞や糖尿病の予防に繋がります。
生活習慣病を予防
生活習慣病を予防する青パパイヤは、肥満や糖尿病のリスクを下げます。また、糖分を分解する酵素や抗酸化作用により生活習慣病を予防します。
美容効果
また、青パパイヤには美容効果もあります。含まれているビタミンCや葉酸には、コラーゲンを作りシミやしわの改善を働きかけます。ビタミンなどの美容に効果的な栄養成分が豊富に入っているので、シミなどが気になる人にもおすすめです。
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青パパイヤの食べ方
続いて、青パパイヤの食べ方についてご紹介します。
切り方
青パパイヤを食べる時は、まずはこのように切りましょう。
- ヘタの部分を切り落として、ナイフで縦半分にカットします。( 中に種があれば、スプーンで種を取り出しましょう。)
- 皮をむき、一口サイズに切り分けます。
その後、アク抜きを行えば生食でも可能です。
アク抜きの方法
青パパイヤは、そのまま食べるとエグミがあり美味しくないため必ずアク抜きをしましょう。
- 先ほどご紹介した切り方を行います。
- 塩を加え、よく揉んでしなってきたら水で洗い流し再度揉みます。
- その後、ボウルに水を溜めて15分〜30分ほど晒します。
キッチンペーパーで水気を切ったらアク抜きは終了です。
エスニックサラダに
アク抜きをした場合は、生食として食べられるのでエスニックサラダにするとシャキシャキした食感が楽しめます。また、先ほどご紹介したように、ダイエットや美容効果などの栄養成分が多く入っているのでそのまま摂取できます。
炒め物に
また、クセがないため炒め物にしても美味しいです。歯応えの良い食感が満足感を与えてくれます。
トマト煮・かき揚げなど
さらに、トマト煮やかき揚げなどにするのもおすすめです。炒め物だけでなく、煮込み料理にしたり揚げ物にしたりするのも相性が良く、美味しく食べられます。
保存方法
青パパイヤをすぐに使い切る場合は新聞紙に包んで保存袋に入れた上で冷蔵で保存をしましょう。また、長期保存を行う場合は冷凍保存がおすすめです。
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まとめ
この記事をまとめると
- 青パパイヤの食べ過ぎは、消化不良や水分含有量によって下痢や胃痛・冷え性を起こす場合がある
- しかし、ポリフェノールなどの栄養成分が豊富に入っているため生活習慣病の予防や美容などの効果がある
- 毒性はないが、タンパク質を分解する酵素が含まれるので汁が肌に触れるとかぶれる可能性もある
青パパイヤは、健康や美容に良い一方で食べ過ぎは悪影響を及ぼすため、適量を守って食べましょう。
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