妊娠中の食事には控えた方が良いものがありますが、マルゲリータピザは食べても大丈夫なのでしょうか?チーズは種類によってNGなものがありますが、マルゲリータに使われているモッツァレラは食べられるのでしょうか?今回は、
- 妊娠中でもマルゲリータは食べられる?
- モッツァレラチーズは妊婦さんOK?
- 妊婦さんが控えた方が良いチーズは?
これらのテーマについて紹介いたします。
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目次
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マルゲリータとは?
マルゲリータはピザの種類の一つで、ナポリピザの代表的なものです。味はトマトベースに、モッツァレラチーズをのせるのが定番の組み合わせです。
マルゲリータが誕生したのは、1889年のことです。『マルゲリータ(Margherita)』という名前は、イタリア王ウンベルトⅠ世の王妃が由来と言われています。
なぜバジルを使う?
マルゲリータはトマトソースとモッツァレラチーズに加え、バジルの葉をのせます。バジルは香りがよく、焼いた後・食べる直前にのせることでフレッシュな状態で食べることができます。
“なぜマルゲリータにバジルをのせる?”という疑問についてですが、マルゲリータ王妃がバジルの緑色、モッツァレラチーズの白、トマトソースの赤をイタリアの国旗に見立てたためと言われています。
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妊娠中でもマルゲリータは食べられる?
妊娠中の食事には何かと気を使いますが、マルゲリータピザは妊婦さんでも食べることができます◎ カロリーが高いので食べ過ぎはNGですが、基本的に食べてはいけない料理ではありません。
妊婦さんがピザを食べるにあたり気になるのがサラミなどの加工肉や、モッツァレラチーズだと思います。それぞれの影響やについて、確認してみましょう。
モッツァレラチーズは妊娠中に食べても大丈夫?
モッツァレラチーズは、製造方法によっては妊娠中に食べるのを控えた方が良いチーズとなっています。控えた方が良い理由としては、 殺菌処理されていない場合『リステリア菌』による食中毒となる可能性がある ためです。
日本製のモッツァレラチーズは、製造過程で殺菌処理されているのでリステリア菌に関しては安全なのですが、外国産のものは未殺菌乳を使用しているものがあるので注意しましょう。
しかし、ピザを焼き上げる際に加熱されているので、モッツァレラチーズでも食べることができます。そのまま食べるのは商品によって控えた方が良いものの、ピザの場合は加熱されるので安全です。
リステリア菌の危険性
万が一妊娠中にリステリア菌を食べてしまうと、胎盤や胎児に菌が伝わり発育に影響が出たり流産する可能性があります。
また、食中毒を起こした場合、繰り返す下痢によって子宮収縮を起こし、早産や流産リスクが上がる原因となります。妊娠中は飲めない薬もあるため、適切な治療が受けられない場合もあるので注意しましょう。
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妊娠中に食べられるチーズ・控えたいチーズ
妊婦さんでも安心して食べられるチーズ・控えたいチーズには、それぞれどんな種類があるのでしょうか?
妊婦さんが控えたいチーズ
妊娠中に食べるのを控えた方が良いチーズは、非加熱の『ナチュラルチーズ』と呼ばれる種類です。これらのチーズには、リステリア菌やトキソプラズマ菌が付着している可能性があります。
トキソプラズマ菌は胎児が『先天性トキソプラズマ症』となり、先天性障害や流産を起こすリスクがあります。
加熱処理していない乳酸菌が生きているチーズのこと
- ゴルゴンゾーラ
- モッツァレラ
- クリームチーズ
- チェダー
- カマンベール
これらのチーズは未加熱のものが多く、殺菌処理が行われていないので食中毒に注意する必要があります。 特に海外製のチーズは未殺菌乳を使用したものがあるので、そのまま食べるのは控えた方が安全 です。
加熱すれば菌はなくなるので、上記のチーズでも食べることはできます。また、ピザ用チーズの原料として使用されていても、国内製のチーズはほとんどが加熱処理されているので危険性はありません◎
妊婦さんが食べられるチーズ
妊娠中でも、加工段階で加熱処理・殺菌処理されたチーズであれば安全なので食べることができます。『控えた方が良いチーズ』で挙げたチーズ以外がその対象です。
- プロセスチーズ
- さけるチーズ
- 6Pチーズなど
国内製のチーズであれば、そのほとんどは安心して食べることができます。
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妊娠中に食べたい食材・控えたい食材・食べてはいけない食材60選まとめ
妊娠中にどの食材を食べればよいのか?どの食材を控えれば良いのか?というのは非常に気になるところです。代表的な60食材でまとめました。
妊娠中に積極的に摂りたい食材
妊娠中に積極的に摂りたい食材には、どんなものがあるのでしょうか?その食材が含む、妊娠中に摂りたい栄養素とあわせてチェックしてみましょう!
