ナッツアレルギーはココアでも出るの?チョコは?大人になると治るの?

最近ではアーモンドやクルミ、カシューナッツと言ったナッツ類が健康に良いとたくさんのメディアで取り上げられていますよね。私もナッツ類が大好きでいつもお腹がすいた時に食べられるように常備しています。

そんなナッツ類ですが実はここ数年で消費量がかなり多くなるに伴って、ナッツアレルギーというものが問題視されるようになってきたと言われています。ナッツアレルギーと言ってもアーモンドやクルミ、カシューナッツだけではなくピーナッツなどの他の種類のナッツに似た他の豆類やチョコレートなどに含まれているカカオ、ココアにもアレルギー反応が出てしまう人もいます。

今回の記事ではナッツアレルギーとはどのようなものなのか、ナッツアレルギーの中で報告が多いもの、ココアも飲んではいけないのか、気をつけるべき食品について解説していきたいと思います。

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ナッツアレルギーはどんなもので生じる?

最近では健康食品ブームによりナッツの消費量がとても多くなっています。その影響でナッツ類アレルギーというのが日本でもかなり多く発生するようになっているといいます。

食物アレルギーとは?
食物アレルギーとは、特定の食べ物に含まれる「アレルゲン(アレルギーの原因となる物質。 ほとんどはたんぱく質)」に「免疫」機能が過剰に反応してしまい、体にさまざまな症状をおこすものです。

 

人によってどの食品に反応しやすいかが異なり、特に幼少期は食物アレルギーが起きやすいといわれています。 「免疫」はもともと体に害となるものを排除する働きですが、それが過剰に反応してしまうと、逆に体の不調を引き起こしてしまうのです。

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ナッツ類の中でアレルギーの報告が多いものは

ナッツ類の中でアレルギーの報告が多いものはダントツで「ピーナッツ」です。その後にクルミやカシューナッツ、アーモンドの報告も増えているようです。

ナッツは非常に良い健康効果が高いのですが、様々な食品に粉末状になって使われていることもあり、アレルギー症状が出やすい人が気づかずに食べてしまうことが多いので他の食品よりも危険度が高いと言われています。

ナッツアレルギーの症状は比較的重篤

食物アレルギーを引き起こす食品は様々ですがその中でもナッツ及びピーナッツのアレルギーは症状が比較的重く、耐性を獲得しにくいと言われています。耐性を獲得しにくいということは、子供の時に発生してしまったアレルギーの食品が大人になっても食べられるようになりにくいということです。

厳密に言えばピーナッツ(豆類)とアーモンドやカシューナッツなどのナッツ類とは分類上異なるのですが、ピーナッツアレルギーを持つ人はアーモンドやカシューナッツといったナッツ類をたべてもアレルギーを示す報告が多いとされています。

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ナッツアレルギーを引き起こしやすい食品はどれ?

ナッツアレルギーを引き起こしやすい食品は以下のものです。

  • くるみ
  • アーモンド
  • ハシバミ
  • カカオ
  • ココナッツ
  • ピーナッツ
  • ブラジルナッツ
  • カシューナッツ

この中でもカカオは非常に多くの食品に使用されているため、注意しなければならない食材と言えます。

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カカオとココアの違いって?

カカオとココア、似ているように見えるけど違う・・・でもはっきりとした違いがわかりにくいですよね。実はココアとは、カカオ豆から脂肪分を取りだして粉末にしたものをいいます。つまりココアとの関係はほとんど同じということです。製造過程において最初はカカオ豆だったのが、脂肪分を取りのぞいてココアになります。

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ナッツアレルギーの人はカカオ製品に注意

ココアもカカオ製品ですので、ナッツアレルギーでカカオに反応しやすい人はココアを飲むのは避けた方が良いでしょう。またチョコレートなどもカカオマスやココアバターが含まれていますので避けたほうが良いですね。

ココアバターって?

ココアバターとは、カカオ豆の脂肪分のことで全体の40〜50%あり、カカオバターと呼ばれることもあります。カカオをすりつぶしていくとだんだんと脂肪分が溶け出してきます。カカオから脂肪分を取りだしたのが、ココアバター(カカオバター)です。ココアバターの脂肪は飽和脂肪酸といって、消化・吸収がゆっくりと進み、体に吸収されにくいのが特徴です。

ピーナッツほど大きな影響は出にくいとされている

カカオ製品に気をつけた方が良いとお伝えしましたが、症状はそこまで大きくないので気づかないで食べている人も多いといいます。ナッツ類のアレルギーはピーナッツが一番重篤な症状が出やすいのですが、その他の食品の場合は症状がマイルドなことがあります。

必ずナッツ類を食べた後は1時間くらいは体を休めて、体に異常が生じていないか確認をする時間を設けてください。1時間後であっても身体に症状が出てくる可能性がありますので、心配な場合は医療機関に相談するようにしましょう。

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まとめ

いかがでしたでしょうか?今回の記事をまとめると、

この記事をまとめると

  • ここ数年でナッツアレルギーの患者が増えている
  • ナッツアレルギーの中で一番重篤なのはピーナッツ
  • ピーナッツは厳密にはナッツ類ではないが、ミックスナッツとして販売されていることがあるので注意が必要
  • くるみやアーモンドだけでなくカカオやココナッツなどにもアレルギーが出ることがある
  • カカオとココアは同じものなので、ナッツアレルギーを持っている人はカカオ製品を食べる時に注意しよう 

今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。 

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