酢飯や酢の物などに使用する「三杯酢」は、日本の伝統的な調味液の一つです。甘酸っぱさや醤油の旨味が合わさり、野菜や魚介類などを健康に美味しく食べることができますよね。今回は、三杯酢と土佐酢の違いについて解説していきます。
それぞれの調味液の特徴や使い方、名前の由来などについて詳しく見ていきましょう。今回紹介していくテーマは、
- 三杯酢と土佐酢の違いとは?
- 三杯酢と二杯酢との違いとは?
- 三杯酢と黒酢の違いとは?
これらのテーマで紹介していきます。是非最後までチェックしてくださいね。
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目次
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三杯酢と土佐酢の違いとは?
三杯酢と土佐酢の違いについて紹介していきます。使用する材料の違い、調味液の割合の違いなどについて詳しく見ていきましょう。
鰹節を使っているかどうか
三杯酢と土佐酢の違いは「材料の違い」になります。三杯酢は「酢・醤油・みりん」を使用するのに対し、土佐酢は「出汁・酢・醤油・みりん・砂糖」などが原料となります。
もちろん作り手によって微妙な違いはあるものの、おおむねこの材料で作ることが多いでしょう。注目すべき部分は「出汁」を使用する所で、土佐酢には鰹節などの和風だしで旨味や風味をプラスしています。
調味料の割合比率の違い
もう一つの違いは使用する「調味料の割合」です。三杯酢は「酢:醤油:砂糖(みりんなど)=1:1:1」で使用するのに対し、土佐酢は「酢:醤油:砂糖(みりんなど):出汁=4:2:1:6」の割合で作ることが多いです。
比率から見てわかる通り、砂糖や醤油に対してかなり酢の割合が多い点や、だしの割合も多いことに気が付きます。
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三杯酢と二杯酢との違いとは?
続いて三杯酢と二杯酢について紹介していきます。それぞれの材料の割合や、味の特徴や名前の由来などについて紹介していきます。
三杯酢と呼ばれる由来
三杯酢はどうして「さんばいず」と呼ばれているのでしょうか?三杯酢の由来は「それぞれの調味料を1杯ずつ入れることから」三杯酢と名付けられるようになりました。3つの調味料を1杯ずつで三杯、2つの調味料を1杯入れれば二杯酢ということになります。
材料や分量が違う
二杯酢と三杯酢は使用する材料や、材料の割合などが違います。二杯酢には「酢・醤油」を「1:1」の割合で使用するのに対し、三杯酢は「酢:醤油:砂糖(みりんなど)」を「1:1:1」で使用します。
二杯酢には甘味を入れないため、より素材の旨味を活かした調味液ということになります。
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三杯酢と黒酢の違いとは?
続いては三杯酢と黒酢の違いについて紹介していきます。それぞれの調味料の特徴や、材料について紹介していきます。
黒酢とは?
黒酢と三杯酢はそもそも使用する材料が全く違います。三杯酢はいくつかの調味料をブレンドしたお酢調味料ですから、イメージとしてはポン酢などの「加工酢」に近いです。
一方の黒酢は、通常のお酢同様「米・米麹・水」などを主原料とし、長期発酵・熟成などを行い作られたお酢です。発酵期間が半年~1年以上になることから、アミノ酸を多く含む黒褐色の色になります。
通常のお酢に比べて旨味が多く含まれているため、そのまま飲んでも美味しさを感じます。
材料が違う
三杯酢は「酢・醤油・みりん(砂糖など)」を主原料とするのに対し、黒酢は「米・米麹・水」などを原料として作られます。三杯酢は酸味以外にも、塩味や甘味が使用されているため、どちらかというとポン酢やドレッシングなどに近い調味料です。
一方の黒酢は素材を発酵・熟成させたシンプルな調味料ですから、通常の穀物酢などと同じ扱いになります。黒酢を使用して醤油や砂糖を混ぜ合わせれば三杯酢にもなりますね。
まとめ
今回は、三杯酢と三杯酢の特徴やそれぞれの違い、二杯酢と三杯酢の特徴などについて紹介していきました。
この記事をまとめると
- 三杯酢は3つの調味料を1杯ずつ使用することからその名がつけられた。
- 三杯酢の基本的な材料は「酢・醤油・みりん」で、土佐酢は「出汁・酢・醤油・みりん・砂糖」などを使用することが多い。
- 二杯酢には「酢・醤油」のみを使用するため、甘味がないという部分に特徴がある。
- 黒酢は「米・米麹・水」などを主原料とし、長期発酵・熟成などを行い作られたお酢で、三杯酢とは商品の分類が違う。
いかがでしたか?お酢はダイエット効果や疲労回復効果など、健康上のメリットが多数あるため、日々の食生活に積極的に登場させていただきたい調味料でもあります。
サラダに市販のドレッシングを使用しているという方や、和え物はいつも胡麻和えや中華和えが多いという方には、是非お酢を使用した手作りの調味料を使用していただきたいです。お酢に油と塩コショウを混ぜるだけでも簡単にドレッシングができます♪
お酢は気軽に使用できる調味料ですから、是非毎日取り入れてみてくださいね♪お酢について少しでも知識が深まったのであれば幸いです。最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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