みなさんはお米が不味いと感じたことはありますか?お米は開封するとどのくらいの期間美味しく食べられるのでしょうか。また腐ってしまうとどのような特徴があるのかについて調べてみました。
- お米がまずい!臭い!原因は?
- 腐ったお米・傷んだお米の見分け方
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開封後のお米の賞味期限はどれくらい?
今回はこちらのテーマについてご紹介をしていきます。
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目次
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お米がまずい!臭い!原因は?
まずはお米がまずく感じる場合や、臭いが気になる場合の原因についてお伝えしていきます。
古いお米
まずひとつ目にあげられる理由として、 古くなってしまったお米を使った場合 です。
そもそも古いお米とはどのくらい経ったもののことを言うのでしょうか?古くなったお米を『古米』新しいお米を『新米』と呼びますが、それぞれの意味はこのようになっています。
- 古米とは…お米は11月から翌年10月までの『米穀年度』を基準に、1年以上経過したお米=次の11月1日以降を迎えたお米のこと
- 新米とは…その年に収穫されたお米のこと
古米は鮮度が落ちてしまっているため、新米とは違いがあります。下記にまとめましたのでみていきましょう。
- 粘り気が少なく硬く感じる
- 甘みやお米の艶が落ちてしまう
- 真っ白ではなく、くすみがかった白色になる
- お米特有の臭いが強まる
どのような食品であっても、鮮度が落ちると『劣化』として見られますよね。このような変化から古いお米はまずいといった意見もあるのです。
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腐っている
2つ目にあげられる理由は、 お米が腐っている場合 です。炊く前の段階と、炊いたお米が腐敗した場合にはそれぞれ見た目や臭いなど特徴があります。後ほど詳しくご紹介をいたします。
保温時間が長い
3つ目にあげられる理由として、 長い時間保温状態にしておいた場合 です。
炊飯器の保温機能を使ってジャーの中のご飯をそのままにしておくと、時間の経過とともに風味が落ちてしまいます。
炊飯器のメーカーにもよりますが、半日ほどを目安に、それ以上はジャーから出して保存することがベストです。長時間保温をしておくと、ご飯の黄ばみや臭い、乾燥してしまう原因となります。
炊飯器が古い
4つ目にあげられる理由として、 炊飯器自体が古いという場合 です。
長年使っていると、炊飯釜のコーティングが剥がれてしまったり、炊飯器の『温度センサー』が正常に機能しなくなってしまうことがあります。
その結果いつも通りのお米が炊けずに、芯が残ってしまったり、その逆で水っぽくなってしまったりといった場合があるようです。また臭いの原因になることもあるようです。
炊飯器はメーカーにもよりますが、購入してから大体5~7年ほどが寿命となるようですので、買い替えるというのも一つかと思います。
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腐ったお米・傷んだお米の見分け方
それでは、2つ目でご紹介をした、腐っている場合のお米の特徴について詳しくみていこうと思います。
炊く前の生米の場合
- 赤や黒色、黄色などの変色がみられる
- 表面に粉(カビ)がついている
- 虫が発生している
炊いたお米の場合
- どろっと溶けているような見た目をしている
- 粘り気があり糸を引いている
- カビが生えている
上記のような変化が見られる場合には腐敗が進んでいます。そのような状態にあるお米を気づかずに食べてしまった場合には臭いや食感も普段とは違いがありますのでみていきましょう。
臭いや食感の特徴
- 酸っぱい臭い
- 発酵したような納豆のような臭い
- 水を多く入れていないのにお粥のような水っぽい食感がする
このようなものを食べていつもと違うと感じた場合には飲み込まずに吐き出すようにしましょう。食べてしまうと体調を崩す恐れがありますので注意が必要です。
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開封後のお米の賞味期限はどれくらい?
お米は 開封前と開封後で賞味期限が変わることはありません 。
実は市販品のお米の袋の横には、何らかの衝撃で破れるのを防ぐためにもともと小さな空気穴がついており、常に空気に触れている状態にあります。
そのため、開封しても劣化が早まることはなく、賞味期限は変わらないのです。それでは大体の目安をお伝えしていきます。
賞味期限の目安 | |
春 | 精米後1ヵ月 |
梅雨~夏 | 精米後3週間 |
冬 | 精米後2ヵ月 |
湿度が高かったり夏場で気温が高かったりする時期はカビが発生しやすくなります。そのため賞味期限が短くなり、気温・湿度ともに下がる冬場には賞味期限が長くなります。
無洗米との期限の違い
無洗米の場合は普通米と比べると賞味期限が短いのが特徴です。
無洗米の場合の賞味期限の目安 | |
春 | 精米後3週間ほど |
梅雨~夏 | 精米後2週間以内 |
冬 | 精米後1ヵ月 |
このようになっています。
暖かい季節は開封後に冷蔵庫で保存をしておけば賞味期限を1ヵ月ほどまで延ばすこともできますが、冷蔵庫はスペースもとってしまいますので食べ切れる量を購入する方が良いかもしれませんね。
1年後は食べられる?
お米は1年前の古米や2年前の古古米、3年前の古古古米なども販売されており、適切な保存方法をしてあるものは食べることが可能です。
しかし、ご家庭で保存していたお米であれば自己判断となりますので、先ほどご紹介したような異変がないかなどよく確認することが大切です。
少しでもおかしいと感じることがあれば破棄するようにしましょう。
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まとめ
今回はお米がまずいと感じる場合の原因や、賞味期限について詳しくご紹介をいたしましたが、いかがでしたでしょうか。
お米がまずい!考えられる原因
- 古米は硬くなったり、粘り気や甘み、お米の艶が落ちてしまったり、臭いが発生する原因となる場合がある
- 長時間保温をしておいたり、古くなった炊飯器を使用していると臭いが発生したり、味の劣化の原因となる場合がある
腐った場合の特徴
- 炊く前の生米の場合、変色やカビ、虫が発生していないか注意が必要
- 炊いた後のお米の場合はどろっとした粘り気やカビ、酸っぱい臭いがある場合は腐敗が考えられる
普通米と無洗米の賞味期限
- 普通米の場合:1~2カ月
- 無洗米の場合:2週間~1ヵ月
お米がまずいと感じる場合にはご紹介したいずれかに該当することが考えられます。
また開封・未開封に関係なく精米後は少しずつ劣化してしまいますので、使用前は腐っていないかなどの確認や、保存状態をより良くして長持ちさせるなど、美味しい状態で召し上がれるようにしてくださいね。
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