ヤーコンは妊娠中(妊婦)にもオススメ!ヤーコン茶は妊娠糖尿病予防にも

妊娠中の食事には食べても良いもの・控えた方が良いものがありますが、“ヤーコン”は妊婦さんにもオススメの野菜なんです!そもそもヤーコンとはどんな野菜なのでしょうか?ヤーコンはオススメな理由を、妊娠中に必要な栄養素と共に解説いたします。

  • ヤーコンが妊娠中にオススメな理由
  • ヤーコンが含む主な栄養素とは?
  • 妊娠中でも安全おいしいレシピ
  • ヤーコン茶は妊娠中でも飲める!

これらのテーマについて紹介いたします。

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ヤーコンってどんな野菜?

ヤーコンはアンデス原産のキク科の根菜で、根や茎を食用にする他、葉をヤーコン茶に加工して飲用します。一見するとサツマイモのように見えますが、味やシャキシャキした食感はナシのようです。炒めものや揚げ物、生でサラダに入れたりと様々な調理法で楽しめます。

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ヤーコンは妊娠中にオススメ食材!

ヤーコンは、妊娠中にオススメの食材です!その理由は、らっきょうに含まれる栄養素の“食物繊維”“カリウム“、“カルシウム”があります。

妊娠中の便秘に食物繊維

ヤーコンには食物繊維が豊富に含まれており、便秘解消に効果があります。妊娠中はホルモンバランスの関係で頑固な便秘になりやすく、便秘薬を飲まないとなかなか排便できないことが多いです。妊娠中でも飲める便秘薬には“酸化マグネシウム”などがあり、かかりつけの産科で処方してくれます。

妊娠中の便秘はなかなか手ごわいものですが、その対処法として 「食物繊維の多い食材を摂ること」 があります。

また、食物繊維を摂ることで腹持ちを良くし、妊娠中の体重増加を緩和させる効果もあります。食べづわりなどでつい食べ過ぎてしまい、体重が急増してしまった…!という時は、食物繊維を含むヤーコンを食事に取り入れてみましょう。

妊娠中不足しがちなカルシウム

妊娠中は、カルシウムが不足しやすいと言われています。葉酸のようにサプリで補う必要はありませんが、カルシウムは骨や歯の材料となります。乳製品や小魚・大豆などに含まれる栄養素ですが、ヤーコンにもカルシウムが含まれています◎

カリウムは悪阻(つわり)と関係アリ!

ミネラルの一つであるカリウムは、妊娠すると胎盤や胎児に多く取り込まれるのですが、 体内のカリウム量が減ると、つわりが酷くなる と言われています。

また、カリウムは体内の塩分量を調整して尿と共に排出する働きがあるため、むくみ改善にも効果的です。妊娠後期は特に足や指がむくみやすいので、カリウムを含む食べ物は妊婦さんにオススメなのです◎

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ヤーコンに多く含まれる主な3つの栄養素

ヤーコンはでんぷんが少なく、カロリー控えめでほとんどが水分ですが、カリウムなどのミネラルやそのまま腸まで届く、フラクトオリゴ糖を含んでいます。 

  • カリウム:カリウムは、細胞の水分量及び、体内の水分の排出に関わるミネラルで、細胞の中に主に存在しています。ナトリウムとセットで、体内の水分量を調整し、体内にある過剰な水分の排出を促進させます。むくみや冷え性と言った不調の改善効果があります。
  • フラクトオリゴ糖:フラクトオリゴ糖は、グルコースにフルクトースが2~4個結合した多糖体です。複数結合しているため、虫歯菌で分解されない他、お腹の調子を整えてミネラルの吸収を助ける働きがあります。免疫を改善し、分解されないため血糖値の上昇を防ぐ働きがあります。
  • 食物繊維:食物繊維は、植物の細胞壁を構成する、人間の消化酵素では消化できない成分とされています。食物繊維は、植物しか作り出すことしか出来ず、水に溶けるか溶けないかで種類が分かれます。人間の腸内環境を整える免疫力改善等の働きがあります。
 
