ぬたと酢味噌の違い|まずい?関西だけ?ぬた味噌の作り方・アレンジは?

居酒屋に行ってたまに目にするのが「ぬた和え」という食べ物です。お酒が好きな方であれば、ぬた和えがお好きな方は多いのではないでしょうか?その「ぬた」とは「酢味噌」と何が違うのでしょうか?今回は、ぬたと酢味噌の違いや、作り方などを以下の内容でまとめていきます。

  • ぬたと酢味噌は何が違うのか?
  • ぬたはどうやって作ればいいのか?
  • ぬたは一般的にどんな食材とよく合うのか?

こんな内容になっています。記事をしっかりと読み込んで頂き、ぬたと酢味噌の違いを徹底理解してしまいましょう。

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ぬたと酢味噌の違い

では、ぬたと酢味噌の違いを見ていきましょう。

ぬたとは?

ぬたとは高知発祥のタレの事です。白みそやゆず酢砂糖などを混ぜ合わせた味噌ベースのタレのことで、「沼田」の泥のようにドロドロとしている事から「ぬた」と呼ばれるようになりました。

甘酸っぱい味噌の味をしているのが特徴で、ブリの刺身を和えたり、分葱、ニラ、イカ、タコ、貝類などを和えたりして食べるのが一般的です。

ぬたと酢味噌の違い

では、ぬたと酢味噌は何が違うのか?結論を言ってしまうと「一緒の物」です。酢味噌の種類の1つにぬたがあると考えるといいでしょう。ぬたの方が味付けを少し工夫してある程度で、広義の意味ではほぼ変わりません。

地方によって違う?

ぬたは地方によっても使われ方が異なります。例えば、

高知県 カツオのたたきなどをぬた和えにする
山口県 クジラの尻尾部分をぬた和えにする
その他の地域 貝類やタコ、イカなどの海産物と分葱などをぬた和えにする

このように、地方によって「和える食材が違う」のがぬたの面白いところです。とはいえ、高知県でもイカやタコ、貝類のぬたは食べますし、山口県でもネギやニラの入ったぬたは食べます。酢味噌を使ったあえ物が「ぬた和え」なんだということを覚えておけば間違いないでしょう。

地域によって、使われる調味料が若干異なるので、味付けにバラツキがあるかもしれません。

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ぬたの作り方

では、実際にぬた和えを作る手順をまとめてみたので、見ていきましょう。

材料

一般的なぬた和えを作る際の材料はこちらです。

  • 白みそ
  • 砂糖
  • 練りからし
  • 分葱
  • 貝類などの魚介類

白みそと砂糖、お酢とからしがあれば誰でも簡単にぬたを作ることが出来るでしょう。ポイントは甘みのある白みそを使うことぐらいです。

作り方(手順)

ぬた和えの簡単な作り方を解説しておきます。

  1. 分葱を食べやすい大きさにカットし、電子レンジで加熱する。火が通ったら粗熱をとっておく
  2. 貝類や魚介類は事前に湯通ししておく(刺身は生のままでOK)
  3. ボウルに白みそと砂糖を入れ混ぜ合わせる
  4. よく混ぜて、滑らかになったところにお酢と練りからしを加える
  5. 最後に具材と混ぜ合わせると完成

こんな感じで、シンプルに酢味噌と食材を和えただけの和え物になります。程よい甘さと味噌の香りがお酒の肴にはピッタリの料理となっています。海産物が沢山取れる地域では、郷土料理として古くから幅広く食べられているはずです。また、味噌が有名な京都や奈良などでもよくふるまわれます。

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ぬたの使い方・アレンジ

ぬたは一般的にどんな使い方をされているのでしょうか?よく合わせられる食材なども一緒にご紹介していきます。

和えものに

ぬたは味噌のままそのまま食べられることは、ほとんどありません。それよりも「ネギ」「ニラ」「分葱」「あさつき」などの野菜や貝類などの魚介類と和えて食べられることが殆どです。

味噌の風味が、食材のうまみを上手に引き立たせてくれるので、酒の肴にしてもいいですし、ご飯のお供にもぴったりです。味噌を使っているので、健康にもいいですし、あっさりした食材を基本的に使っているため、カロリーも控えめでヘルシーな料理です。

ダイエット中の方でもどんどん食べるといいでしょう。

ぬたと合う食材

では、ぬたと併せて食べるのにおすすめの食材をいくつかご紹介しておきます。

  • ネギ
  • 分葱
  • 貝類
  • ブリのおさしみ
  • カツオ
  • イカ、タコ
  • 長いも
  • ワカメ
  • ささみ
  • きゅうり

こんな感じで、かなり多くの食材と相性がいい特徴があります。全国どこでもよく食べられるのは、ネギのぬた和えで、四国を中心によく食べられるのが、ブリやカツオを使ったぬた和えです。ネギだけではうま味が足りないので、貝類などを一緒に加えることも多いです。

前述した通り、山口県の長門地方では、古くからクジラの尻尾を入れたちょっと変わったぬた和えが食べられています。長門地方は、捕鯨が盛んにおこなわれていて、クジラを余すところなく全て食べきるために、ぬた和えが活用されていたのです。

まとめ

いかがでしたでしょうか?今回はぬたと酢味噌は何が違うのか?ということを詳しく解説してきました。ぬたも酢味噌も殆ど同じ物だとお分かりいただけたでしょうか?最後に記事内容をざっくりと振り返っておきます。

この記事をまとめると

  • ぬたは酢味噌に砂糖やからしを加えたもの
  • ぬたにはネギや分葱、ニラ、貝類やイカやタコなどを混ぜ合わせて食べる
  • ぬたの発祥の地は高知県
  • ぬたはその他にも様々な食材と合わせやすい酢味噌

こんな内容になっていました。ぬたはえぐみも強いため、好き嫌いが分かれる食べ物です。もし、気が向いたら自宅で簡単に作れるので、自分好みの味付けのぬたを作ってみてはいかがでしょうか?

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