油は賞味期限切れ半年でも食べられる?未開封であれば可能だが体に悪い

私たちの食生活に欠かせない調味料と言えば「油」ですよね。サラダ油やオリーブオイル、ごま油など、色々な原料をもとにした油が販売されています。それぞれ風味や栄養素なども違うため、料理によって使い分ける方も多いですよね。

今回は、油の賞味期限について紹介していきます。油は開封してからどれくらい日持ちするかご存じですか?何気なく常温保管されているご家庭が多いでしょうが、実は日々劣化しているのです。油の賞味期限について詳しく見ていきましょう。今回紹介していくテーマは、

  • 油の賞味期限
  • 油は賞味期限切れ半年でも食べられる?
  • 油の保存方法

これらのテーマで紹介していきます。是非最後までチェックしてくださいね。

スポンサードリンク

油の賞味期限

油の賞味期限はどれくらいなのでしょうか?開封後と未開封の状態でそれぞれ見ていきましょう。

賞味期限の目安

日々の食生活に欠かせない油ですが、気を付けないと賞味期限が過ぎてしまう場合もあります。一般的に未開封の油の賞味期限は1年~2年程度の商品の物が多いようです。

また、日持ちの長さは「ガラス瓶>プラスチック製ボトル」です。緑色などの遮光ガラスに入ったオイルは未開封であればかなり日持ちするでしょう。

開封後は酸化が進む

開封後の油を、台所下などでなんとなく常温保管されているご家庭は多いですよね。しかし開封後はどんどん酸化が進み、油の栄養素や風味、旨味などは失われていきます。また、油は劣化すると「酸敗」し、腐ってしまいます。

酸敗した油は人体にとって有毒な物質を生成するため、誤って食べてしまうと腹痛や胃もたれ、食中毒、動脈硬化などを引き起こす可能性もあります。

スポンサードリンク

油は賞味期限切れ半年でも食べられる?

台所や食品棚の奥にしまっておいた油を忘れていて、気付いたころには賞味期限がかなり過ぎていたということもありますよね。賞味期限が切れてしまった油はどれくらいまでなら食べられるのでしょうか?

未開封であれば食べられる可能性はある

先ほど紹介した通り、一般的に油の賞味期限は、未開封であれば1~2年程度です。この期限を過ぎてしまった場合は直ちに廃棄しないといけないのかというと、そうとも限りません。

油の酸敗の原因は「光・温度・空気」などですから、未開封の状態で暗所保管していたのであればまだ食べられる可能性は十分にあります。一度スプーンなどに出してみて、ニオイや色をチェックし、問題なければ味見をしてみましょう。

そこまでして異常を感じられなければ恐らく食べても大丈夫でしょう。

古い油は体に悪い

とはいえ、「基本的には賞味期限内に食べた方がよい」ということは念頭に置いておきましょう。特にプラスチック容器は空気を通すため、未開封であっても徐々に劣化はしていきます。期限切れの場合は酸化が進んでいる可能性も十分にあります

酸化した古い油は「毒液」とまではいきませんが、ほぼそれに近い液体です。人間の内臓は毒物も分解する機能がありますからすぐに弊害は出ませんが、徐々に体を蝕みます。

見分け方

油が酸化しているかどうかを見分けるにはいくつかポイントがあります。

  • 深い・濃い色になる
  • 不快な臭いを感じる
  • 泡が出る
  • 粘度が高い

上記の4つが、油の酸化を見分けるポイントです。例えばサラダ油であれば、購入したばかりの時はほぼ透明に近い状態ですが、酸化すると黄金色になります。揚げ物などに使用すると消えにくい泡がふつふつと周りにでてきます。

スポンサードリンク

油の保存方法

油の保存方法はどのようにすればよいのでしょうか?保管場所や廃棄方法などについて紹介していきます。

常温保存

油の保存場所は常温保管で大丈夫です。多くのご家庭は「コンロ周辺」の台所下や棚などが鉄板ですよね。調理の際に使いますから、その近くに置いておくというのは理にかなっています。

しかし気を付けていただきたいのは、コンロの周りは温度が高いため酸化が速まるということです。コンロ周辺は火を使用するわけですから、当然その他の場所よりも温度が高くなりやすいです。可能であれば、少し離れた食品棚などで保管しましょう。

冷蔵しても賞味期限は変わらない

調味料は温度と光、空気に触れることで劣化するということから「冷蔵保存」される方も多いです。しかし油に限っては常温保存の方がよいでしょう。固まってしまったり、品質が劣化する可能性があるからです。

油の捨て方

最後に「油の捨て方」を知っておきましょう。油はそのまま排水溝に流してしまうと、排水溝が詰まることはもちろんの事、環境汚染や悪臭の原因にもなり、後々大変な思いをすることは目に見えています。正しい処理方法を知っておきましょう。

一番簡単な方法は「キッチンペーパーなどで吸い取って燃えるゴミに出すこと」でしょう。量が多い場合は牛乳パックなどに入れ、新聞紙やキッチンペーパーを詰め込み封をしてから燃えるゴミに出すと良いです。

他にも凝固剤を購入して固めてから燃えるゴミに出したり、片栗粉などで固める方法もあります。地域によっては廃油の回収を行っている場所もあるでしょうから、利用するとより環境には優しいでしょう。

まとめ

今回は、油の賞味期限について紹介していきました。

この記事をまとめると

  • 未開封の油の賞味期限は1~2年程度。
  • 賞味期限が切れても、保存状態がよければ使用できることも多い。
  • 開封済みの油は徐々に酸化するため、1~2か月以内に使い切ること。

いかがでしたか?油の賞味期限や保存方法について少しでも知識が深まったのであれば幸いです。最後までご覧いただき、ありがとうございました。

スポンサードリンク