オリーブオイルが酸化するまでの期間は?偽物が多いって本当?

ダイエットや健康維持に良いといわれているオリーブオイル。そんなオリーブオイルですが、気になるのが酸化ではないでしょうか。オリーブオイルは他の油と異なりサラダなどにそのままかけて食べれますよね。そのため、鮮度が重要になるのです!

酸化が進んだオリーブオイルは本来の香りを失ってしまい、美味しくありません。しかし、意外とオリーブオイルが酸化するまでの期間をご存じの方は少ないかと思います。

そこで今回の記事では、オリーブオイルが酸化する期間について解説をします。本記事を読むことで下記のような疑問を解決できます。

  • オリーブオイルとは?
  • オリーブオイルの栄養・効果
  • 日本には本物が少ないって本当?
  • 酸化すると危険?酸化までの期間はどれくらい?

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オリーブオイルとは?

オリーブオイルとは、オリーブの果実から抽出した植物油です。オリーブオイルには体に良いとされる成分が豊富に含まれています。

そのため地中海地域では「風邪を引いたらオリーブオイルを飲みなさい」と、言われているほど、健康効果の高い油としてヨーロッパの人々の食生活に欠かせない食材の1つになっています。

オリーブの実から抽出したオイル

オリーブオイルの定義は以下のようになっています。

オリーブ樹(Olea europaea L.)の果実のみから採油されたもので、溶剤の使用、再エステル化等の処理を一切行わずに採油されたオイル。 他のいかなる種類のオイルも混入してはならない。引用元:日本オリーブ協会

つまり、オリーブオイルとは「オリーブの実のみ」から抽出したオイルのことであり、他の油と混ぜたものはオリーブオイルとしては認められません。

様々な種類がある

実はオリーブオイル1つにしても様々な種類があります。

  • エキストラバージンオイル(高)
  • バージンオリーブオイル(高)
  • オーディナリーバージンオリーブオイル(中)
  • ランパンテバージンオリーブオイル(下)

上記のように、製法や原料などを参考にオリーブオイルは評価され、グレードが決まります。

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オリーブオイルの栄養・効果

オリーブオイルはダイエットや健康維持にも良い、という話しは聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。ではなぜオリーブオイルが体にいいのか?これはオリーブオイルに含まれる栄養成分にあります。

それらについてご紹介します。

オレイン酸を多く含む

オリーブオイル中の脂肪酸の約70~80%は「オレイン酸」です。オレイン酸は他の脂肪酸に比べて、酸化に強いです。そのため、長期保存や加熱にも強い特徴を持ちます。

また、オレイン酸は食生活の乱れによって増えた悪玉(LDL)コレステロールを抑制する効果があります。血中の悪玉コレステロールが増加すると、動脈硬化や高血圧などの生活習慣病を引き起こします。

 オレイン酸はその原因である悪玉コレステロールを抑制してくれるのです。 

αリノレン酸・リノール酸

オリーブオイルには少量ではありますが、αリノレン酸・リノール酸が含まれています。αリノレン酸は、人間の体内では作ることができない脂肪酸(必須脂肪酸)の1つです。

 αリノレン酸には、血中脂肪酸を下げる作用があるといわれており、生活習慣病の予防に効果的とされています。 

ポリフェノールが多い

オリーブオイルには「オレオカンタールやオレオウロペイン」といったポリフェノールが含まれています。これらのポリフェノールは抗酸化作用(体のサビを予防)があるとされ、体のシワやシミ予防にも効果的とされています。

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日本には本物が少ないって本当?

はてなどうなる

日本で販売されているオリーブオイルは、本物が少ない!という意見もあるようです。なぜこのような意見があるのか?についてご紹介します。

日本は販売基準がない

一般的にオリーブオイルのグレードはIOC(International Olive Council)という国際機関が定めた基準によって評価されます。しかし、日本はこのIOCに加盟していなのです。なので、日本国内でオリーブオイルを販売する場合は、日本のオリーブオイルの基準(JAS)の基、評価されます。

また、IOCとJASのオリーブオイルの評価基準は異なり、IOCの方がより厳密に評価をしているといわれています。

エキストラバージンオリーブオイルと記載されていてもウソが多い

上記でもお伝えしたように、IOSとJASの評価基準は異なります。そのため、このような問題が生じます。

JASの評価基準だと「オリーブオイルA」はエキストラオリーブオイルとして定義できるが、IOSの評価基準だと「オリーブオイルA」はエキストラオリーブオイルとして定義できない。

そのため、日本国内で販売されているエキストラオリーブオイルはウソと言われることが多々あるのです。

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酸化すると危険?酸化までの期間はどれくらい?

オリーブオイルは、他の油に比べて酸化に強いという特徴を持ちますが、酸化してしまうと香りや味の劣化に繋がります。ここでは、オリーブオイルが酸化するまでの期間についてご紹介します。

酸化とは

そもそも酸化とはどのような現象なのか?これは簡単で、空気中の酸素と油が反応して起こる変化のことです。酸化は「光・高温・空気」によって促進されます。

なので、オリーブオイルの酸化を防ぐためにも、台所の下などできるだけ光が当たらず、温度の低い場所で保存をしましょう。

酸化するまでの期間

オリーブオイル賞味期限:2~3ヶ月

オリーブオイル酸化期間:1~2ヶ月

オリーブオイルの酸化は1~2ヶ月程度で少しずつ始まるといわれています。しかし、これはあくまで目安で、オリーブオイルの種類、保存環境によっても異なります。

また、少しでも酸化期間を遅らせたい場合は、上記でご紹介をした保存環境を意識してみてください。

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まとめ

今回の記事は「オリーブオイルの酸化期間」について解説をしました。

最後にもう一度、本記事の要点を振り返っておきましょう。

この記事をまとめると

  • オリーブオイルとはオリーブの実から抽出したオイル
  • オリーブオイルは様々な健康効果を期待できる
  • オリーブオイルの酸化期間は「1~2ヶ月」

オリーブオイルを購入した際は、今回の記事で解説をした酸化期間を参考に新鮮なうちに食べ切るようにしましょう!