オレンジといえばビタミンが豊富で体にいいイメージがありますよね。ですが実は食べすぎには注意が必要だそうです。今回は
- オレンジの効果効能
- ビタミンCはどれくらい含まれている?
- 食べすぎは危険!その理由とは
スポンサードリンク
目次
|
|
オレンジってどんな果物?
まずはオレンジという果物について。またスーパーなどでよく見かけるオレンジの品種についてもご紹介します。
オレンジとは
オレンジは甘味が強く果汁が豊富なため、ジュースなどに多く利用される柑橘系の果物です。
その甘味と爽やかな酸味、華やかな香りから非常に人気が高く、輸入品のオレンジが1年を通してたくさん出回っています。
オレンジは本来皮が硬く包丁を使わないとカットが難しい果物ですが、最近はみかんのように手でむける品種も増え、人気を集めています。
鮮度のいいおいしいオレンジは皮にハリがあり、しっかりとした厚みのある皮が特徴です。表面にへこみがなく形が整ったものを選びましょう。
オレンジは年間を通して簡単に手に入れることができる果物です。
バレンシアの場合、アメリカ産なら旬の時期は5月~10月。8月~10月に出回るのは南アフリカ産で、10月~3月頃に出回るものはオーストラリア産です。
ネーブルなら、12月~6月にかけてがアメリカ産、8月~11月にはチリ産とオーストラリア産が多く流通するようになります。
オレンジの種類
スーパーなどで目にする機会の多い代表的な品種は次の2種類です。
- バレンシア
爽やかな酸味があり、果汁が多い品種。オレンジの中でも特にジュースに適しています。ネーブルに比べて比較的淡泊な味わいだとされています。
一般的に「スイートオレンジ」と呼ばれているものは、このバレンシアオレンジを指すことが多いです。 - ネーブル
バレンシアと並んで代表的な品種。種がなく、甘みと香りが強いのが特徴です。国産のものは12月から1月に出回るそうです。
ネーブルとは英語で「へそ」を意味する言葉。その名の通り、ネーブルにはへそがあり、バレンシアにはへそがないのが特徴です。
オレンジにはこの他にもたくさんの品種があります。いくつかご紹介していきますね。
- ミネオラ
果皮が鮮やかな橙色で、みかんのように手で皮をむくことができます。ジューシーで濃厚な味が特徴的。 - オア
イスラエル産の珍しい品種で、甘みが強く濃厚な味わい。手で皮がむけるので食べやすいうえ、種も少ないです。 - ブラッドオレンジ
果皮と果肉が濃い赤色の、見た目に特徴的なオレンジ。これは果皮と果肉の両方にアントシアニンが豊富に含まれているためです。
他の品種に比べると甘みが少なく、さっぱりとした味わいです。
スポンサードリンク
オレンジの栄養
そんなオレンジの栄養、効能について。気になりますよね。順番にご紹介します。
栄養
オレンジに含まれる代表的な栄養素といえば、やはりビタミンCです。オレンジの代表的な品種のビタミンC含有量を表にまとめました。
ネーブル | 60㎎ |
バレンシア | 40㎎ |
これは、ネーブルならたった1つ食べるだけで、大人が1日に必要なビタミンCを摂取することができる量です。
その他にもオレンジには葉酸、β-カロテン、カリウムなども多く含まれています。
効果・効能
ビタミンCには肌の調子を整え、粘膜を保護し、免疫力を上げる効果があります。風邪をひいたらビタミンCを摂った方が良いなどと言いますよね。
また抗酸化作用やメラニン色素の生成を抑えるはたらきも望めるため、シミやシワの予防になり美肌効果にも期待ができます。
β-カロテンは肌の新陳代謝を促進する効果のある栄養素です。積極的に摂取することで、肌の乾燥を抑える効果も。
葉酸は赤血球の生産を助けるはたらきがあります。そのため、葉酸を摂取することで貧血予防につながるとも言われています。
カリウムは体内の水分調整に深く関わっている重要なミネラルの1種で、高血圧やむくみ予防に効果があるとされています。
スポンサードリンク
オレンジを食べ過ぎると危険?
そんな体にいいオレンジですが、あまり食べすぎるとよくないこともあるようです。
糖質の過剰摂取に
オレンジは甘みが強いので、糖質が多く含まれています。そのため食べすぎてしまうと糖質過多になってしまう恐れがあります。
体内で消費できなかった糖質は脂肪として蓄えられてしまうため、肥満には注意が必要です。
手が黄色になる原因は?
みかんを食べすぎて手が黄色くなった経験のある方、いらっしゃるのではないでしょうか。
これは実は気のせいでもなんでもなく、「柑皮症」と呼ばれるものです。「症」とついていますが健康に害のある症状ではないのでご安心を。
この柑皮症、まぎれもなく原因はみかんの食べすぎなのです。
みかんの黄色はβ-カロテンの色なのですが、手が黄色くなるのはこの過剰摂取が原因と言われています。
β-カロテンは角質に沈着しやすいことから、角質の多い手や足が黄色くなってしまうのです。
もちろん前述の通りオレンジにもβ-カロテンは含まれているので、食べすぎると手足が黄色くなる可能性があります。
柑皮症は害のあるものではないですが、体に良いからと言って食べすぎるとかえってよくないこともあります。何事もほどほどが一番ですね。
スポンサードリンク
まとめ
オレンジの効果効能、危険性についてご紹介してきました。
この記事をまとめると
- オレンジは栄養素が豊富!
- 特に注目なのはビタミンCの含有量
- とはいえ食べすぎは肥満のもと!
オレンジは、適量を楽しむ分にはとても体にいい果物です。特に冬場は乾燥や風邪にも効果があるので、積極的にとるようにしていきたいですね。
スポンサードリンク