おからがパサパサになる理由は?しっとりと仕上げるコツや調理法

高たんぱくで低糖質、食物繊維も豊富でお安い!そんな夢のような食材があるとしたらどうします?これ、実はおからのこと。「あ~、ハイハイ。おからね。でも、おからってパサパサして食感が悪いし、あまり好きじゃないな~」なんて思ったそこのあなたへ朗報です。おから、使いようによってはしっとり、おいしくアレンジすることができるんです。そこで今回は、

  • おからをしっとりさせるコツ
  • アレンジ多彩!しっとりおから
  • おからは女性の味方!
についてご紹介させていただきます。

 

スポンサードリンク

おからをしっとりさせるコツ


そのままだとパサつきがちなおから、まずはしっとりさせるポイントからご紹介します。

油をしっかり使うこと

パサつきがちなおからをしっとりさせるには、調理の際に油をしっかりと使うことが1番です目安はおから150gに対して大さじ3杯。フライパンに入れると驚くような量ですが、おからを油がコーティングしてくれるので、しっとり食べやすく仕上がります

せっかくヘルシーなおからなのに、油を多くすると元も子もないと思われるかもしれませんが、 油には肌をしっとりさせ、便秘を改善してくれる効果も。また、おからの豊富な食物繊維は余分な脂肪やコレステロールを排出してくれるの で、ぜひ1度試してみてください。

どうしても油の多さが気になる方も、せめて半分、大さじ1.5杯の油は使ってあげるのがおすすめです。

おからを先に乾煎りする

スーパーでおからを買うと、中にごろっと大きく固まってしまっているところがありませんか?この固まりをほぐすように、最初にしっかり炒っておくとしっとり仕上がります

 油を敷かないフライパン(テフロン加工のもの)で、さらっとパウダー状になるまでしっかりと乾煎り しておきましょう。この下処理をしておけば、炒り煮以外にも様々な料理に使えるので便利ですよ!

調理や味付けを変えてみる

おからはたんぱく質なので、味付けの時に酢を加えてあげると、驚くほどしっとり仕上がります。目安は200gに大さじ1杯くらいしっかり火を通すと酸味もそれほど気になりません

また、仕上げに溶き卵を回し入れ、スクランブルエッグを作る要領でざっくりかき混ぜながら炒めるとしっとり、卵のコクもプラスされます。お子様にも食べやすくなるので、おすすめのアレンジです。

さらに、材料に最初から混ぜ込んでしまえば、おからのパサパサ感を感じさせない仕上がりに!ひき肉料理の肉代わりに、小麦粉の一部をおからに、など、アレンジの幅もぐっと広がりますよ!

スポンサードリンク

アレンジ多彩!しっとりおから料理

おからをしっとりさせるポイントを押さえたら、いろんな料理に使ってみましょう。

おからハンバーグ

いつものハンバーグのひき肉を、1/3~半分おからにするだけ。おからはひき肉に最初から混ぜ込んでおくと、より違和感無く仕上がります。

 おからを増やせば増やすほど、ポロポロになってしまうので、つなぎに使うパン粉や牛乳を多めにしてあげたり、片栗粉を少し加えてあげるとパサつき感が無くなります。 

おから煮

おからの定番料理ではあるものの、パサパサ感が出やすいのがこのおから煮ですよね。おからが苦手になった原因にも多くあげられています。しっとり、コクのあるおから煮を作るには、お話したポイントを余さず利用してしまいましょう!

 まずはおからをしっかり乾煎りしておくこと。ちょっと手間ですが、仕上がりに断然差がつきます。後は、思い切って多めの油を使って、いつものおから煮を作っていきましょう。   味付けの時に、200gのおからに対して大さじ1杯程度の酢を加えて。 味が苦手でなければもう少し多めに加えても構いません。きっと、いつもと一味違う、しっとりおいしいおから煮ができますよ。

おからそぼろ

肉の代わりにおからを使ったそぼろです。 しっかりと乾煎りしたおからに、醤油や砂糖、みりんを加えて甘辛く味付けするだけ。お好みで、味噌を入れたり、生姜を加えてあげると、おからの大豆臭さも気になりません。  白だしと砂糖、みりんで少し甘めに仕上げてあげると、散らし寿司などに使うでんぶのような食感に。パサつきがちなおからの食感を逆手に取ったレシピです。

おからクッキー

ダイエット中のおやつや置き換えに、すっかり定番となったおからクッキー。粉とおからの割合や、加えるおからの状態で食感にも違いが出ます。

サクサク感が欲しい場合

  • 薄力粉の1/3程度をおからに
  • おからを乾煎りしてから使うとよりサクサクの仕上がりに

しっとりソフトに仕上げたい場合

  • 生のおからをそのまま生地に加えて
  • おからが多ければ多いほどソフトな仕上がりに

どちらの場合でも、おからが多くなると生地がまとまりにくくなります。慣れないうちは少な目からチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

おからの和え物

おからを、軽く湯がいたほうれん草や人参、塩もみしたキュウリなど、お好みの食材とあわせて和え物にするアレンジです。生のおからをそのまま使うことができるので簡単、お手軽、暑い時期にも火を使わずにできるのがうれしいですね。

ポイントは和えるときにマヨネーズを加えること。ポテトサラダのおから版のようなイメージです。マヨネーズがおからをコーティングしてくれるので、しっとりパサつき感の無い仕上がりになります。ハムやコーンなどを加えてもおいしく仕上がります。

スポンサードリンク

 

おからは女性の味方!

アレンジ次第でしっとりおいしく食べられるおから。実は女性にうれしい栄養素がたっぷり含まれているんです。

栄養たっぷり!

脳の機能を健康に保ってくれるレシチン血中コレステロールや中性脂肪を下げ、食後血糖値の上昇を防いでくれるサポニンが含まれているおから。老化や生活習慣病の予防にも役立ちます

また、女性ホルモンの働きを補ってくれることで知られるイソフラボンには、美肌やアンチエイジング、骨の健康など幅広い効果が期待できます。最近では美白効果があるという研究結果も。大豆製品であるおからには、このイソフラボンも豊富に含まれています。

さらに、豆腐を作る際の搾りかすであるおからには、食物繊維も豊富腸をキレイにして、ダイエットにも効果を発揮してくれます。

毎日の食生活に上手に取り入れて

健康に、美容に、うれしい効果が盛りだくさんのおから。アレンジの幅も広いので、食事に、おやつに、いろんなシーンで取り入れることができそうですよね。

また、新鮮なおからは生で食べてもおいしいんです!そのまま食べられるとなれば、手間がかからないのがうれしいところ。豆腐屋さんのおからが売ってあるのを見つけたら、ぜひ購入して試してみてくださいね。

スポンサードリンク

 

まとめ

いかがでしたか?

この記事をまとめると

  • パサつきがちなおからも、事前の乾煎りや調理の過程で油をしっかり使ってあげるとしっとり仕上がる!
  • おからとして調理するだけでなく、ひき肉の代わりに、粉として使ってスイーツに、アレンジの幅も豊富!
  • ダイエットや美肌、アンチエイジングに生活習慣病の予防まで!体にうれしい効果満載のおからを上手に取り入れよう

実は筆者も、おから煮がどうもパサついてしまって苦手意識があったのですが、こんなに体に良いと分かったら、食べない訳にはいきません!多めの油と乾煎り、そして仕上げの酢で、しっとり仕上げのおから煮に挑戦したいと思います。皆様もおから、毎日の食生活に取り入れてみてくださいね!

スポンサードリンク