「おかゆ・おじや・雑炊」の3つは、どれもお米を使った料理ですが、どう違うのかご存知ですか?お粥の特徴はなんとなく浮かぶ方も多いかと思いますが、おじやと雑炊との違いはなかなかよくわかりませんよね。そこで今回は、
- おかゆ・おじや・雑炊の違いは?
こちらのテーマについて紹介いたします。
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おかゆ・おじや・雑炊の違いは何?
どれもお米を使った料理ですが、「おかゆ・おじや・雑炊」それぞれどのような違いがあるのでしょうか?特徴などについて見てみましょう!
おかゆとはどんな食べ物?
“お粥”は、お米を多めの水で煮た料理です。鍋で作ることもできますが、最近の炊飯器にはお粥モードもあるので気軽に作ることができます。
お粥を食べるようになったのは紀元前1世紀頃と言われており、古い歴史のある食べ物です。当時は煮るか蒸す方法で調理されていましたが、奈良時代に入るとお茶でで炊いた「茶粥」という食べ方が登場しました。
お粥の上澄み液は「おもゆ(重湯)」と言われています。また、関東地方ではお粥のことを「おかいさん」と呼ぶこともあります。
お粥は消化が良いので、風邪などで体調が優れない時にも食べられています。その消化の良さから、離乳食としても食べられています。
お粥は日本だけでなく、中国や韓国・シンガポール・ベトナム・マレーシア・タイなどのアジア各国でも食べられています。各地域によって煮込む度合いに違いがあり、お米の形を残したものや、ドロドロになるまでじっくり煮込んだものなど様々です。
お粥は生米の状態から炊いたもの
また、お粥には水分量によって「全粥」「七分粥」「五分粥」「三分粥」などいくつかの種類があります。全粥ほど水分量が少なく、三分粥は水分量が多いのが特徴です。三分粥は水分が3、お米が7という割合です。
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おじやとはどんな食べ物?
“おじや”は雑炊の別名で、この2つに大きな違いはありません。しかし、おじやは味噌で味付けしたものとして区別されることもあります。おじやと雑炊の違いに明確な定義はありませんが、地域やその家庭によって呼び方が異なるようです。また、汁がないものを「おじや」と呼び、汁があるものを「増水」と呼ぶという違いもあるようです。
雑炊とはどんな食べ物?
“雑炊(=おじや)”は、お米や具材と一緒に煮込んだ料理です。生米の状態から炊くお粥とは違い、雑炊は炊いたお米を煮込んで作る方法もあります。雑炊は水分が飛ぶほど煮込むことはなく、お米の形を残すのが特徴です。
「雑炊(ぞうすい)」という名前には諸説りますが、お米に水を加え煮込んだものを「増水(ぞうすい)」と呼んだことが由来となっているのではないかと言われています。色々な好みの具材を加えることから、やがて「増水」と言われるようになったという説もあります。
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まとめ
この記事をまとめると
- お粥は生米から炊いたもので、水分量が多い
- おじやと雑炊は同じものを指すが、味付けや水分量に違いがあることも
- 雑炊は炊いたお米を煮込んでも作ることができる
- お粥は日本以外のアジア諸国でも食べられている
お粥・おじや・雑炊には、それぞれ作り方や味付けの違いがありました、おじやと雑炊は地域や家庭によって区別されていますが、基本的には同じものを指すことが多いです。改めて違いについて調べてみると面白いですね。
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