ランチパックを常温に放置しても大丈夫なのは本当?その理由は?

ランチパックは「山崎製パン」が製造する人気のシリーズパンです。食パンの耳を切り落とした白く柔らかい部分に、ツナや卵、ジャムなど様々な材料がサンドされた商品です。

フワフワとした食感と、いつでもどこでも食べられる手軽さ、どれを食べても裏切らない美味しさから、多くの消費者から人気の高い菓子パンです。今回は、ランチパックの保存方法について解説していきます。

ランチパックは常温保存可能と言われていますが、本当に大丈夫なのでしょうか?今回紹介していくテーマは、

  • 食品が食べられなくなる原因
  • ランチパックを常温に放置しても大丈夫な理由は?
  • ランチパックはやばい?社長が食べないのは本当!?

これらのテーマで紹介していきます。是非最後までチェックしてくださいね。

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食品が食べられなくなる原因

そもそも「食品」は、どうなったら食べられないと判断されるのでしょうか?腐敗の原因や、商品の基準なども交えて解説していきます。

腐敗

食品が食べられなくなる理由として、一番に挙げられるのは「腐敗」です。腐敗とは、人間の体にとって害となる菌が増殖することです。似た現象で「発酵」もありますが、発酵の場合は、人間にとって有益となる菌が増殖することを言います。

腐敗した食品を食べれば、腹痛や下痢、嘔吐などの食中毒症状が見られます。場合によっては死に至る場合もあるでしょう。

カビ

食品にフワフワとした、白や黒、赤など、様々な色のカビが生えることがあります。カビとは「特定の菌類を指す俗称」で、そもそも「カビ」と呼ばれる菌類は存在しません。

菌類などの微生物が集まることで、肉眼でも確認できるようになります。糸状菌や菌糸と呼ばれる体を持つ菌類が集まることで、いわゆる「カビ」を確認できるようになります。誤って食べてしまえば食中毒は避けられません。

劣化など

様々な商品に「経年劣化」があるように、食品も時間が経つと「劣化」が見られます。パンの場合は、乾燥などによって固くなってしまったり、風味が悪くなってしまい、食べられなくなる場合もあるでしょう。

雑菌などが繁殖せずとも、美味しくなくなって食べられなくなるケースもあります。

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ランチパックを常温に放置しても大丈夫な理由は?

ランチパックは菓子パンですから、冷蔵保存した方がよいように思われます。しかし販売場所などを見ると、基本的には常温販売です。ランチパックはどうして常温保存が可能なのでしょうか?

製造時の衛生管理を徹底

ランチパックなどの食品を製造する場合、国が定めた厳しい衛生基準を遵守する必要があります。そのため、衛生管理が行き届いており、雑菌の繁殖を抑えたり、製造工程に工夫を凝らすといった不断の努力もあり、常温保存が可能なのです。

生鮮食品を不使用

ランチパックが常温保存可能な理由として、「生鮮食品を使用していない」ということも挙げられます。生鮮食品とは、いわゆる「非加熱」の食品というイメージで良いでしょう。

生の野菜や魚などは元々雑菌が付着しているため、そのまま常温保管しておくと腐敗してしまいます。ランチパックには加熱加工されたジャムや惣菜などが使用されているため、常温保存も可能なのです。

中種法で製造

ランチパックに使用されている食パンは、「中種法」と呼ばれる製法で製造されています。一般的な食パンは、発酵時間を短縮できる点や、風味が良くなる点などを理由に、「ストレート法」と呼ばれる製法で作られます。

しかしストレート法で作られた食パンは、「日持ち期間が短くなる」というデメリットがあります。そこでランチパックでは「中種法」と呼ばれる、「手間暇はかかるが安心安全に日持ち期間を延ばせる」製造方法がとられています。

保存料によるもの

近年、食品を購入する消費者の関心が高い部分が「添加物の有無」です。ランチパックにも添加物が使用されているのでは?と懸念されている方が多いでしょうが、実際に使用されています

臭素酸カリウムが使用されており、遺伝性発がん物質であるなどと懸念されています。臭素酸カリウムは、国によって使用が認められた添加物で、主に「小麦粉処理剤」としての役割があります。使用するためには国からの認可が必要です

国の基準により、臭素酸カリウムは「最終製造段階で残存していてはならない」と決められているため、販売されている市販のパンなどはこれらの条件をクリアしているということになります。

焼成などの最終段階で臭素酸カリウムは無くなっていますから、ランチパックを食べても臭素酸カリウムが体内に入ることはありません。

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ランチパックはやばい?社長が食べないのは本当!?

ランチパックは、ネット上などで「ヤバいパン」などと表記され、批判も見受けられます。ランチパックの悪い噂の真相は、実際にはどうなのでしょうか?

基本的に安全性は高い

先ほどから紹介していますが、食品が消費者に届くまでには様々な検査を受ける必要があります。多くの研究者の研究結果を反映し、基準が決められるのです。

その基準をクリアして販売されているわけですから、「基本的には安全な食品」というわけです。

食品添加物の安全性は議論されてる

食品添加物の使用量などの基準は世界中で議論されて決められていますが、実際はよくわかっていないのです。

「これだけの使用量であればすぐに害は出ない」という基準で使用されていますが、実際は産まれた子供がアレルギー体質になりやすいなど、様々な情報が錯綜しています。

人間の体にどのような影響があるのかということは、実際にはわかっていないことが多いのです。

社長が食べないという噂はデマ

山崎製パンの社員の方や社長が、「ランチパックは食べない」という噂があるようですが、実際はうその情報のようです。というのも、新作の試食会に社員の方々や社長も参加しているからです。

まとめ

今回は、ランチパックが常温保存可能な理由について解説していきました。

この記事をまとめると

  • ランチパックは定められた製造工程を経ているため常温保存可能
  • 添加物も使用されている
  • そもそも食品は「安全性が認められた」食品のみ販売可能

いかがでしたか?ランチパックの様々な噂について、解決できたのであれば幸いです。最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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