妊娠中(妊婦)に刺身を食べてしまった!食中毒・赤ちゃんへの影響は?

魚本来の味を楽しめる刺身は、魚好きであればよく食べる人も多いですよね。しかし、刺身は妊娠中は食べない方が良い食品ですが、妊娠初期の段階だと気づかずに食べてしまった!ということもあるかもしれません。

では、妊娠初期に刺身を食べてしまった時はどうすれば良いのでしょうか。また、赤ちゃんへの影響なども気になりますよね。今回は、

  • なぜ妊娠中は刺身は控えた方がいいの?
  • 妊娠中でも食べられる寿司ネタは?
  • 魚介類に含まれる栄養成分と妊婦への効果

以上について詳しく解説しくので、妊娠初期の段階で刺身を食べてしまった時の影響からなぜ刺身を控えた方が良いのかまで知りたい方はぜひ、最後までこちらの記事を読んでくださいね。

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なぜ妊娠中は刺身は控えた方がいいの?

妊娠初期から刺身を食べない方が良いのは、ウイルスが付着して食中毒を起こす可能性があるからです。食中毒を引き起こすと、免疫力の低下などによりお腹の中の赤ちゃんに影響を及ぼす可能性が高いです。

そのため、妊娠中は刺身を食べない方が良いです。また、刺身に付着する主なウイルスはこちらです。

  • 腸炎ビブリオ菌
  • ノロウイルス

ですが、妊娠初期の時点で刺身を食べてしまったという場合であってもご安心ください。少し食べた程度であれば問題ありません。その後は、刺身を食べないように気をつけましょう。

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腸炎ビブリオ菌

生魚には、腸炎ビブリオ菌がいる可能性があります。海水温度が高い時期に活発に動き出すので、海でとれた魚につく可能性があります。潜伏期間は、12時間前後。

腹痛や下痢や発熱、嘔吐などの食中毒の症状がみられます。また、処理があまいと付着した部分から増殖し二次汚染も起こしやすいです。

ノロウイルス

続いて、ノロウイルスです。ノロウイルスは、よくニュースでも耳にする名前ですよね。下痢や胃痛、嘔吐が主な症状です。また、12時間から48時間以内に発症しますよ。

赤ちゃんへの影響

感染自体に、赤ちゃんへの影響はないものもありますが、今回ご紹介した2種類のウイルス以外にも胎盤を通して感染させるものもあります。

感染で引き起こされる症状によって、赤ちゃんに負担がかかります。
食中毒で起きやすい症状はこちらです。

  • 発熱
  • 下痢
  • 嘔吐

こちらの症状に合わせて、場合によっては脱水症状などが合併します。また、症状によっては子宮を収縮させてしまい早産や流産のリスクを高めます。

このように、刺身に限らず生魚には赤ちゃんに影響を及ぼすので、口にするものには気をつけましょう。妊娠初期に食べてしまった場合は、次から気をつけてくださいね。

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妊娠中でも食べられる寿司ネタは?

刺身を使った料理では、お寿司がありますがもちろん妊娠の時は食べない方が良いです。しかし、なかには食べられる寿司ネタもあります。

加熱した魚介類

お寿司といえば、魚ですが先程もご紹介したとおり刺身には菌が付着してる場合があるため、妊娠中は控えた方がよいです。一方で、しっかり加熱された魚介類であれば細菌が死滅しています。

魚には栄養素がたっぷりなので、焼き魚など加熱されたものを食べるとよいです。
しかし、水銀を含んでいる魚もいるため食べるときは気をつけましょう。

魚以外のネタ

魚以外のお寿司ネタでおすすめは、こちらです。

  • 茹でたエビ・イカ・タコ
  • 納豆やかんぴょう巻き
  • 卵焼き
  • ツナマヨ

刺身のような生魚以外のネタは、たくさんあります。お寿司を食べる時は、生魚を避けたものを食べましょう。

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魚介類に含まれる栄養成分と妊婦への効果

栄養

刺身などの魚介類に含まれる栄養成分はこちらです。

  • たんぱく質
  • DHA・EPA
  • カルシウム

魚介類には、妊娠中に必要な栄養素がたっぷりです。また、それぞれの栄養素と妊婦にはどのような効果があるのかも続いてご紹介していきますね。

たんぱく質

一つ目は、タンパク質です。妊娠中は、タンパク質を成人女性の摂取量の+25gほどを摂るのが理想です。タンパク質は、筋肉などの体を作るのに欠かせない大切な栄養素になります。

DHA・EPA

二つ目は、DHA・EPAです。妊娠中はDHAを500mg以上摂ることが推奨されています。DHAは、脳や神経細胞に多く入っているため、健康な体を維持するのに重要な成分ですよ。また、DHAは赤ちゃんの発達にも重要な関わりを持ちます。

カルシウム

三つ目はカルシウムです。妊娠中は1日650mgの摂取が推奨されています。カルシウムは、赤ちゃんの骨を作るのに重要な成分です。

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まとめ

妊娠初期の時に刺身を食べてしまった時でも、次回から食べるのを控えれば問題ありません。

この記事をまとめると

  • 妊娠初期から刺身を控えた方が良いのは、生魚に腸炎ビブリオ菌やノロウイルスが付着してる可能性があり、食べると食中毒を起こすため
  • 妊娠中に食中毒になった時は、子宮を収縮させてしまい早産や流産など赤ちゃんにも危険がある
  • また、ウイルスによっては赤ちゃんに胎盤を通して感染する時もある
  • しかし、本来魚には妊娠中に必要な体を作るためのタンパク質や健康な体を維持するためのDHAが入っている
  • 加熱した魚介類であれば問題ないので、刺身ではなく焼き魚を食べると良い

妊娠初期の時点でも、控えた方が良い食材を知らずに食べてしまった時は、慌てずに次から気をつけましょう。また、どうしても不安が残るのであればお医者さんに相談するのも一つですよ。

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