妊娠中(妊婦)のおやつにさつまいもはオススメ!量・太らない食べ方は?

妊娠中は食べてはいけない食材がいくつかありますが、“さつまいも”は妊婦さんのおやつにオススメの食品です!どんな栄養成分や効果があるのでしょうか?今回は、

  • さつまいもが妊娠中にオススメな理由
  • 妊娠糖尿病には注意!
  • 妊娠中の糖質量は1日どのくらい?
  • さつまいものダイエット効果

これらのテーマについて紹介いたします。

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さつまいもは妊娠中でも食べられる!

妊娠中でもさつまいもは食べることができます◎![/su_highlight]さつまいもには食物繊維やビタミンC、妊娠初期から必要な葉酸が含まれているので、積極的に摂りたい食材です。

妊娠中の便秘に食物繊維

さつまいもには、不溶性食物繊維と水溶性食物繊維が豊富に含まれています。妊娠中はホルモンバランスの関係で頑固な便秘になりやすく、便秘薬を飲まないとなかなか排便できないことが多いです。妊娠中でも飲める便秘薬には“酸化マグネシウム”などがあり、かかりつけの産科で処方してくれます。

妊娠中の便秘はなかなか手ごわいものですが、その対処法として 「食物繊維の多い食材を摂ること」 があります。

また、食物繊維を摂ることで腹持ちを良くし、妊娠中の体重増加を緩和させる効果もあります。食べづわりなどでつい食べ過ぎてしまい、体重が急増してしまった…!という時は、食物繊維たっぷりのさつまいもを食事に取り入れてみましょう。

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ビタミンCは鉄の吸収をサポート

ビタミンCは美肌効果など美容に効果的な栄養素のイメージがありますが、 妊娠中に必要な鉄分の吸収をサポートし、体の免疫力を高める効果 があります。

妊娠中は妊娠前と比べて免疫力が下がり、食中毒や感染症にかかりやすくなるので、免疫力を上げることはとても良いことなのです◎

MEMO

妊娠中のビタミンC摂取目安量は、1日110mg!

厚生労働省の調査(2020年度)によると、18歳〜49歳の女性に推奨されているビタミンC摂取量は1日100mgです。それが妊娠中となると1日110mg授乳中になると1日145mgが必要な目安量と言われています。

ビタミンCは妊娠中だけに限らず、産後の体にとっても大切な栄養素となっています。

葉酸は妊娠前の2倍以上必要

さつまいもに含まれる葉酸は、ビタミンB群に分類される栄養素の一つで妊娠前から摂取したい栄養素とも言われています。 妊娠初期の活発な細胞分裂のサポートをしたり、DNAの合成など胎児の発育に大きく関係する ためです。

妊娠前の2倍以上の葉酸が必要となるため、サプリでの補給もすすめられています。

食べ過ぎによる妊娠糖尿病に注意

さつまいもには妊婦さんに嬉しい栄養成分が豊富に含まれていますが、糖分も多く含まれているため食べ過ぎには注意が必要です。

妊婦さんが糖分を摂りすぎると、『妊娠糖尿病』になることもあります。妊娠前は糖尿病に全く関係のなかった健康な方でも、妊娠中はなりやすいので注意しましょう。

妊娠糖尿病

「妊娠糖尿病」は妊娠前は糖尿病を持っていなくても、妊娠期間中に糖尿病を発症することがあり、そのことを妊娠糖尿病と呼んでいます。

より多くの栄養を胎児に与えようとする体の自然な働きと考えられていますが、妊娠糖尿病になると、胎児に合併症が出る危険性があります。

妊娠糖尿病による胎児の合併症
  • 新生児低血糖
  • 新生児高ビリルビン血症
  • 低カルシウム血症
  • 呼吸窮迫症候群

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さつまいものダイエット効果と副作用

さつまいもはどっしりとした芋類の一つですが、“食べても太らない”と言われています。美容大国の韓国では、“さつまいもダイエット”があるほどです。さつまいもは低GI食品なので血糖値が上昇しにくく、太りにくい食材とも言えます。

低GI食品とは?

食後の血糖値の上昇を示す指標のこと。GI値が低いほど上昇が緩やかな食品で、太りにくさに繋がる

太らないさつまいもの食べ方

太らないさつまいもの食べ方には、ふかし芋や茹でたさつまいもなど、シンプルなものがオススメです。油を使用せず加熱していて調味料も不使用なので、余分なカロリーや塩分を摂らずに済みます。さつまいもの自然な甘さがあるので食べやすいですよ◎

食べ過ぎによる下痢・腹痛に注意

さつまいもにはビタミン類や鉄・カルシウムが含まれているので、適量であれば健康にも美容にも効果的なものですが、毎日食べ続けると腹痛や便秘・下痢を起こすことがあります

さつまいもは本来体に良い野菜ですが、このような影響が出るのは“食物繊維の摂りすぎ”によるものです。さつまいもの食べ過ぎで腹痛や便秘など消化器系に症状が出る原因は、さつまいもに含まれる水溶性食物繊維の過剰摂取により消化不良を起こすためです。

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妊娠中に食べたい食材・控えたい食材・食べてはいけない食材60選まとめ

妊娠中にどの食材を食べればよいのか?どの食材を控えれば良いのか?というのは非常に気になるところです。代表的な60食材でまとめました。

妊娠中に積極的に摂りたい食材

妊娠中に積極的に摂りたい食材には、どんなものがあるのでしょうか?その食材が含む、妊娠中に摂りたい栄養素とあわせてチェックしてみましょう!