 

妊娠中でも安全おいしいヤーコンのおススメレシピ

妊娠中にヤーコンを食べるには、どんなレシピがあるのでしょうか?ヤーコンを使った料理はあまり知られていませんが、妊婦さんでも安心して食べられるオススメのヤーコンレシピをご紹介!栄養たっぷりなので是非お試しください♩

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汁物

ヤーコンと沢山の根菜を入れた豚汁は、食物繊維やほかの野菜に含まれる栄養素も合わせて食べることができるのでオススメです。豚肉も入っているのでタンパク質も摂取できます。味噌にも健康に良い成分が含まれていますので、お腹にも優しく温まり、体に良い栄養素を一度で沢山摂ることができます。

POINT

根菜類をたっぷり入れて妊娠中の便秘解消に!

カレー


誰もが好きな料理メニュー、カレーにヤーコンを入れても美味しいですよ!通常はじゃがいもですが、さといもで代用してみてください。ヤーコンはほくほくなので、カレーによく合うのです。長時間煮ると煮崩れしてしまう可能性もありますので注意してくださいね。同時に他の野菜も食べられるので野菜不足の時にもオススメです。

ヤーコン茶も妊娠中にオススメ

妊娠中はカフェインの摂取はよくないとされ、コーヒーや緑茶などを控えるのが一般的です。少量であればカフェインを含む飲み物を飲んでも問題ありませんが、妊娠初期など安定期前はお腹のことを考えて飲まない人が多いかと思います。

そこでオススメなのが『ヤーコン茶』です!ヤーコン茶はノンカフェインなので、妊婦さんでも安心して飲むことができます。また、ヤーコン茶にはこのような効能があります。

ヤーコン茶の効能
  • 高血圧予防
  • 糖尿病予防
  • コレステロール値を下げる
  • 中性脂肪を抑える

このように、生活習慣病やダイエットに効果があります。妊娠中の病気には『妊娠高血圧症候群』や『妊娠糖尿病』があるため、ヤーコン茶を飲むと予防策として効果を期待することができます。

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妊娠中に食べたい食材・控えたい食材・食べてはいけない食材60選まとめ

妊娠中にどの食材を食べればよいのか?どの食材を控えれば良いのか?というのは非常に気になるところです。代表的な60食材でまとめました。

妊娠中に積極的に摂りたい食材

妊娠中に積極的に摂りたい食材には、どんなものがあるのでしょうか?その食材が含む、妊娠中に摂りたい栄養素とあわせてチェックしてみましょう!

  • 豚肉 …たんぱく質+ビタミンB群
  • 鶏肉 …たんぱく質
  • 牛肉 …たんぱく質+鉄+亜鉛
  • 青魚 …DHA・EPA
  • 鮭       …たんぱく質+ビタミンB6+ビタミンD
  • ぶり …
  • かつお…
  • 白身魚…たんぱく質
  • 貝類 …鉄+亜鉛
  • 桜エビ…カルシウム
  • 卵  …たんぱく質
  • ブロッコリー…葉酸+カリウム
  • 青菜 …葉酸+鉄+カリウム+カルシウム
  • ヨーグルト …たんぱく質+カルシウム
  • 納豆  …葉酸+ビタミンE
  • 大豆(大豆製品) …たんぱく質+鉄+ビタミンE+カルシウム
  • いちご …葉酸
  • アボカド …ビタミンE+カリウム
  • トウモロコシ …葉酸+ビタミンE
  • グリーンアスパラガス …葉酸
  • 枝豆 …葉酸
  • そら豆 …葉酸
  • トマト …カリウム
  • もずく …ミネラル+食物繊維
  • きのこ …食物繊維+ビタミンD
  • 切り干し大根 …食物繊維
  • もち麦 …食物繊維

妊娠前から必要と言われている葉酸やビタミン類、妊娠中に不足しがちな食物繊維やカルシウムなどのミネラル類を補える食材には、上記のようなものがあります。
これらの食材を妊娠中の食事にバランス良く加えることで、ママの体や胎児の発育に良い効果をもたらします。妊娠中は食べ物の嗜好が変化することもありますが、できる範囲で色々な食材を食べるようにしましょう!

