玉ねぎは生で食べるとどうしても辛味が気になりませんか?玉ねぎサラダやタルタルソースなど、玉ねぎを生食する料理はいくつかありますが、作ってみたら辛くて食べられない!なんてこともあります。今回は、
- 玉ねぎが辛い理由
- 辛くない切り方 / 使い方
- 辛い玉ねぎサラダのアレンジ方法
これらのテーマについて紹介いたします。
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目次
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玉ねぎが辛い理由は何?
玉ねぎは1年を通して買うことのできる万能な野菜ですが、生で食べると辛味が気になりませんか?サラダにしたりタルタルソースに入れたり、生で玉ねぎを食べる方法はいくつかありますが、どうしても辛くなるのが気になります。
辛味が強いと口の中に辛さが残り、いつまでの口の中がピリピリしたり口臭が気になったりしますよね。まずはその原因成分から解説していきたいと思います。
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アリシン
玉ねぎの辛味成分の正体は“アリシン”というもので、“硫化アリル”とも呼ばれています。玉ねぎ以外にもネギやニンニクなどに含まれる成分で、あのツンとした特有の匂いの元となっているものです。
アリシンには強い抗酸化作用や血液凝固抑制作用があり、 血液をサラサラにして動脈硬化・心筋梗塞・脳梗塞などの生活習慣病を防いだり、がん細胞を抑制してがん予防の働きをしたり、体の老化の原因となる活性酸素と戦いアンチエイジング効果 をもたらすなど、様々な体に嬉しい効果を持っています。
辛い玉ねぎは体に悪い?
「辛い玉ねぎは体に悪いの?」と疑問に思う方もいるようですが、辛味成分=アリシン(硫化アリル)=体に良い成分なので、体に悪いことは全くありません!
硫化アリルは新鮮な玉ねぎに多く、切った時にじゅわっと出てくる白い汁の正体でもあります。多岐にわたる健康効果をもたらすありがたい成分なので、全く問題ありません◎
辛くない玉ねぎサラダはどう作る?
辛味成分が体に良いことはわかりましたが、生で食べる時はどうしても辛味が気になるものです。筆者も以前生の玉ねぎサラダを作ったけれど、辛すぎて食べられないことがありました。
玉ねぎを辛くない味で食べるには、下処理の段階でできるいくつかの工夫があります。辛くない玉ねぎの作り方7選をみていきましょう!
切り方のコツ
玉ねぎの辛味を抑えるのには、切り方にもコツがあります。玉ねぎには”繊維”がありますが、繊維を断ち切るように切ることで辛味を抑えることができます。逆に、繊維と同じ方向で切ると辛味が強く刺激的な味わいに仕上がります。
新玉ねぎを使う
新玉ねぎは3〜5月に旬を迎え、柔らかい歯触りと甘みが特徴です。辛味成分が少ないので、通常の玉ねぎよりも新玉ねぎを選んだ方が辛味を抑えることができます。
塩もみする
玉ねぎは塩もみすることで中の水分と共にアリシンも抜けていくため、辛味を出すことができます。塩もみの方法はこちらです。
- スライスした玉ねぎに塩を適量振りかける
- よく揉み込む
- 冷水でよく洗い流す
塩もみの手順はたったこれだけです◎ 揉んでいると粘りが出てきますが、問題ありませんのでそのまま冷水ですすぎましょう。
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砂糖もみする
実は玉ねぎの塩もみは砂糖でも代用できるんです!多めの砂糖を玉ねぎに振りかけたら、揉み込み少し時間を置いて流します。最後はよく水気を絞りましょう。
酢水に漬ける
玉ねぎに含まれる辛味成分のアリシンは、水溶性成分なので水に溶ける性質があります。お酢を少量入れた酢水に漬けても辛味を出すことができますよ。
電子レンジで加熱する
玉ねぎは生の状態だと辛いですが、加熱調理するとその辛味はほとんど感じないかと思います。アリシンは熱に弱く、加熱することで辛味が減るものです。そのため、軽く電子レンジで加熱しても辛味を取ることができます。
熱湯をかける
アリシンを加熱する方法の一つで、さっと熱湯をかけるのも効果的です。塩もみや酢水にさらすより効果は薄いですが、ある程度辛味を残したい方にはオススメの方法です。
調理後の辛い玉ねぎサラダのアレンジ方法
工夫して調理したけれど、まだ辛かった!そんな時に便利なアレンジ方法をご紹介。辛くて食べられなさそうな玉ねぎサラダは、こんな風にアレンジして消費しましょう。
- 茹でてオニオンスープに
- カレーに入れて
- レンチンしてタルタルソースに
アレンジ方法はたくさんありますが、辛味を取る一番の方法はしっかり加熱することです。スープやカレーなどにして煮込んだり、レンジでチンしてタルタルソースに入れることで消費できるので、やっぱり辛かった!という時には試してみてください。
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まとめ
「玉ねぎが辛い原因と対処法」についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
この記事をまとめると
- 玉ねぎの辛味成分はアリシンという健康効果のあるもの!
- 玉ねぎの辛味を取る方法は、塩もみ・砂糖もみ・酢水付け・レンジ加熱・熱湯をかける・切り方の向き・新玉ねぎを使う!
玉ねぎは生食しようとするとどうしても辛味が気になるものです。下処理の段階でちょっと工夫することで、辛味を減らし美味しく食べることができるので是非試してみてくださいね。
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