日本人の食卓に欠かせない存在のパン。朝はお米ではなくパン派という方も多いのではないでしょうか。そんなパンの正しい保存方法はご存知ですか?
消費期限を過ぎたパンを食べると食中毒などの症状を引き起こす可能性があるんですよ。
この記事では、そんなパンの
- そもそも賞味期限・賞味期限とは?
- パンの保存期間
- こんなパンなら食べないで!
- パンを正しく保存するには
について紹介していきます。パンを安全に食べたい方はぜひチェックしてみてください。
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目次
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そもそも賞味期限・消費期限とは?
お店で買った食品には賞味期限か消費期限のどちらかが記載されています。これは、その食品を安全に美味しく食べられる期間のことです。
では、その違いはなんなのでしょうか。食べ物を無駄にしないようにするためにも賞味期限と消費期限の違いをチェックしてみましょう。
賞味期限
未開封かつ正しい保存方法で保存していた場合に、品質が変わらず美味しく食べられる期限のことを、賞味期限といいます。
スナック菓子やペットボトル飲料・カップ麺など、傷みにくい食品に表示されています。
この期限を過ぎるとすぐに食べられなくなるわけではありませんが、賞味期限が過ぎてから食べる場合はよく観察し、自己責任で食べましょう。
一度開封した食品は賞味期限に関わらず早めに食べてください。
消費期限
消費期限とは、未開封の状態で正しい保存方法を守って保存した場合に、安全に食べられる期限のことです。
お弁当やケーキなどの生もので傷みやすい食品に表示されています。消費期限が過ぎた食品は食べないようにしましょう。
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パンの保存期間
パンにはさまざまな種類が存在し、その種類によって保存期間も変わります。保存に向いているパンと向いていないパンもあるので、種類別にパンの保存期間を見ていきましょう。
種類別パンの保存期間
- 食パン…長く保存しやすい代表的なパンは食パンです。賞味期限は1~3日程度が多いでしょう。また、フランスパン・ベーグル・クロワッサンなども冷凍すれば日持ちさせることが可能です。
- 惣菜パン…焼きそばパンやカレーパンなど、惣菜が使われているパンは、食パンよりも保存期間が短くなります。常温保存で当日~翌日程度が保存期間ですが、冷凍保存も可能です。
- 生クリーム・フルーツが入っているパン…水分の多い具材を使用しているパンは、保存が効かないので、早めに食べることをおすすめします。
上記はあくまで目安です。賞味期限は商品によって変わりますので、必ず表示を確認するようにしてください。
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こんなパンなら食べないで!
傷んだパンを食べてお腹を壊してしまったなんてことが起こらないように、パンが腐るとどうなるか、その特徴をチェックしましょう。
傷んでいるパンのサイン
- カビが生えている
- 糸を引いている
- 酸っぱい臭いがする
- 味に違和感がある
パンが傷んでいるかどうかは、見た目や味の変化が判断材料となります。見た目に変化はなくとも、味や臭いに違和感を感じる場合は食べないのがおすすめです。
カビているところは取り除けば食べていいの?
一部にカビが生えている場合、そこを取り除けば食べられるのでは?と考える方も多いのではないでしょうか。
カビが生えている部分を取り除いたとしても、食べないことをおすすめします。
目に見えているカビの胞子だけでなく、目には見えない胞子になる前の菌糸が全体に広がっている可能性があるからです。
カビが生えたパンと同じ袋で保存していたパンも、食べるのを控えた方がいいでしょう。
加熱すれば菌が死滅するのでは?と考える方もいるかもしれません。しかし、加熱してもカビの毒素が消えることはありません。
カビが生えたパンをトーストして食べるということも避けるのがおすすめです。
食中毒に注意
腐ったパンを食べると、腹痛など食中毒のような症状を引き起こす可能性があります。消費期限が切れたパンは気をつけてください。
カビが生えている場所には、黄色ブドウ球菌やノロウイルスなどの菌が付着している可能性もあります。
それを口にすると食中毒になり、腹痛・嘔吐・発熱などの症状が引き起こされてしまうのです。
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パンを正しく保存するには
腐ったパンを食べると健康被害が出るとおわかりいただけましたか?しかしパンはそもそも傷みやすい食品です。
出来るだけ長く、安全に保存する方法はないのでしょうか。ここでは、パンのおすすめの保存方法を紹介します。
おすすめの保存方法
- 3日以内に食べる場合は常温保存…表示されている賞味期限内に食べきれる場合は常温保存がおすすめです。むしろパンは常温での保存が一番好ましいとされています。乾燥させないよう、しっかり密閉した状態で保存しましょう。
- 長期保存する場合は冷凍保存…購入したパンを賞味期限内に食べきれない場合は、冷凍保存がおすすめです。ラップやアルミホイルで密閉し、保存袋に入れて冷凍しましょう。空気に触れないようにしておくのがポイントです。冷凍焼けを起こし味が落ちてしまうため、3週間ほどで食べきるのをおすすめします。
まとめ
パンの賞味期限・消費期限について紹介してきましたが、いかがでしたか?
この記事をまとめると
- 賞味期限とは美味しく食べられる期間。消費期限は安全に食べられる期間のこと。
- パンの保存期間は種類によって違いますが、1~3日が多い。
- 傷んだパンは見た目・味・臭いに変化がある。
- 基本は常温保存がおすすめ。賞味期限内に食べきれない場合は冷凍しましょう。
消費・賞味期限を守って、美味しく安全にパンを楽しみましょう。
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