- 豚肉 …たんぱく質+ビタミンB群
- 鶏肉 …たんぱく質
- 牛肉 …たんぱく質+鉄+亜鉛
- 青魚 …DHA・EPA
- 鮭 …たんぱく質+ビタミンB6+ビタミンD
- ぶり …鉄
- かつお…鉄
- 白身魚…たんぱく質
- 貝類 …鉄+亜鉛
- 桜エビ…カルシウム
- 卵 …たんぱく質
- ブロッコリー…葉酸+カリウム
- 青菜 …葉酸+鉄+カリウム+カルシウム
- ヨーグルト …たんぱく質+カルシウム
- 納豆 …葉酸+ビタミンE
- 大豆(大豆製品) …たんぱく質+鉄+ビタミンE+カルシウム
- いちご …葉酸
- アボカド …ビタミンE+カリウム
- トウモロコシ …葉酸+ビタミンE
- グリーンアスパラガス …葉酸
- 枝豆 …葉酸
- そら豆 …葉酸
- トマト …カリウム
- もずく …ミネラル+食物繊維
- きのこ …食物繊維+ビタミンD
- 切り干し大根 …食物繊維
- もち麦 …食物繊維
妊娠前から必要と言われている葉酸やビタミン類、妊娠中に不足しがちな食物繊維やカルシウムなどのミネラル類を補える食材には、上記のようなものがあります。
これらの食材を妊娠中の食事にバランス良く加えることで、ママの体や胎児の発育に良い効果をもたらします。妊娠中は食べ物の嗜好が変化することもありますが、できる範囲で色々な食材を食べるようにしましょう!
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妊娠中に少量に控えたい食材
妊娠中の食事は栄養素のバランスが大切ですが、中には控えておくべき食べ物がいくつかあります。食中毒リスクや、食べると胎盤を通じて胎児に届き、成長に悪影響を及ぼすものなど様々です。妊娠中に控えたい食材について、確認していきましょう。
食中毒や感染症のリスクのあるもの
- お刺身
- 生卵
- ローストビーフ
- 生ハム
- ナチュラルチーズ
- 肉・魚のパテ
メチル水銀を含むもの
- 金目鯛:1回80gを週に1度まで
- メカジキ :1回80gを週に1度まで
- メバチマグロ:1回80gを週に1度まで
- 本マグロ:1回80gを週に1度まで
- エッチュウバイ貝:1回80gを週に1度まで
- くじら:1回80gを週に1度まで
- きだい:1回80gを週に2度まで
- インドマグロ:1回80gを週に2度まで
- マカジキ:1回80gを週に2度まで
- くろむつ:1回80gを週に2度まで
ヨウ素・ヒ素を含む食べ物
- 昆布 :1日1回少量
- ひじき:小鉢2杯程度を週に2度まで
カフェインを含む飲み物
カフェインを含む主な飲み物と、100mlあたりのカフェイン量は下記となります。
- コーヒー …約60mg
- 紅茶 …約30mg
- 緑茶 …約20mg
- ほうじ茶 …約20mg
- ウーロン茶 …約20mg
- ココア …約10mg
糖分を多く含むお菓子やジュース
糖分を多く含むお菓子や、甘いジュースなども妊娠中には控えたい食べ物です。甘いものを過剰摂取することで、妊娠前は糖尿病を持っていなくても妊娠期間中に糖尿病を発症することがあり、『妊娠糖尿病』と呼ばれています。
より多くの栄養を胎児に与えようとする体の自然な働きと考えられていますが、妊娠糖尿病になると胎児に合併症が出る危険性があります。
ビタミンAを多く含む食べ物(妊娠初期)
“動物性ビタミンA”を妊娠初期に摂取し過ぎると、胎児の形成異常の原因となると言われています。ビタミンAを多く含む食べ物には、下記のようなものがあります。
- レバー
- うなぎ
- あなご
塩分を多く含む食べ物
妊娠中に塩分を過剰摂取すると、『妊娠高血圧症候群』という病気になることもあります。この病気を発症する確率は、妊婦さん20人に対し1人と言われており、妊娠中の食生活が原因で引き起こされます。
妊娠34週(妊娠9ヶ月)未満で引き起こした場合は重症化リスクが高く、胎児発育不全(赤ちゃんが育たない)・常位胎盤早期剥離(赤ちゃんに酸素が届かない)・胎児機能不全(赤ちゃんの状態悪化)となる可能性があります。酷い場合は胎児の命に関わることもあるので、食事には注意が必要なのです。
妊娠中に食べてはいけない食べもの
- 生肉(ローストビーフ・ユッケ・馬刺し・お刺身・パテなど)
- アルコール
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まとめ
この記事をまとめると
- マルゲリータは妊娠中でも食べることができる
- モッツァレラチーズは妊娠中は控えた方が良い
- ピザの場合は加熱されているので安全
妊娠中でもマルゲリータが食べたくなることがありますが、加熱処理されたモッツァレラチーズは食べることができます。種類によってチーズは食べられるものとそうでないものがあるので、チェックしてみましょう。
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