東南アジアや中東料理に欠かせない食材「パクチー」は、特徴的な強い匂いや味があり好き嫌いが分かれますが、様々な健康効果や調理方法があることをご存知ですか?昔から東洋では薬草としても知られており、栄養素が豊富に含まれています。そこで今回は、
- パクチーの味はどんな味なの?
- パクチーの魅力
- パクチーを食べる際の味や匂いを抑える方法
これらのテーマについて紹介いたします。
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目次
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パクチーの味はどんな味?
パクチーはセリ科に属する、アジア料理には高確率で入っている食材の一つです。パクチーといえば、「カメムシのような匂いや味、青くさい」とイメージする人が多いのではないでしょうか?そのようなイメージが強いため、食べる前から懸念してしまう人も多いようです。
カメムシの味?
「カメムシのような匂いや味」というイメージがありますが、カメムシの匂いの成分と同様の「デセナール」「ヘキセナール」という成分が含まれているため、近い匂いがすると言われています。実際に食べてみると、葉の部分が柔らかく、セロリやセリに似ています。
おいしい?
独特な匂いがあるため好き嫌いが分かれますが、一度ハマると虜になる人も多い食材です。実際に食べてみると、少し苦味を感じる程度で味の特徴はありません。
数年前から日本でも流行し、料理だけではなくパクチーハイボールなどのお酒も人気があります。パクチーが好きな人は、香りを存分に味わえる生の状態で食べることをお勧めします。
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パクチーの魅力
パクチーには殺菌作用、整腸作用、抗炎症作用など様々な効能があります。不足しがちな鉄分やカルシウム、ビタミンCやビタミンAが含まれており、食べることでメリットが多い食材です。
しかしどの食材にも言えることですが、食べ過ぎは禁物です。パクチーには整腸作用があるので、食べすぎると腸の働きが活発になり、腹痛や下痢、頭痛を引き起こす可能性があります。食べる際には適量の摂取を心がけましょう。
ダイエット・美容効果
パクチーは地中海が原産で、昔は薬草として利用されていました。栄養が豊富なだけではなく、野菜の中でトップクラスにデトックス作用が期待できます。
またシミやシワの改善などに効果のあるビタミンC、体の酸化を防ぐビタミンE、疲労回復を促すビタミンCなどのビタミンが含まれているため、美容効果も期待できるでしょう。
骨粗鬆症の予防
パクチーには骨の健康に関わるカルシウム、マグネシウム、血液凝固作用や骨の形成に必要なビタミンK等が含まれています。ビタミンKは病院で処方される骨粗鬆症の治療薬にも含まれています。
整腸作用
パクチーの独特の強い香りの成分「リナロール」「グラニオール」は精油成分で、腸内に溜まったガスの排出を促す整腸作用の効果が期待できます。また整腸作用のある食物繊維も含まれているため、便秘に悩んでいる人にはおすすめな食材です。
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味を抑える方法は?
スーパーマーケットで販売されているパクチーは、根から葉まで繋がった状態で販売されています。葉の部分だけではなく、実は根や芯の部分も調理して無駄なく食べることができます。パクチーはサラダや炒め物、スープはもちろん、肉や魚の下準備に臭み消しとして使用されることもあります。クセのある食材ですが、苦味や匂いを抑える調理法を知ることで、一段と食べやすくなる食材でもあります。ぜひ以下の調理法を試してみてください。
乾燥させる
一般的な市販の乾燥パクチーは、細かく刻んだ状態で販売されています。生の状態よりも保存期間が長く、炒め物やスープ料理など使い道は様々。生の状態で食べると香りを強く感じますが、乾燥パクチーはそれほど気になりません。使う量も調整できるので、お好みで加減もできます。生のパクチーに抵抗がある方は、まずは乾燥パクチーを試してみては?
加熱する
パクチーの匂いの成分は加熱をすることで、軽減され食べやすくなります。エスニック風のカレーやツナパスタに少量のパクチーを加えれば、苦味を感じず病みつきになります。生のパクチーが一番香りを強く感じるので、苦手な方はまず加熱調理されたものか、乾燥パクチーを試してみてください。
混ぜる
独特の匂いを抑える方法として、同じハーブ科の食材やニンニクなどの香りの強い香味野菜と一緒に調理することで少し和らいで感じます。パッタイやチャーハン、肉野菜炒めに混ぜれば、パクチーとの相性が良く、独特の匂いも良いアクセントに変わります。
包む
餃子や春巻きのように、肉や魚介類、野菜と一緒に包んだ料理もお勧めです。香りはもちろん、苦味も感じにくくパクチー初心者には食べやすい調理法です。サラダにして食べる場合は、塩っ気のある生ハムに包んで食べると食感も楽しむことができます。
刻まない
クセがあり食べづらい食材は刻んで食べる方法が一般的ですが、パクチーはその反対です。刻むことでパクチーの匂いを強く感じやすくなります。葉の部分はちぎってサラダや餃子に、芯は刻んで炒め物に、根は潰してスープに入れて食べてみてください。
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まとめ
「パクチーの健康効果・食べ方」についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
この記事をまとめると
- パクチーに含まれる栄養素で美容効果、骨粗鬆症予防等の健康効果が期待できる
- パクチー独特の苦味や匂いは調理法によって軽減できる
- パクチーは根から葉の部分まで丸ごと食べることができる食材
- 部分によって調理法を変えるとより美味しく味わうことができる
美容効果や健康に良いとされているパクチーですが、適量を守って美味しく食べてみてくださいね。