オイルプリングのデメリットは?正しいやり方、効果やデメリットを解説!

オリーブオイル

オイルプリングという言葉を聞いたことがあるでしょうか。世界最古のインドの伝統医学“アーユルヴェーダ”の健康法の一つで、オイルで口をすすぎ、口内環境や体調面にアクセスして向上させる効果があると言われています

この、別名「ガンドゥーシャ」「オイルうがい」の詳しい効果や正しいやり方はご存知ですか。口内環境を良くしたい、風邪をひきやすいなどがお悩みの方は、ぜひチェックしていただきたいと思います。

  • オイルプリングの正しいやり方
  • オイルプリングの効果
  • オイルプリングのデメリット

について詳しく解説していきます。

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オイルプリングとは?

最初に説明した通り、オイルで口をすすぐ健康法です。プリング(pulling)とは、引き剥がすという意味で、お口の中にある細菌を剥がし取り、きれいを保つことができるという意味合いがあります。

口内環境は、体全体の健康状態と大きく関わりがあると言われていて、口内環境を良くするだけで、様々な不調が改善されると期待できるでしょう。芸能人も実践しているオイルプリングの正しいやり方を確認していきます。

正しいやり方

 まずは、使う油についてです。 

 

種類 ポイント 効果
ごま油 基本のオイルプリングはごま油を使う。太白ごま油がオススメ。白ごま油を使う際は、加熱処理をすると浸透力が上がる。 体を温めてくれる。ゴマに含まれる抗酸化物質が髪や肌にツヤを与えてくれる。
ココナッツオイル 精製されていないバージンココナッツオイルを選ぶ。 ココナッツに含まれるラウリン酸は有害なきんやウイルスを殺す効果がある。虫歯予防にも。
オリーブオイル 同じく生搾りのエクストラバージンオリーブオイルを選ぶ。 汚れが落ちやすく、静菌作用がある。口内炎や歯周病予防にも。

ごま油は、うがいしづらいイメージがありますが、意外にも白ごま油はサラリとしていてオススメです。加熱処理が必要なので、多めに作って保存しておくといいでしょう。他にも、ひまわり油や亜麻仁油も人気なのだそうです。ご自身の好みの油を見つけていくのも、いいかもしれません。

 では、実際のやり方です。 


大さじ一杯のオイルを口に含ませ、オイルが口全体に行きわたるように、頬を膨らました状態でクチュクチュと動かします。5〜15分ほど動かしてうがいをします。初めはきついと思うので、出来るまでで大丈夫です。少しづつ時間を長くしていきましょう。

オイルを出す時は、そのまま排水口に吐き出さずティッシュに出してください。その後、塩を少し入れたお湯ですすぐとスッキリします。それから歯磨きや舌磨きをいつも通りして終わりです。

MEMO
うがいしたオイルには毒素が含まれるため、飲み込んでしまわないよう気をつけましょう。

なぜ効果があるのか

なぜ、オイルでうがいをすると口内環境が整うのでしょうか。お口の中に存在する微生物の多くは、脂質(油)でコーティングされています。お水と油は混ざり合うことができないですが、油と混ぜ合わせることで微生物を引き寄せて、磁石のような働きで引っ張り出すことが出来るからです。

植物性オイルに含まれる、とても細かな脂肪酸を使ったうがい法で、歯磨きや通常のうがいでは取りきれない奥の菌まで取り除くことが可能になります。

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オイルプリングの効果は?

先ほどから述べているように、お口の中をきれいにしたり、そのおかげで体調まで整ったりと健康面への効果が期待できます。それだけでなく、続けていると美容にもいい影響を与えてくれる一石二鳥のうがい法なのです。

歯のくすみがとれる

歯のくすみは、コーヒーやワイン、タバコなどが原因です。毎日の習慣とはいえ、歯磨きだけではとることが出来ません。オイルプリング では、蓄積された汚れも溶かす作用があるので、ホワイトニングにも期待出来ます。

歯ぐきがピンク色になる

歯周病になると、歯ぐきの色が赤や黒になってしまいます。歯周病の原因となる細菌は、歯磨きだけでは取り除けないものが多くあります。オイルプリングではそんな細菌まで引っ張り出してくれるので歯周病予防に効果的で、歯茎が正常のピンク色を保たせてくれます。

口臭がなくなる

口臭の原因は、歯茎の残ってしまった汚れが乾燥して悪臭になります。オイルプリングでスッキリ汚れを落としておけば、口臭予防に効果があります。

顔の輪郭がシャープになり、肌がトーンアップする

クチュクチュと、長い時間口を動かす動作によって顔の運動になりフェイスラインがシュッとしてきます。さらにこの運動と、お口の中の毒素を排出することによって血行がよくなり、お肌のトーンアップにも繋がります。

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オイルプリングのデメリット

さまざまな効果が挙げられるオイルプリングですが、デメリットはあるのでしょうか。実際にやってみる前に、デメリットも頭に入れておくことはとても大切なことです。

医学的根拠はない

たくさんの効果が期待されるのですが、際に医学的根拠はないとされています。しっかりとしたエビデンスが重要となる西洋医学とは異なりアーユルヴェーダは、まず体感してみることが大事かと思います。

人によっては気持ちよくない

いくら、さらっとしているからといって、オイルでうがいするのは苦手という方もいます。オイルプリングをしてみてもスッキリしないと感じたり、デトックスによる好転反応で最初は体調が崩れてしまう人もいるので、ご自身の体調の変化や感じ方に注意を払いながら、慎重に行う必要があります。

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まとめ

いかがでしたか。オイルプリングへの知識が深まったでしょうか。

この記事をまとめると

  • ごま油の場合は、加熱処理が必要
  • いろんなオイルで行うことが出来る
  • 最低5分間うがいをする
  • 歯の健康とホワイトニング、顔痩せ、肌のトーンアップに効果がある
  • 医学的根拠はされていない
  • 自分の体調や感じ方に注意しながら行う

オイルプリングだけでは効果は得られないので、うがいをした後は、しっかりと基本の歯磨きも忘れないようにしましょう。

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