【果物アレルギー】パイナップルアレルギーの症状は?大人も危ない?

パイナップルは甘酸っぱさと爽やかな香りが特徴の南国の果物です。1年通して値段も変わりにくく、いつ食べても美味しく食べられてはずれがないことなど、購入する側からするととても買いやすい果物です。

今回は、そんなパイナップルのアレルギーについて紹介していきます。パイナップルにはアレルギー反応を示す方も多いのです。どのような症状がみられるのでしょうか?今回紹介していくテーマは、

  • パイナップルアレルギーとは
  • ラテックスアレルギーの症状は?
  • 果物アレルギーは何時間後に症状がでる?

これらのテーマでパイナップルアレルギーについて紹介していきます。是非最後までチェックしてくださいね。

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パイナップルアレルギーとは

パイナップルアレルギーはどのような症状がみられるのでしょうか?具体的な症状について解説していきます。

ラテックスアレルギー

パイナップルを食べて皮膚のあかみが出たり、痒みなどが出た場合はラテックスアレルギーの可能性があります

ラテックスアレルギーとは、天然ゴムに含まれる「ラテックスたんぱく質」が体に合わず、皮膚にあかみや痒みのような症状がみられるアレルギーです。アナフィラキシーショックなども確認されているため注意が必要です。

ラテックスアレルギーの方は様々な植物に対しても同様にアレルギー反応が見られる場合もあります。これはたんぱく質の構造が似ていることが原因で、ラテックスアレルギー患者のの5割~7割程度がフルーツでも同様の反応を示します。

他に該当する果物は?

ラテックスアレルギーの方は様々な植物に対してアレルギー反応を示す場合が多く、特に果物には注意が必要です。具体的な果物は、

  • バナナ
  • アボカド
  • とまと
  • キウイフルーツ
  • グレープフルーツ
  • マスクメロン など

この他にも30種類以上もの植物に対してアレルギー反応を示す場合があります。中でも、これらのフルーツや野菜を生で食べた時に発症することが多く、生食する際は注意が必要です。

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ラテックスアレルギーの症状は?

アレルギー

ラテックスアレルギーとはどのようなアレルギー症状なのでしょうか?あまり聞きなれないという方も多いのではないでしょうか。

症状

ラテックスアレルギーとは、1980年ごろから特に症例が多く見つかり、アナフィラキシーショックによる死亡例も確認されている危険なアレルギー症状です。

原因物質は、天然ゴムとなる成分であるゴムの木の樹液です。ゴム手袋やゴム製品を頻繁に扱う方は注意が必要です。乳児用のおしゃぶりや哺乳瓶の口部分のゴムでも発症することから、乳幼児でも注意が必要です。

具体的な症状は、接触した部分や全身に蕁麻疹が出たり、喘息発作や結膜炎、鼻炎などの症状が出ます。ゴム製品にはパウダーのような粉が付着している製品もありますが、それらを吸引する事でも発症します。

対処法

対処法はラテックスアレルゲンを避けることです。ゴム手袋を使用する際はラテックスフリーの製品を使用することや、購入する際にチェックすることが大切です。

ラテックスアレルギーは、原因となるラテックスたんぱく質の構造がその他の植物と交差反応を示すことから、ゴム製品のみならずその他さまざまな果物や野菜でも反応が出る場合が多いです。

その種類は30種類以上と多く、特に生の果物や野菜を食べる際には注意が必要と言われています。全て避けることは難しいですが、できる限り避けた方がよいでしょう。

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果物アレルギーは何時間後に症状がでる?

果物アレルギーは、食べたり触ったりしてからどれくらい経過すると体に反応が出るのでしょうか?発症するまでの具体的な期間や、症状が治まるまでの時間などについて紹介していきます。

症状が出る時間

果物アレルギーの多くは、食べてから15~30分以内に症状が現れることが多い「即時型」と言われています。果物を食べてからすぐに喉のかゆみが出たり、お腹が痛くなったりといった症状が見られた場合は果物アレルギーの可能性があります。

また、食べた翌日~2日後に症状が出る「遅延型」の場合もあるため注意が必要です。しかし遅延型の症状は不眠や消化不良、頭痛や関節痛など、食物アレルギーとは思えない症状もあり、築かない場合もあります。

症状がおさまる時間

即時型の食物アレルギーの場合、軽度であれば30分~1時間程度で治まる場合が多いでしょう。果物アレルギーも食物アレルギーと同様ですから同じことが言えるでしょう。

重症の場合は、治まるまでに2時間以上かかる場合もあり、あまり長引いて辛い場合は医療機関へ受診することも大切です。

食物アレルギーは原因物質の消化が進むにつれて症状が治まっていきます。そのため症状が出ている間は、5分ごとなど細やかな状態確認が重要です。容体が急変する可能性もありますから油断はできません。

まとめ

今回は、果物アレルギーの中の一つでもあるパイナップルのアレルギーについて紹介していきました。

この記事をまとめると

  • パイナップルを食べて喉のかゆみや皮膚のあかみなどが出た場合は果物アレルギーの可能性も
  • ラテックスアレルギーとは天然ゴムの成分のもとである樹液に含まれるタンパク質が原因
  • ラテックスたんぱく質は植物との交差反応が確認されているため果物でも反応がみられる場合も

いかがでしたか?果物アレルギーは重篤な症状も見られるため注意が必要です。食べてから体がおかしいと感じた場合は、すぐに医療機関で検査した方がよいでしょう。

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