  • 豚肉 …たんぱく質+ビタミンB群
  • 鶏肉 …たんぱく質
  • 牛肉 …たんぱく質+鉄+亜鉛
  • 青魚 …DHA・EPA
  • 鮭       …たんぱく質+ビタミンB6+ビタミンD
  • ぶり …
  • かつお…
  • 白身魚…たんぱく質
  • 貝類 …鉄+亜鉛
  • 桜エビ…カルシウム
  • 卵  …たんぱく質
  • ブロッコリー…葉酸+カリウム
  • 青菜 …葉酸+鉄+カリウム+カルシウム
  • ヨーグルト …たんぱく質+カルシウム
  • 納豆  …葉酸+ビタミンE
  • 大豆(大豆製品) …たんぱく質+鉄+ビタミンE+カルシウム
  • いちご …葉酸
  • アボカド …ビタミンE+カリウム
  • トウモロコシ …葉酸+ビタミンE
  • グリーンアスパラガス …葉酸
  • 枝豆 …葉酸
  • そら豆 …葉酸
  • トマト …カリウム
  • もずく …ミネラル+食物繊維
  • きのこ …食物繊維+ビタミンD
  • 切り干し大根 …食物繊維
  • もち麦 …食物繊維

妊娠前から必要と言われている葉酸やビタミン類、妊娠中に不足しがちな食物繊維やカルシウムなどのミネラル類を補える食材には、上記のようなものがあります。
これらの食材を妊娠中の食事にバランス良く加えることで、ママの体や胎児の発育に良い効果をもたらします。妊娠中は食べ物の嗜好が変化することもありますが、できる範囲で色々な食材を食べるようにしましょう!

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妊娠中に少量に控えたい食材

妊娠中の食事は栄養素のバランスが大切ですが、中には控えておくべき食べ物がいくつかあります。食中毒リスクや、食べると胎盤を通じて胎児に届き、成長に悪影響を及ぼすものなど様々です。妊娠中に控えたい食材について、確認していきましょう。

食中毒や感染症のリスクのあるもの

  • お刺身
  • 生卵
  • ローストビーフ
  • 生ハム
  • ナチュラルチーズ
  • 肉・魚のパテ

メチル水銀を含むもの

  • 金目鯛:1回80gを週に1度まで
  • メカジキ :1回80gを週に1度まで
  • メバチマグロ:1回80gを週に1度まで
  • 本マグロ:1回80gを週に1度まで
  • エッチュウバイ貝:1回80gを週に1度まで
  • くじら:1回80gを週に1度まで
  • きだい:1回80gを週に2度まで
  • インドマグロ:1回80gを週に2度まで
  • マカジキ:1回80gを週に2度まで
  • くろむつ:1回80gを週に2度まで

ヨウ素・ヒ素を含む食べ物

  • 昆布 :1日1回少量
  • ひじき:小鉢2杯程度を週に2度まで

カフェインを含む飲み物

カフェインを含む主な飲み物と、100mlあたりのカフェイン量は下記となります。

  • コーヒー …約60mg
  • 紅茶        …約30mg
  • 緑茶        …約20mg
  • ほうじ茶 …約20mg
  • ウーロン茶 …約20mg
  • ココア    …約10mg

糖分を多く含むお菓子やジュース

糖分を多く含むお菓子や、甘いジュースなども妊娠中には控えたい食べ物です。甘いものを過剰摂取することで、妊娠前は糖尿病を持っていなくても妊娠期間中に糖尿病を発症することがあり、『妊娠糖尿病』と呼ばれています。
より多くの栄養を胎児に与えようとする体の自然な働きと考えられていますが、妊娠糖尿病になると胎児に合併症が出る危険性があります。

ビタミンAを多く含む食べ物(妊娠初期)

“動物性ビタミンA”を妊娠初期に摂取し過ぎると、胎児の形成異常の原因となると言われています。ビタミンAを多く含む食べ物には、下記のようなものがあります。

  • レバー
  • うなぎ
  • あなご

塩分を多く含む食べ物

妊娠中に塩分を過剰摂取すると、『妊娠高血圧症候群』という病気になることもあります。この病気を発症する確率は、妊婦さん20人に対し1人と言われており、妊娠中の食生活が原因で引き起こされます。
妊娠34週(妊娠9ヶ月)未満で引き起こした場合は重症化リスクが高く、胎児発育不全(赤ちゃんが育たない)・常位胎盤早期剥離(赤ちゃんに酸素が届かない)・胎児機能不全(赤ちゃんの状態悪化)となる可能性があります。酷い場合は胎児の命に関わることもあるので、食事には注意が必要なのです。

妊娠中に食べてはいけない食べもの

  • 生肉(ローストビーフ・ユッケ・馬刺し・お刺身・パテなど)
  • アルコール

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まとめ

この記事をまとめると

  • さつまいもは妊娠中のおやつにオススメ
  • 葉酸→胎児の奇形リスクを減らす
  • 食物繊維→妊娠中になりやすい便秘解消に
  • ビタミンC→鉄分の吸収をサポートする
  • 妊娠中には①妊娠糖尿病②肥満にも注意!

妊娠中は何かと食べ物に気をつける必要がありますが、さつまいもは妊娠中のマイナートラブルである便秘を解消する効果もあるので、是非進んで食事に取り入れてみてくださいね♩

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