にゅうめんとそうめんの違い|うどん、ひやむぎの違いは?漢字は?温かい?

夏になって食欲がなくなってくると、さっぱりと美味しく食べやすいのが「そうめん」です。そうめんと似たような形状のもので「にゅうめん」というものもあります。また、よく似ている「ひやむぎ」という麺も。一体これらの麺はどのように違うものなのでしょうか?

今回はにゅうめんやそうめん、ひやむぎについて以下のような内容で記事をまとめていきます。

  • にゅうめんとそうめんは何が違うのか?
  • にゅうめんはひやむぎやうどんと何が違うのか?
  • にゅうめんの作り方とは?

こんな内容になっています。記事を最後まで読んで頂くことで、にゅうめんやそうめんの違いを徹底的に理解できるはずです。早速記事を読み進めていきましょう。

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にゅうめんとそうめんの違い

まずは、にゅうめんとそうめんの違いを見ていきましょう。結論を先に言っておくと、麺自体は「一緒の物」です。では何が違うのでしょうか?

そうめんとは

そうめんとは、そうめんの麺を茹でて、氷水でしめて麺つゆを付けて食べる日本の料理です。小麦粉と水を原材料にして、何度も引き延ばしながら、細い麺を創り上げています。そのため、そうめん特有のコシがあるのが特徴です。そうめんとは「冷たい麺」だと覚えておきましょう。

にゅうめんとは

一方のにゅうめんとは、「温かいそうめん」です。にゅうめんは奈良県の郷土料理で、秋の終わりごろに奈良県で主に食べられている麺料理。奈良県は手延べそうめん発祥の地とされていて、古くから温かいそうめんである「にゅうめん」を食べる文化が残っているのです。

その奈良県の郷土料理が全国に広がってにゅうめんは有名になりました。

具材の違い

そうめんには通常、ネギや薬味をかけるだけであまり具材は入れません。一方のにゅうめんには「しいたけ」「干しエビ」「ナス」「湯葉」などの具を入れて、まるでうどんのようにして食べるのです。

うどんよりもコシがなく、あっさりと食べられるので、食欲が落ちている時などのカロリー摂取にはぴったりな麺料理だと言えるでしょう。

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うどん・ひやむぎとの違い

小麦粉と水で作る麺料理と言えば「うどん」や「ひやむぎ」もあります。一体これらの麺とそうめんは何が違うのでしょうか?

うどんの特徴

小麦粉と水を原材料にして作られた麺でも、1.7mm以上の太さがある物を「うどん」といいます。うどんは製造過程でコシを出すための工程を加えているので、そうめんやにゅうめんよりも硬いのが特徴です。

ざるうどんのような食べ方もされますし、温かいおつゆで食べることもあります。日本人の国民食と言ってもいいでしょう。

ひやむぎとは?

そして、ひやむぎとは同じように小麦粉と水を原材料にして作られる麺ですが、麺の太さが1.3mm以上、1.7mm未満の物をさします。そのため、そうめんよりは太い見た目をしていますが、うどんよりは細いのがひやむぎの特徴になります。

ひやむぎはそうめんのように、冷水などでしめ、麺つゆを付けて冷たい状態で食べるのが一般的でしょう。

麺の違い

前述した通り、うどん、ひやむぎ、そうめん、にゅうめんは「麺の太さ」が違います。うどん→ひやむぎ→そうめんの順番で段々と細くなっていくので、そのあたりだけ覚えておきましょう。

また、うどんは足で踏んだり、麺棒で延ばしたりしてコシを出して行きますが、そうめんは何度も手延べをすることでコシを出して行きます。なので、作られる製法も異なるのです。

ひやむぎに関しては、現代では殆ど手延べはされていませんが、以前はそうめん同様に手延べされていました。

カロリーの比較

そうめん、ひやむぎ、うどん1人前に含まれるカロリーをまとめてみました。

 そうめん 285kcal
 ひやむぎ 約298kcal
 うどん 約238kcal

うどんの麺が最も太いのでカロリーが最も高いのかと言われると、実は違います。そうめんやひやむぎのほうが、うどんよりも高カロリーなのです。意外とうどんはヘルシーな麺だったのですね。

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にゅうめんの作り方

では最後に、にゅうめんを作る簡単な方法をご紹介していきます。

具材

まずは、醤油やみりんだしの素を使って、温かい出汁を作りましょう。そこに椎茸や干しエビ、ネギなどを加えておきます。出汁の濃さはお好みで変えて良いですが、おすすめなのは関西風の「薄味」に仕上げておくこと。ほそい麺との相性は薄口の方がいいです。

作り方の手順

出汁が出来たら、いよいよそうめんを茹でます。出汁の中でそうめんを茹でてもいいですが、おすすめは別のお鍋で麺だけを茹でる方法。サッとゆでた麺を器に盛り付け、最後に作った出汁をかけて食べましょう。

アレンジ

その他、にゅうめんの本場、奈良で食べられているような「湯葉」などを乗せて食べても美味しいですし、かまぼこなどの練り物を加えて食べてもいいでしょう。色々なアレンジが楽しめます。

まとめ

いかがでしたでしょうか?今回はにゅうめんとそうめん、うどんやひやむぎなどの違いを詳しく解説してきました。最後に記事内容をざっくりとまとめてみたので、見ていきましょう。

この記事をまとめると

  • そうめんは冷たい麺で、にゅうめんは温かい麺
  • そうめんとひやむぎ、うどんは麺の太さが違う
  • にゅうめんは様々な具材を入れてアレンジがしやすい

こんな内容になっていました。あなたも早速そうめんを購入して、温かにゅうめんにチャレンジしてみられてはいかがでしょうか?

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