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妊娠中に少量に控えたい食材

妊娠中の食事は栄養素のバランスが大切ですが、中には控えておくべき食べ物がいくつかあります。食中毒リスクや、食べると胎盤を通じて胎児に届き、成長に悪影響を及ぼすものなど様々です。妊娠中に控えたい食材について、確認していきましょう。

食中毒や感染症のリスクのあるもの

  • お刺身
  • 生卵
  • ローストビーフ
  • 生ハム
  • ナチュラルチーズ
  • 肉・魚のパテ

メチル水銀を含むもの

  • 金目鯛:1回80gを週に1度まで
  • メカジキ :1回80gを週に1度まで
  • メバチマグロ:1回80gを週に1度まで
  • 本マグロ:1回80gを週に1度まで
  • エッチュウバイ貝:1回80gを週に1度まで
  • くじら:1回80gを週に1度まで
  • きだい:1回80gを週に2度まで
  • インドマグロ:1回80gを週に2度まで
  • マカジキ:1回80gを週に2度まで
  • くろむつ:1回80gを週に2度まで

ヨウ素・ヒ素を含む食べ物

  • 昆布 :1日1回少量
  • ひじき:小鉢2杯程度を週に2度まで

カフェインを含む飲み物

カフェインを含む主な飲み物と、100mlあたりのカフェイン量は下記となります。

  • コーヒー …約60mg
  • 紅茶        …約30mg
  • 緑茶        …約20mg
  • ほうじ茶 …約20mg
  • ウーロン茶 …約20mg
  • ココア    …約10mg

糖分を多く含むお菓子やジュース

糖分を多く含むお菓子や、甘いジュースなども妊娠中には控えたい食べ物です。甘いものを過剰摂取することで、妊娠前は糖尿病を持っていなくても妊娠期間中に糖尿病を発症することがあり、『妊娠糖尿病』と呼ばれています。
より多くの栄養を胎児に与えようとする体の自然な働きと考えられていますが、妊娠糖尿病になると胎児に合併症が出る危険性があります。

ビタミンAを多く含む食べ物(妊娠初期)

“動物性ビタミンA”を妊娠初期に摂取し過ぎると、胎児の形成異常の原因となると言われています。ビタミンAを多く含む食べ物には、下記のようなものがあります。

  • レバー
  • うなぎ
  • あなご

塩分を多く含む食べ物

妊娠中に塩分を過剰摂取すると、『妊娠高血圧症候群』という病気になることもあります。この病気を発症する確率は、妊婦さん20人に対し1人と言われており、妊娠中の食生活が原因で引き起こされます。
妊娠34週(妊娠9ヶ月)未満で引き起こした場合は重症化リスクが高く、胎児発育不全(赤ちゃんが育たない)・常位胎盤早期剥離(赤ちゃんに酸素が届かない)・胎児機能不全(赤ちゃんの状態悪化)となる可能性があります。酷い場合は胎児の命に関わることもあるので、食事には注意が必要なのです。

妊娠中に食べてはいけない食べもの

  • 生肉(ローストビーフ・ユッケ・馬刺し・お刺身・パテなど)
  • アルコール

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まとめ

この記事をまとめると

  • ヤーコンは妊娠中にもオススメの野菜!
  • ヤーコンに含まれる食物繊維:妊娠中の頑固な便秘解消に効果的!
  • ヤーコンに含まれるカリウム:つわり軽減効果&むくみ解消効果あり!
  • ヤーコンに含まれるカルシム:骨や歯を丈夫にする働きがある

ヤーコンは食物繊維やカリウムが多く、妊娠中の食事に取り入れたい野菜の一つです。あまり見かけない食材ではありますが、便秘解消効果もあるので是非食事に取り入れてみてください。

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