妊娠中は、口にするものが赤ちゃんにとって悪影響を及ぼさないか気になる方が多くいらっしゃいます。検索して何が良くて何がダメなのかわからなくなってしまう方もいるのではないでしょうか?今回は、
- 妊娠中のおからの摂取
- 妊娠中の塩辛の摂取
- 妊娠中に食べてはいけない食べ物
これらのテーマについて紹介いたします。
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目次
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おからは妊娠中に食べていい?
アレルギーの原因になる可能性は?
おからを妊娠中に食べても赤ちゃんがアレルギーになるという根拠はありません。アレルギーになる可能性があることを気にして、食材を抜くことで、食事全体の栄養価が下がってしまいます。栄養価が低下してしまうリスクの方が高くなるので、バランスよく食べていくことが重要です。
食べ過ぎてもメリットはない?
おからは不溶性食物繊維を豊富に含んでいます。そのため、おからの食べすぎは腸の中にガスをため込んでしまい、便秘になる可能性があります。
適度に摂取していくことで栄養をしっかりと摂ることができるので、食べすぎには注意していきましょう。
生おからも危ない?
生おからは、食べても問題ありません。加工する時にすでに加熱されているので、食中毒の可能性は低いと考えられますが、傷みやすい食材です。消費期限をしっかりと見て保存方法を確認し、購入後は早めに召し上がっていただく必要があります。
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塩辛は妊娠中に食べていい?
アニサキスに注意
生のイカには、「アニサキス」という寄生虫が潜んでいる可能性があります。アニサキスはイカ以外にも魚介類に寄生しています。
アニサキスは、ヒトの身体に入ると、激しい腹痛や嘔吐、腹膜炎などを引き起こしますので、免疫力の低下している妊娠中は特に注意が必要です。
アニサキスは加熱することで死滅しますが、酢漬けや塩漬け、しょうゆ、わさびでは死滅しないことが分かっています。そのためイカを塩辛にしたとしてもアニサキスは生息し続けるため注意しましょう。
リステリア菌に注意
「リステリア菌」は、イカの塩辛やナチュラルチーズなどの乳製品、生ハムなどに潜んでいる可能性があります。アニサキスと同様に、加熱により死滅しますが、塩漬けなどをしていても死滅はしません。
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妊娠中に食べてはいけない食品は?
妊娠中に食べてはいけないお菓子
妊娠中に食べてはいけないお菓子は、アルコールが入っているお菓子です。妊娠中のアルコール摂取は、知的障害などを伴う胎児性アルコール症候群の子供が生まれる可能性があります。
アルコール入りのお菓子
- ウィスキーボンボン
- ラム酒など使用したケーキ類やお菓子
アルコール入りのお菓子には、ウィスキーボンボンやラム酒など使用したケーキ類やお菓子などがあります。熱でアルコールが飛んでいるといったものもありますが、全般的に注意が必要です。
また妊娠中は高カロリーのお菓子や、添加物入りのお菓子、カフェイン入りのお菓子などの摂りすぎにも注意していきましょう。
高カロリーのお菓子は、体重のコントロールに影響がでてきてしまいます。また、添加物を使用しているお菓子に関しては、基本的に添加物は問題ないとされていますが、将来的な影響を心配する声もあり、自然のものを食べることがおすすめです。
カフェイン入りお菓子については、カフェインを過剰摂取すると血管が収縮されてしまうため、赤ちゃんに栄養が届かず、低体重や低酸素状態になることがあります。摂りすぎないように注意していきましょう。
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妊娠中に食べてはいけない果物
妊娠中に食べてはいけない果物は基本的にありません。ただ糖質が多いため食べる量には注意が必要です。また缶詰の果物には、保存性を高めるために砂糖が多く入っています。生の果物と比較するとビタミンやミネラルの量が少なくなる傾向があります。
妊娠中に食べてはいけない野菜
妊娠中に食べてはいけない野菜は特にありません。ただ、感染症の観点から生野菜には注意していく必要があります。特に注意したいのが、トキソプラズマとリステリア菌です。
トキソプラズマという病原体はお腹の中の赤ちゃんにも感染し、先天性トキソプラズマ症になる可能性があります。その結果、赤ちゃんに水頭症や視力障害、精神運動能力障害などの異常が生じ、流産や死産になる場合があります。
またリステリア菌は、感染しても重症化することはまれです。しかし、妊婦さんは少量の菌でも症状が現れることがあり、お腹の中で赤ちゃんに感染することがあります。流産に至ることもあるので注意が必要です。
まとめ
この記事をまとめると
- 妊娠中におからは食べても大丈夫!
- 塩辛は市販であればアニサキス処理されているが、食べない方が無難
- 妊娠中は免疫力が低下しているため、生ものを食べる時には注意が必要
妊娠中は食べる量や食べ方に注意して、楽しいマタニティーライフを過ごしていきましょう。
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