「麦茶を飲んだら口の中が痒くなる」なんて方はいらっしゃいませんか?そんな方は実は大麦アレルギーかもしれません。大麦アレルギーだった場合、他にはどんな食べ物が食べられないのか気になりますよね。そこで今回は
- 大麦アレルギーの症状とは
- 小麦アレルギーの人もなぜ注意が必要なのか
- 大麦アレルギーの人が食べられない物とは
- この食べ物は食べても大丈夫なのか
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目次
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大麦アレルギーとは
ここでは、大麦アレルギーの症状、小麦アレルギーの人もなぜ注意が必要なのかについて紹介していきます。
症状
- 蕁麻疹・皮膚の痒み
多くの食物アレルギーの症状で最も多く見られるのが皮膚症状です。皮膚が赤くなる、痒みが出る、蕁麻疹が出るなどの症状がみられます。 - 口腔内アレルギー症候群
唇や口の中、喉や耳の奥などに痒みや腫れ、痛みなどが症状として現われます。この食物アレルギーは花粉症と関連があると言われています。 - 腹痛・下痢
全体の10%の確率で、腹痛や下痢、または嘔吐などの消化器症状が現れます。 - くしゃみ・鼻水
くしゃみや鼻水といった、花粉症のような症状が見られる場合もあります。 - 呼吸困難
食物アレルギーで2番目に多い症状が呼吸器症状です。咳や喘鳴、酷い場合には呼吸困難といった症状が現れます。 - アナフィラキシー
比較的強いアレルギー症状が皮膚や消化器、呼吸器など2臓器以上に出現する状態を「アナフィラキシー」と呼びます。アナフィラキシー症状が悪化し、血圧が下がり始める状態を「アナフィラキシーショック」と言い、生命の危機を伴う危険な状態になります。
大麦アレルギーには様々な症状が見られますが、これらの症状が現れるのは、大麦を含む食品を摂取してからおよそ数分から2時間以内と言われています。
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小麦アレルギーの人は注意
小麦アレルギーのある方は、大麦を食べると同様にアレルギー症状が出る場合があります。小麦アレルギーの原因は「グルテン」です。
小麦に含まれるタンパク質の8割以上を「グリアジン」「グルテニン」というタンパク質が占めており、水で捏ねられる事で「グルテン」が生成されます。大麦の主なタンパク質は「グルテリン」と「ホルデイン」です。
そのため、水で捏ねても小麦のように「グルテン」はほとんど生成されません。しかし、大麦のタンパク質の一部に小麦と似た分子構造のタンパク質が存在するため、小麦アレルギーの人が大麦を食べるとアレルギー反応が起きてしまう可能性があります。
小麦アレルギーでも症状が出ない人も
小麦アレルギーの人が大麦を食べるとアレルギー反応が出る事を「交差抗原性」と言います。この「交差抗原性」には個人差があるため、人によっては症状が現れない場合もあります。
小麦アレルギーの人が大麦を食べる際には注意してください。
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大麦アレルギーの人が食べられないもの
ここでは、大麦アレルギーの人が食べられないものを紹介します。
パン
パンには「グルテン」が含まれているため、大麦アレルギーの方は食べるのを控えた方が良さそうです。
麺類
実は麺類にも「グルテン」が含まれています。グルテンフリーでアレルギーを持つ方でも安心して食べられる麺に「米麺」があります。「米麺」にはビーフン、ライスパスタ、フォーがありますので、どうしても麺が食べたい方は試してみてください。
衣のついた揚げ物
揚げ物の衣には小麦粉が使用されていますので、こちらも「グルテン」が含まれます。揚げ物にも「米粉」を使用する事で、大麦アレルギーの方も食べる事ができます。その際、マヨネーズを少し加える事でサクサクの衣に仕上がります。
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この食べ物は大丈夫?
大麦アレルギーの人は他にどんな食べ物に注意しなければいけないのでしょうか?
しょうゆ
しょうゆにも小麦が原材料として使用されています。しかし、しょうゆは日常生活にかかせない調味料の一つですよね。グルテンフリーの醤油も販売されていますので、大麦アレルギーの方はそちらを使用するようにしてください。
麦茶・ビール
麦茶の原材料は大麦です。またビールの原材料である麦芽は大麦から作られています。大麦アレルギーの方は、麦芽を使用していないビールを選ぶようにしてください。
穀物酢
穀物酢の原材料にも小麦が使用されています。穀物酢の代用品として、リンゴ酢、レモン汁、梅酢を試してみてください。
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まとめ
「大麦アレルギーの症状とは、小麦アレルギーの人もなぜ注意が必要なのか、大麦アレルギーの人が食べられない物とは、この食べ物は食べても大丈夫なのか」これらのテーマについて紹介させていただきました。いかがでしたでしょうか。
この記事をまとめると
- 大麦アレルギーの症状には「蕁麻疹・皮膚の痒み」「口腔内アレルギー症候群」「腹痛・下痢」「くしゃみ・鼻水」「呼吸困難」「アナフィラキシー」などの症状が現れる
- 小麦アレルギーの人が大麦を食べるとアレルギー反応が出る事を「交差抗原性」と言う
- パン、麺類、衣のついた揚げ物などは小麦を使用しているため、大麦アレルギーの人は注意が必要
- しょうゆ、ビール、麦茶、穀物酢などにも原材料に小麦が使用されているので注意
私たちの周りには小麦を使った食品で溢れています。しかし、最近ではアレルギーを持っている方のためにグルテンフリーの食品も多く販売されていますでの、是非試してみてくださいね。
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