皆さんは黒いおでんというのを食べたことはありますか? 一般的なおでんと言うと透き通ったようなだし汁に、煮卵や大根、しらたきはんぺんなどが入っているイメージがあるかもしれませんが、静岡の郷土料理である静岡おでんは真っ黒いスープで煮込むので真っ黒なおでんになります。
そこで今回はあまり知られていない真っ黒な静岡おでんについて紹介していきます。
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目次
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静岡おでんとはどんな料理?
真っ黒いスープを使った静岡おでんは、大根などの定番のもののほかに牛すじや黒いはんぺんが入っているのが一般的です。黒いはんぺんと言うといまいちピンとこないかもしれませんが、静岡県民であれば誰もが知っているほど有名なはんぺんなのです。
静岡県の焼津市は練り物がとても有名で、特にイワシなどの魚を練り込んだ黒はんぺんなどしっかりとした風味と食感がある練り物が静岡県ではメジャーです。こういった黒い練り物を入れることでスープ自体の色が黒くなるに加えて、濃口醤油で味付けをしているのでより色が濃くなると言います。
〇静岡おでんの特徴
- だし汁がとても黒く、牛すじベースのスープ
- 黒はんぺんを使っている
- ネタが串に刺さっている
- 駄菓子屋にある
- 牛すじ豚モツが入っている
- トッピングを振りかけて食べる
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だしが黒いのはなぜ?
静岡のおでんのだしは黒い練り物を入れることによって黒くなるということもあるのですが、何度も何度も継ぎ足しされて何年も煮込まれているのでだし汁自体が黒くなっていくといいます。まさに秘伝のだし汁という感じですね!
風味高く味もしっかりしているので通常のおでんに比べても、だし汁のおいしさを口いっぱいに感じることができますよ!
黒いおでんてどこで食べられるの?
黒いおでんは基本的に静岡県で食べることができます。青葉おでん街屋青葉横丁など静岡駅の近郊ではフラッとたち寄って食べることのできるお店がたくさん残っています。
静岡県の駄菓子屋さんや一部の焼肉屋さんでも黒いおでんを注文できるところがあるようで、黒いおでんを探しに静岡県を旅しても面白いかもしれませんね!
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黒おでんのたべ方
黒いのでだし粉かけて食べるのがおすすめ
黒いおでんはしっかりとした味が染み込んでいてとても美味しいのですが、静岡県民流の食べ方は魚の粉末を使っただし粉をふりかけて、食べるのがおススメとされています。
だし粉に使われている魚介類の風味が黒おでんの風味を一層引き立ててくれます。お店によってだし汁の黒さやだし粉の割合が異なってきますのでお気に入りの店舗を見つけてみるのも良いかもしれませんね!
もう一つの欠かせないトッピング!
だし粉も黒おでんを食べる上で欠かせないトッピングなのですが、もう一つ静岡県民には黒おでんを食べる時になくてはならないトッピングがあります。それが「青のり」です。
青のりは実は静岡県が日本一の生産量を誇るもので、糸状の海藻を乾燥させて粉状にしたものが青のりです。非常に香り高く、海苔の中でも高級品として扱われています。
そんな青のりをおでんの具材にふりかける食べる事で、より一層深い味わいに仕上がるのが静岡おでんの素晴らしいところですね!一度食べたら青のりなしでは食べることができなくなってしまうかもしれませんよ!
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東京でも静岡おでんを食べることができる?
静岡おでんは一般的に静岡でしか食べることができませんが、東京であれば静岡料理を食べられるお店で黒おでんを食べることができます。いくつかピックアップしてお店を紹介していきます。
- まるだい:東京都文京区
- 銀座乃だや:東京都中央区
- かぶら屋:東京都北区
- EXCELLO しずおか屋:東京都世田谷区
- 西尾さん:東京都新宿区
- 静岡おでん 田々:東京都千代田区
- ふじとはち 銀座店:東京都中央区
- いわ瀬:東京都中央区
- ガッツ:東京都新宿区
- うたた寝:東京都練馬区
- E-ra:東京都目黒区
- ぐでんぐでん:東京都目黒区
調べてみると意外と東京でも静岡おでんを食べることができるお店が多く見つかりました!見た目が特徴的で味もとても美味しいので、徐々に静岡おでんを提供するお店が増えているのかもしれませんね!是非一度実際に静岡おでんを食べてみてください!
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まとめ
いかがでしたでしょうか?今回の記事をまとめると、
この記事をまとめると
- 静岡おでんのだし汁は真っ黒
- だし汁は牛すじをベースにして何年もかけて継ぎ足しされている秘伝の出汁
- 黒いはんぺんを使っているのが特徴的
- ネタが串に刺さっているのも特徴的
- 黒いおでんを食べる上で欠かせないのがだし粉と青のり
- 東京でも静岡おでんを提供しているお店が数多くある
今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。
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