お好み焼きは生焼けだと危険?体に悪い?焼けたか判断する方法は?

お好み焼きを食べようと思って作ったら生焼けだった!なんて困ったことはありませんか?今回は

  • お好み焼きの生焼けで起こりうる症状
  • 火が通っているか確認する方法
  • 再加熱するには?
についてご紹介していきます。

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お好み焼きの生焼けは危険?

まずは生焼けのお好み焼きを食べてしまった場合、起こりうる症状や危険性についてです。

下痢になる

お好み焼きには小麦粉を使用します。小麦粉は過熱して食べることを前提に作られています。決して生食用ではありません

その理由は、小麦粉は生の状態では体内で消化されにくく、消化不良による腹痛を引き起こすことがあるからです。

小麦粉は水に入れても溶けませんよね。溶けないということはつまり分解しにくい、消化しにくいということです

体は腹痛の原因である小麦粉を外に出そうとしますから、結果として下痢になってしまうのです。

小麦粉は加熱することによって水に溶けて分解しやすくなります。つまり小麦粉はよく加熱することがとても重要なのです。

また焼く際の火力が強すぎたり、生地が厚すぎたりすると中まで火が通りにくくなるので注意が必要です。

食中毒を引き起こす可能性も

小麦粉は製造段階で不純物を取り除くなどきれいに整えられていますが、殺菌処理は施されていません。

そのため、土壌に存在する微生物や細菌などの食中毒菌が付着している可能性があります。

もしもその細菌を生で食べてしまうと、食中毒を引き起こす原因となってしまいます。小麦粉は加熱して食べる食材ですから、殺菌処理の必要がないんですね。

またお好み焼きには肉や魚介類を入れることが多いですよね。小麦粉にしっかり火が通っていても、具材に火が通っていない場合もあります。

肉は表面に乗せることは多いので目視で確認できますが、特に気を付けるべきは生地に混ぜてしまう魚介類です。

魚介類にはアニサキスという寄生虫が潜んでいる可能性があります。

このアニサキスは加熱によって死滅しますが、しっかり火が通っていないと食中毒を引き起こすことがあります

アニサキスによる食中毒の症状はかなり苦しいものだと言うので、注意が必要です。

具材の生焼けは、あらかじめ火が通りにくいものだけに火を通しておくことで防ぐことができます。

魚介類だけ先にホットプレート上で温めておけば、その後で生地の中に混ぜても安心ですよね。

また万が一食中毒の症状が出た場合にはすぐに病院に行くようにしてください

粉っぽさが残る

生地を混ぜる段階でしっかり混ざっていないと、粉っぽかったり小麦粉がダマになったりします。

火を入れたあとの粉やダマは食べても問題ありません

しかし完全に火が通っていない状態のものは食べると前述の通り下痢や食中毒の危険性がありますので注意してください。

捨てるのはもったいないと思って食べてしまいがちですが、よく火が通っていたとしても粉っぽいとやはりおいしくはないです。

好んで食べるのでない限り、その部分だけでも取り除いた方がよさそうです。

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生焼けか判断する方法

生焼けがよくないことはわかりました。

とはいえホットプレートやフライパンを使ってお好み焼きを作ったときに、自分ではしっかり火が通っているかの判断がつかない場合もありますよね。

それでも食べてみることはできないし、お好み焼きの中までしっかり火が通っているかを確認するのは少し難しいです。

ここからは中の焼き加減を確認する方法についてご紹介します。

竹串を使う

簡単なのは竹串をさして確認する方法です。

竹串をお好み焼きに通してみて、生地がくっ付いてくるかどうかを確認します。

とろとろの液がついてくるならまだ中までじゅうぶんに火が通っていません。もう少し時間を置いてから再度竹串を通してみましょう。

生地の厚さなどで焼きムラがある場合もあるので、数か所に竹串を通してみるのがポイントです。

それでも心配な場合は、通した竹串を手の甲などに当ててみてください。

しっかり温まっていれば大丈夫、まだ冷たい場合は続けて焼いた方がいいですね。

割ってみる

確実に判断したいのなら、いっそ割って中を確かめてみましょう

割った部分から生地が流れてきたり中がとろとろになっていれば、もう少し加熱が必要です。

生焼けのものを食べてしまって後悔するよりも手っ取り早いので、思い切りよくいきましょう。

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生焼けの再加熱はレンジがおすすめ

電子レンジ焼いている途中で生焼けに気付いたなら、そのまま焼き続けることができます。

しかしお皿に移した後で生焼けに気付いた場合は、電子レンジを使って火を通すことが可能です。

蓋をしてまずは1分ほど温めて様子を見ます。それでもまだ足りなければ数十秒ずつ程度追加します。

電子レンジのメリット

後から再度フライパンを用意するのが面倒なときや、すでに移したお皿ごと電子レンジにかけられるのでとても手軽な方法です。

また、ホットプレートやフライパンで火力が強すぎてすでに表面が焦げてしまっている、これ以上焼いたら真っ黒になる……

という場合にも電子レンジがおすすめです。電子レンジなら時間を多めにとっても焦げる心配はないからです。

ただしあまり温めすぎてしまうとお好み焼きが固くなりますので、やり過ぎには注意してくださいね。

フワフワになる

電子レンジは適度にかければお好み焼きがとてもフワフワになり、おいしくできあがります。

コツは必ず蓋をすることと、時間を置きすぎないこと。少しずつ時間を増やしてこまめに様子を確認するようにしましょう。

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まとめ

お好み焼きの生焼けが危険であることがわかっていただけたと思います。

この記事をまとめると

  • 小麦粉は生食用に作られていない!
  • 生の小麦粉はお腹を壊すだけでなく、食中毒の危険性も

小麦粉といえばクッキーやケーキを焼く際にも使いますが、その生地をそのまま食べるのが好きだという人がたまにいます。

とてもおいしいらしいのですが、これもやはり危険な場合があるので、できればやめておいた方がよさそうですね。

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